飛行機の座席「通路側」派?「窓際」派?日本人は通路側を好みがちなことが判明

通路の方が何かと便利
1

 世界最大級の総合旅行サイト・エクスペディアの日本語サイト、エクスペディア・ジャパンが、1年以内に飛行機に乗った、かつ、ホテルに宿泊した、世界23カ国の男女18,229名を対象に、フライトに関する意識の国際比較調査を行ったところ、意外な結果が分かった。

 

日本人は「通路側」の席が好き

 機内の座席は「窓側派」か「通路側派」か。絶対に窓際で景色を見たい!なんて人も少なくないと思うが、なんと日本人は半数以上の53%が「通路側派」と回答。今回の調査で「通路側派」が半数を超えていた国は日本だけ。世界でもっとも「通路側派」が多い結果となった。

 
機内では「通路側」と回答した人の割合
機内では「通路側」と回答した人の割合は日本が一位
僅差で「通路側」を好むと答えた人が多かった
 

若い世代だと「窓際派」が多数

 また年代別に見てみると、18歳〜34歳の若い世代は「窓側派(58%)」の方が多く、35歳〜49歳の中間世代はどちらも同率の49%。一方で、50歳以上のシニア世代は「窓側派」が減少、6割の人が「通路側派」と、席を立ちやすい方を好むことが分かった。

さらに「通路に出るときに寝ている人を起こして動いてもらう」や「友人・家族・恋人と隣同士になれるよう席の交渉をする」と答えた人の割合も日本は一番少なく、他人に声をかけて要求を通すことをなるべく避けたいという国民性が現れるような結果となった。

 
若い年齢層は窓側を好む人が多いが、年齢が高くなるにつれ「通路側」が多くなる
 
「寝ている人を起こして動いてもらう」のはやはり気がひけるのか
 
交渉してまで隣に座らなくても…という気持ちが強いのかもしれない

 

 日本人全体で見ると「通路側派」と「窓際派」はきのこたけのこ戦争並みの接戦だが、年齢で見ると若い人ほど窓際を好んでおり、また全体を通して他人に遠慮しがちな日本人の国民性を現す結果となった今回の調査。

ちなみに「通路側」と回答した人が最も少なかった国はインドの14%。もし窓際に座りたそうなインド人を見かけたら譲ってあげると良いかもしれない。

 
アンケート概要
■サンプル数: 計18,229名 
■調査期間: 2018年2月22日~3月19日 
■調査方法: インターネットリサーチ
■調査対象: アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、タイ、インド、香港、台湾、韓国、日本
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がございます。