ボードゲームってすごくおもしろいのに、そのおもしろさを伝えるのってめちゃめちゃ難しくない!?

体を張って伝えます。
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こんにちは。ヨッピーです。

突然ですが、みなさんは「ボードゲーム」をやったことがありますか?

 

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ボードゲームはこんな風にカードを並べたりサイコロを振ったりします。

わかりやすいところだと「人生ゲーム」なんかもボードゲームに含まれるのですが、運の要素の強い「人生ゲーム」と違って、最近流行りのボードゲームはかなり頭を使うものが少なくありません。駆け引きをしたり他人をあおりまくったりして争うので、“大人のゲーム”などとも呼ばれております。

 

そんなボードゲームが僕は大好きで、友だちで集まって「カタン」や「街コロ」「髑髏と薔薇」「ブラフ」「ニムト」なんかをしょっちゅうやっていますが、ボードゲームには一つだけ大きな問題があるんですよ。

それが…、

 

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ボードゲームのおもしろさ、他人に伝えづらい問題です!!

たとえば、「人狼」というゲームのおもしろさを、経験者の友人Aと友人Bが未経験者の友人Cに伝えると…

 

友人A「いやー、『人狼』マジおもしろいわwwwwww」

友人B「そうそう。友人Cも『人狼』マジやるべきだってwwww」

友人A「昨日なんて、Bが人狼で預言者騙りに成功したのに、相方の人狼に黒出ししちゃってそのままチーム崩壊wwwww」

友人B「そうそうwwwwあれはツいてなかったわwwwwwマジ笑ったwww」

友人C「は? 日本語で話せや

 

みたいな現象がしょっちゅう起こります。その要因として、次のようなことが挙げられます。

 

●ゲームごとにルールが違うのでややこしい

●専門用語が多い

●絵ヅラが地味

 

要するに「やってみないとそのおもしろさがわからない」というのが、ボードゲームが日本でイマイチ普及し切らない原因ではないでしょうか? 今回は、そこら辺をなんとかして、ボードゲームの魅力をお伝えすることで、読者のみなさんにも「やってみようかなぁ」と思っていただきたい!

ボードゲーム、本当におもしろいんだって~~!

 

ボードゲームのおもしろさを伝えるために集まった参加者の紹介

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エントリーNo.1:ヨッピー

ライターとして活動するプロ無職。好きなゲームは「カタンの開拓者たち」「街コロ」。最近は月イチくらいのペースでライター仲間と集まり、夜な夜なあおり合いをしまくるという不毛な生活を送っている。

 

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エントリーNo.2:犬山紙子さん

テレビ情報番組「スッキリ!!」のコメンテーターを務めるなど、人気の女性コラムニスト。好きなゲームは「モダンアート」「パンデミック」。ヨッピーと同じく仲間を集めて定期的にボードゲーム会を主催。ゲームが白熱するとビックリするくらいに口が悪くなる

 

エントリーNo.3:白坂翔さん

ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFÉ(ジェリー ジェリー カフェ)」オーナー。「人狼」が好きすぎて「株式会社人狼」を立ち上げてしまった頭がだいぶアレな人。その肩書から考えても、ボードゲームの経験は今回の出場者の中では一番多いはずだが、いつも「意外と弱い」「ショボい」「思慮が浅い」などとヨッピーにあおられまくっている。

 

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エントリーNo.4:熊本愛華さん

某IT企業勤務。ボードゲームはまったくの未経験。今回は、この熊本さんにおもしろさを伝えることを念頭に進めていきたい。

 

とりあえずやってみよう

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やったことない人にボードゲームのおもしろさを伝えるのってめっちゃ難しくないですか?

わかる。『どういうゲーム?』って聞かれてルール説明から入ると、だいたいみんなパニックを起こす。

やりながら説明すれば、意外と簡単に覚えられるんですけどね。

とりあえず、熊本さんを除いた経験者3人で説明しながらやってみましょうか。

 

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たとえば、今からやる『人狼』というのは、ものすごくザックリ言うと、“人狼”という悪いやつを探す推理ゲームなんですよ。まずは、この“村人”や“人狼”と書いてあるカードを全員に配り、役職を決めます。

 

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これで準備完了!

