「ヒーリング映像」「ブルーの天井」「非常停止ボタンの練習」…人身事故多発の新小岩駅がさまざまな対策に乗り出す

考えさせられます。
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 今年に入ってからすでに4件目の人身事故が起きている「JR新小岩駅」。2011年から数えても27件と他の駅に比べ、高い件数になっている。そんな同駅では、構内にさまざまな工夫をこらして対策に乗り出しているのだ。

 かわいらしいねこたちが映し出されているモニター。これを見て癒されて欲しいというのが意図なのだろうか。

 このほかにもイルカや風景などの、心が安らぐような映像が流れている。

 そしてこちらは非常停止ボタンの押し方を練習するパネル。普段なかなか使用する機会のないものだが、乗客がこれで練習することでいざと言う時に押せるようにと配慮したものかもしれない。

 それ以外にもブルーの光が差し込む天井や、東京自殺防止センターの看板、自殺防止ティッシュの配布など数々の対応が進められているようだ。

 なお、同駅ではホームドア(ホームの線路に面する部分に設置される可動式の開口部)の導入の検討も進めているという。

 これらの対策が悲しい事件を失くすきっかけになることを祈りたい。