内閣官房の「忙しくてもキャラ弁」ツイートが物議を醸す 「母親にプレッシャーがかかる」の声
内閣官房の公式Twitterアカウントが投稿した、政府の「輝く女性応援会議」が運営するブログの紹介ツイートが大きな波紋を呼んでいる。
【女性応援ブログ】朝起きるのが辛い日も作るのが億劫な日もある。それでもmomoさんが毎日早起きをしてキャラ弁を作れる理由とは?⇒ http://t.co/jyHOgHRrR6(アメブロへリンク) http://t.co/JBB7n0QHmq
— 内閣官房 (@Naikakukanbo) 2015年5月18日
【女性応援ブログ】として紹介された記事内では、キャラ弁講師として働く岩田恵子さんが、毎日早起きをしてキャラ弁を作る理由について書かれている。
@Naikakukanbo @MofaJapan_ITPR なぜ、この記事を内閣官房がTweetして外務省がリツイするのか意味がわかりません。この女性のやられていることを否定はしませんが、内閣かんぼや外務省が紹介がすることで多くの母親に多大なプレッシャーがかかります
— おまんじゅう (@mintg_reen) 2015年5月18日
.@Naikakukanbo 現政権は国民にプレッシャーをかけるのが本当に好きだねえ...。朝起きるのが辛い日も、疲れて億劫な日も、子どものために手の込んだ弁当を作れと?そういう事を政府が言っちゃうんだ?余計なお世話だし、マジで気持ち悪いから止めた方が良いよ。呆れるわ。
— Dai Yoshida (@dztp) 2015年5月19日
@Naikakukanbo これで「女性を応援」などと豪語する意味が分かりません。会社の事務員やりながら新聞配達やスーパーの早朝品出しバイトでダブルワークしているシングルマザー(キャラ弁料理家さんの何千倍もの人数が昔から日本国内に存在します)がこんなお弁当作る時間はありません。
— ライジ💙💛🍉 (@lije_bailey) 2015年5月19日
@Naikakukanbo はじめまして。恐れ入りますがこのツイートは女性を応援するには不適切かと存じます。子どもが多い生真面目な女性なら、一つの体と限られた時間で、毎日何個もこれを作らないとならないという圧力を感じる事でしょう。内閣官房さんは少子化を進めたいのですか?
— 全てで、宝箱 (@donoyounisuruka) 2015年5月19日
@Naikakukanbo これで「働く女性応援ブログ」って…。全然応援されてる気がしません。何を言いたいのですか? 作りたい人やその余裕がある人は作るし、そうじゃない人は作らないというだけの話じゃないですか? それより子どもと話をしたり遊ぶほうが私にとってはずっと大切です。
— ダーヨシ (@da_ysd) 2015年5月19日
しかしこの投稿に対し、上記のように「この内容のどこが女性応援なのか」などのリプライが相次いで投稿されているのだ。
@ReAct_ouka @bono_kichi @Naikakukanbo この人これでお金もらってますやん。これが仕事ですやん。そりゃ、億劫な日も仕事はしないと駄目ですよ。働くお母さんを後ろから撃つようなことして楽しいんですかね。
— のら (@NikolaTesla05) 2015年5月19日
@NikolaTesla05 「専業主婦がキャラ弁作ってブログに上げてたら評判になり、それが仕事になった!」って話に励まされるのは多分「働くお母さん」じゃないですね。
— ぼのきち (@bono_kichi) 2015年5月19日
またこちらの岩田さんは、キャラ弁を作ることが仕事であるため、一般企業に勤める女性とは少し違うのでは? という意見もあった。
@Naikakukanbo 女性の社会進出のウラには、男性の家庭進出というサポートがあるんですよ。お弁当を作るのはお父さんの役目のお宅だってあります。
「お父さん、残業で疲れてだろうけど、朝もっと早く起きて子どもにキャラ弁作ってあげなきゃダメだってさ!」
— 【閉店しました】MIMI-C♡ティモテ♡ミミッテンマイヤー@チームおかんポケGO部 (@MIMIC_CHILL) 2015年5月20日
@dztp @Naikakukanbo
全く同感。「働く女性」がなぜ朝が辛い日も億劫な日も無理してキャラ弁なんぞ作らなきゃならないのよ。父親が作れば良いのでは?全然「応援」してませんよコレ。内閣官房がこんな調子だから、少子化に歯止めがかからないのだと、気付こうよいい加減。
— アマノウズメ (@a_uzume) 2015年5月19日
さらには、「お弁当は父親の役目でも良いのでは?」という考えも見られる。
「手軽にできる」「作業の効率がよい」「それでいて美味しい」「栄養のバランスがとれている」等のお弁当レシピを書いてるブログを内閣官房は紹介すべきだよね。
— 伊藤 剛 (@GoITO) 2015年5月20日
内閣官房、「女性応援」アピールするなら
「弁当作るのが億劫な日はコンビニのサンドイッチ詰めちゃえ〜!」
くらいのこと言ってほしい。
— 瀧波ユカリ (@takinamiyukari) 2015年5月19日
@Naikakukanbo お弁当を毎日作るのもよし、家事を外注して時間のやりくりするのもよし、異なるライフスタイル、価値観が共存し、女性がいろいろな形で輝ける社会になるよう応援してほしいです。よろしくお願いいたします。(^-^)
— Mari__ Iwa __#StayStrong (@Mari5HK) 2015年5月19日
実際に家庭を支える女性側からしてみれば、手間をかけないお弁当作りのヒントや、柔軟性のある家事のやり方などの情報が求められているのかもしれない。
さて、あなたはこの「女性応援」について、いったいどのような感想を持っただろうか?