そしてカードが配られたら自分のカードが“村人”なのか“人狼”なのかを、ほかの人に見られないように確認しましょう。

ちなみに、見ている人にだけわかるように今の状況を説明すると…、

 

犬山 → 村人
白坂 → 村人
ヨッピー → 人狼

 

こんな感じで割り振られております。

つまり、僕はみんなに嘘をついて“村人”のフリをして、自分が“人狼”であることを見破られないようにしないといけません。そして“村人”はあおり合いを含めて議論して、怪しいやつをあぶり出します。そして、全員の多数決で1人を処刑! ちゃんと“人狼”を見抜いたら“村人”の勝利です。

あ、もう1人の参加者を紹介しておきますね。

 

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芙羽 忍(ふわ しのぶ)さん

会社経営と二束のワラジを履く女流緊縛師。著書『緊縛男子』の増刷が決定するなど好評発売中!

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え? なんで緊縛師さんが…?

「人狼」ゲームには、怪しまれた人を処刑する“吊り”っていうシステムがあるじゃないですか。だから今回は処刑された人をマジで吊るしていただきます

※編集部注
今回の企画では、安全を考慮してプロの緊縛師さんが吊っています。通常の「人狼」では絶対にマネをしないでください。

えーーー! ちなみに、あの人は?

 

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この方は劔樹人(つるぎ みきと)さん。犬山紙子さんの旦那さんです。バンド「神聖かまってちゃん」のマネージャーを務めるなど偉い人なのですが、犬山さんが妊娠されたということで、今回は母体に影響が出ないよう、犬山さんが負けるとこの人が代理で吊られます。かわいそう

大丈夫大丈夫、怯えた顔しなくて! 絶対私が勝って吊らせないから! 任せとけ!

なんでこんなことに。

いや、実際に人を吊るし上げたら絵ヅラが地味っていうボードゲームの問題点が解消できるかと思って…。

 

そんなわけで、もう一度おさらい! 配られたカードはこんな感じになっております!

 

犬山 → 村人
白坂 → 村人
ヨッピー → 人狼

 

それでは、ゲームスタート~!

 

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ヨッピー、今自分のカード見て一瞬笑ったよね? 怪しくない?

 

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え? 笑いました?

ほら! 笑ってるじゃん! 怪しいって!

いや、そんなわけないでしょ。僕は“村人”だし、『人狼』ゲームなんて散々やってるから、もし僕が“人狼”ならさすがにそんなに簡単にシッポをつかませないですよ! そもそも、いきなり僕にそうやって押し付けに来た犬山さんのほうが怪しいのでは?

 

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いや、これは典型的な方向転換ですね。犬山さんにかぶせに来てますよ。

 

おい若造…! 言うとくけどワシはライターやからのぅ…。なんならお前が経営しとるボードゲームカフェがボッタクリ店だった、みたいな記事を書いてもええんやぞ…? そしたらワシのフォロワーさんたちが黙っとらんで?

うわー、脅しに来てる! 最低だな! 絶対この人が“人狼”ですよ!

ちょっと! でも、マジで僕が吊られても何もおもしろくないじゃん! せっかく犬山さんの旦那さんを呼んだんだし、犬山さんを吊らないと!

え~何それ! やり口がずるくない!? お前、マジで終わってるなー!

 

 ~中略~

 

などなど、議論してある程度意見がまとまったところで、みんな一斉に“怪しい人”を指差します!

せーの!

 

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はい。あっさり見破られて僕の負けです。

 

 

 

「なんだこれ」

 

こんな感じで、今回は“人狼”を見つけ出して処刑(吊る、ともいわれる)に成功したので、“村人”チームの勝ち。逆に、うまいこと言い逃れて、ほかの人に罪をなすりつけ、“村人”の処刑に成功したら“人狼”の勝ちになります。

本当は“預言者”とか“ボディガード”とか、人数が増えるにつれて役職も増やせば、さらに高度な頭脳戦になって超おもしろいです。まぁ、最初はこんな感じの基本ルールを覚えておけばOK!

なるほど。なんとなくわかった気がします。

よし、じゃあ僕は吊られたまま見てるので、残りの3人でやってください。

 

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そんなわけで、僕抜きで行われた第2回戦は、

 

白坂 → 村人
犬山 → 村人
熊本 → 人狼

 

という、まさかの初心者が“人狼”という展開だったのですが、

 

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まんまとだまされて白坂さんが吊られるハメになりました。

 

 

「どういう気分?」

つらいです

 

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ちなみに犬山さんの旦那さんはせっかく来たのに出番がなく、途中でガン寝。出番を作れなくて大変申し訳ありません。

 

「街コロ」をやってみよう

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街コロ

次は「街コロ」というゲームをやりましょう。なぜ「街コロ」なのかというと、名前の通りサイコロを使うから運の要素が結構強いので、初めてプレイした人でも勝てる可能性があるのと、ルールがシンプルで初心者向けだからです。

ちなみに、ボードゲームってドイツが本場なんですが、日本製のボードゲームとして初めて「ドイツ年間ゲーム大賞」にノミネートされたこともある名作なんです!

