「排泄物の写真は診断の補助になります」 動物病院が飼い主に向けてツイート
現在、Twitter上では動物を飼っている人は覚えておきたい投稿が話題になっている。
最近、飼主さんが、犬猫の症状の動画や排泄物の写真を撮って診察にいらっしゃる方が多くなりました。実はこれは大変診断の補助になります。飼い主さんが多く間違えてしまう症状は咳やくしゃみといった呼吸器症状と嘔吐などの消化器症状です。またてんかんなどの発作と、心臓の発作です。
— 藤井動物病院FVMC(WBC動物病院グループ) (@FujiiACC) 2015年9月20日
投稿者は神奈川県横浜市にある「藤井動物病院」の公式アカウント。
飼い主が間違えやすいのは、消化器症状や心臓の発作とのこと。それについて、同アカウントは、「犬猫の症状が分かる動画や排泄物の写真は診断の補助になる」と述べている。
犬猫が寝起きで、足を引きずったり、頭を上下させて歩く事はないでしょうか?少し歩いたら、治ってしまうので、気にしない事がありますが、これらは老齢性疾患や慢性の関節炎の可能性があります。早めの診断で、将来が変わってしまう疾患の一つです。徐々に悪くなる様なら受診を急いで下さいね。
— 藤井動物病院FVMC(WBC動物病院グループ) (@FujiiACC) 2015年9月19日
犬猫に体表のしこりには注意して下さい。分泌腺や脂肪がたまった良性のものから悪性腫瘍まで様々です。どんなしこりであっても、細胞診という簡単な検査をしましょう。飼主さんは1年以上前からあるからとか、触っても痛がらないからと言う理由で腫瘍を見逃してしまっていることが多いです。
— 藤井動物病院FVMC(WBC動物病院グループ) (@FujiiACC) 2015年9月16日
犬猫は血便をする事は多いですが、大腸の癌は多くありません。排便時に、血便や下血があると、つい悪い事を想像しがちですが、大抵は大腸の粘膜からの出血です。しかしミニチュアダックスでは大腸ポリープが多く、洋猫では出血性の大腸炎が多く見かけます。大便は正常でも血が周りに付く時は診察を。
— 藤井動物病院FVMC(WBC動物病院グループ) (@FujiiACC) 2015年9月15日
また同アカウントからは、動物を飼っている人にとって、いざという時に役立ちそうな情報が発信されている。
万が一に備えて、この機会にフォローしておくのもいいかもしれない。