補聴器を付けている人には唇を見せて! マスクしがちなこの時期に聴覚障害の方からのお願い
風邪やインフルエンザが流行し、マスク姿の人が増えている昨今。
Twitter上では、マスクをすることが多いこの時期に、ぜひ覚えておきたいことが話題になっている。
飲食業とかサービス業とか「接客」を仕事にしている皆さんへ。相手が補聴器をしていたら、もしあなたがマスクをしているならマスクをずらして、あなたの「唇」が見えるようにしてください。聴こえの不自由な人は、あなたの唇の動きを読んで話の内容を理解しているんです(私も)。ぜひお願いします。
— 極楽寺坂・みどり (@masami5681) 2017年1月17日
こないだこのTLでつぶやいたことを新聞に投書してみたら、掲載されました。私のささやかな願いですが、少しでも世の中に広まるといいなぁ。 https://t.co/d6kiWAPknH
— 極楽寺坂・みどり (@masami5681) 2017年2月7日
聴覚障害を持ち、補聴器を付けている投稿者は、話している人の唇の動きを読み取って意味を理解しようとしているという。
マスクを付けたまま話されると、うまくコミュニケーションが取れずに困ってしまうそうだ。
そのため、「接客業の人は、補聴器を付けた客を対応するとき、マスクをずらして、唇の動きが見えるように話してほしい」と投稿者はお願いしている。その内容を新聞に投書したところ、掲載されたとのこと。
@masami5681 こんばんは。はじめまして。朝刊で拝見しました。サービス業の会社で人材育成を担当しています。ひとりでも多くの方が困らないよう、伝えていきたいと思います。
— ぼにんた (@gbL6fb6pd6p1ppr) 2017年2月8日
@masami5681 はじめまして★フォロワーさんがこちらの文をリツイートしていて今読んでたんですが、私も実は両耳補聴器使用の難聴の4級です。共感したし同感です。わたしも上手く聞き取れない事がおおいので、解らなくなると相手の口の動きで判断しています。聞き返すのが申し訳なくなって
— チャッコ (@chakkokuma) 2017年2月8日
これに対して、サービス業で人材育成を担当しているTwitterユーザーから「ひとりでも多くの方が困らないよう伝えていきたい」という反応があったほか、似た境遇にある人から共感の声が上がった。
@masami5681 外部から失礼致します。知らなかった事なので、RTさせて頂きます。さらに、知らないほうの意見としましては、補聴器をつけているかどうかもわからないので、ジェスチャーで聞こえないとしてくれれば助かるな、と思いました。
— くりゅう。 (@maria_u3u_) 2017年2月8日
基本的には賛成。
ただ、例えば以前のバリバラで特集されてたような、いわゆる「見た目問題」だったりとか、何か必要あってマスクされてる店員さんが非難されなければいいなぁ、と切に思う。 https://t.co/y6AfBoFAOU
— Sachiko_i (@Sachiko_Vo_Sop) 2017年2月8日
また、「補聴器を付けていることが分かりにくい場合もあるので、ジェスチャーで示してほしい」「マスクを外せない理由がある店員さんが、非難されることがないとよい」など、さまざまな角度からの意見が寄せられている。
自分と異なる立場の人間が、普段どのような悩みを抱えているのかはなかなか想像がつかないもの。そうした意見を交わして、少しずつお互いを理解できれば、より暮らしやすくなるのではないだろうか。