ヨッピーさん、ウチの店に来た時もバカみたいに「街コロ」やってましたもんね。

バカみたい、は完全に余計。そして…

 

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これです。本来はチップを使うのですが、本物のお金を使ったほうがリアルでいいと思ったので、クライアントに頼み込んで200万円貸していただきました。このお金をなくすと、僕のライター生命が終わります。

えっ、お金賭けるの!?

何万人っていう人が見るであろう企画で、堂々とお金を賭けるバカがいたら逆に立派だと思う。

お金で遊んじゃいけない、っておばあちゃんに習った気がします。

細かいことを言うな!

 

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マジで『カイジ』みたいな世界観になってきたな…。

チップを現金に換えただけなのに、すごい緊張感。

 

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「街コロ」はサイコロを振って得た資金で物件を買い、それによって街をどんどん発展させていくゲーム。最初は1万円、2万円でやり取りしてたのに、終盤になると一気に10万、20万というお金が動くので、札束が乱れ飛びます

 

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1万円札を受け取って大喜びする犬山さん。悪人にしか見えない。

 

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だんだんギャング団のアジトみたいになってきた。

そもそも、ボードゲームって好きな人と苦手な人にけっこう分かれると思うんですが、どういう人が向いてるんですかね?

うーん、『カイジ』とか『デスノート』とか、ああいう頭を使った駆け引きのあるマンガが好きな人は向いてると思う。

あとは負けず嫌いな人ですかね。ゲームに負けてイライラするような人ほどハマる気がします。とはいえ、八つ当たりは厳禁だし、ゲームに無関係な部分で圧力かけて来るような人とは一緒にやりたくないですけど。

あれ? 今ひょっとして僕、悪口言われてる?

 

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軽口を叩き合いながらも、ゲームは白熱! みんな真剣そのものです。

 

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今回はなんと、初心者のくせに異常なサイコロ運を見せた熊本さんが優勝! こういう展開があるから「街コロ」はやめられないんよ…!

ちなみに、ボードゲームっていろんな種類があるのですが、僕個人としては初心者向けにオススメなのは、この「街コロ」。ルールが単純だし初心者にも勝てるチャンスがあるし、1ゲームも30分~40分くらいでできてちょうどいい感じなのかな、と思っております。

奥は深いけど子どもでもプレイできるので、一家そろって遊んでもおもしろいはず。

「街コロ」に慣れたら、「カタン」や「パンデミック」、「ブラフ」とか、そのほかのゲームも試してみると、ボードゲームにハマること間違いなし!

 

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最後に、「経験者なのに優勝できなかった罰」として、犬山さんの代わりに旦那さんを吊り上げることにしました。

何それ! ひどくない!?

いやー、せっかく来てもらったのに何もしないで帰っていただくのは、逆に申し訳ないかと思って…。

 

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寝起きでいきなり吊り上げられて、やっぱりかわいそう…。

 

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そんなわけで、今回の企画は終了。なんとなくでも「ボードゲーム」に興味を持っていただけたらうれしいです。マジでおもしろいからね、ボードゲームって…!

近年はIT系企業などを中心に流行ってきていますが、まだまだやったことがない人もたくさんいると思うので、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください!

 

「街コロマッチ!」タイトル画面

とはいえ、人数をそろえて遊ぶのはなかなか大変ですよね。そんなときは、今回使った「街コロ」がベースになった新しいゲームアプリ「街コロマッチ!」をどうぞ。

 

「街コロマッチ!」スクリーンショット㈰

 

「街コロマッチ!」スクリーンショット㈪

ボードゲーム版「街コロ」からゲーム性などは一新されていますが、こちらもかなりアツくなれるゲームに仕上がっております! もし「そもそもボードゲームを一緒にやる人がいない」みたいな悲しい人がいたら、まずはこのアプリで遊んでみてね~!!

 

「街コロマッチ!」ダウンロードページ

Android 版はこちら

iOS 版はこちら

 

(おしまい)

※編集部注
今回の企画はPR上の演出です。現金はあくまでチップに見立てただけで、賭博などの行為は行っておりません。また、緊縛も安全性を十分考慮して行っております。ボードゲームをプレイする際は、絶対にマネをしないでください。

執筆:ヨッピー/編集:中道薫(ノオト)/企画・制作:有限会社ノオト