日本人オタク系クリエイターが海外に行かない理由って? 的確すぎる説明が話題に
アニメやマンガをはじめとする日本のオタク文化は、海外でも人気を獲得している。
そこにビジネスチャンスを見い出し、日本人クリエイターに声がかかることもあるようだ。
海外でデザイン関係のコーディネーターやってる友人が「日本のクリエイター(主におたく方面)はどんな好条件で誘ってもなかなかこっちで仕事しようとしてくれない。言語の壁は完璧にサポートする。待遇もいい。なによりすごくリスペクトされるのに。なぜだ。」って悩んでるんだけど(続く)
— 月渡ねこ(おっさん) (@tukiwatari) 2016年3月9日
投稿者によれば、海外でデザイン関係職として働く友人から「なぜか日本の“オタク系クリエイター”は海外で仕事をしたがらない」と悩みを打ち明けられたとのこと。言語サポートや待遇は申し分ないというが、いったいなぜなのだろうか…?
(承前)日本のオタク系クリエイターと呼ばれる方々は近所のファミマとか、通ってるラーメン屋とか、Skypeで通話しながら遊べる友人とか、声優イベントやってくれるグッズショップとか、フラゲで新刊漫画が買える本屋とか、ニチアサキッズタイムの実況とか、そういう環境に重心を置いて(続く)
— 月渡ねこ(おっさん) (@tukiwatari) 2016年3月9日
(承前)そこからあれこれ創出してる気がするので、そういった事情を説明して「油田は動かせないんだ。つまりヨーロッパが来い」という旨を伝えたら「我々はまた東へ行くのかファッキン」的に嘆いていたので世はまさに大航海時代。
— 月渡ねこ(おっさん) (@tukiwatari) 2016年3月9日
その悩みを受けて、投稿者は「日本のオタク系クリエイターたちは、オタク文化が根づいた日本ならではの環境に重きを置いている。そして、それが新しいものを生み出す源になっているためではないか」と分析する。
さらに、創造の源泉となる日本の環境を「油田」にたとえ、「油田は動かせないんだ。つまりヨーロッパが来い(原文ママ)」と伝えたという。非常に秀逸な返し…!
わかる気がする
活動圏内にいろんな意味での燃料あって
初めて作品制作できるというか>RT
— わし (@washinikoniko) 2016年3月10日
そりゃ、自分の中の情報を常に更新し続けるだけの環境にないと、オタク系クリエイターは速攻でドン詰まるし。漫画の神様だっていいものをたくさん出力するにはいいものたくさん頭の中に入力しろ的なこと言ってるしね。 https://t.co/TEKFcyq93Q
— リッド(川嶋信慶)@工房ブレインズ代表 (@brains_rid) 2016年3月11日
日本人のオタクにとって国内の環境がオタクするにはベスト過ぎる環境過ぎるんだよ
海外出たらコンビニ手軽にいけねぇ菓子は好みのものが少ねぇニチアサキッズタイムはないわアニメショップなんてものもないしオタクの町すら近くにない
こんなん地獄以外の何物でもない
— Re: わすび (@wasabisaman) 2016年3月10日
これに対し、そのほかのユーザーからも、日本がオタク関連カルチャーをインプットするのに最高の環境だという意見が寄せられている。
文化は土地に根づくもの。クリエイターが海外に移り住めば、オタク文化の発信地が変わる…という単純な話にはならないようだ。