避難所に個人物資や不用品をむやみに送ってはいけない…仕分け作業の流れを図にしたら理由がよくわかった

相手の状況を理解することが大事
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 災害発生時、物資が不足しているというニュースが流れると、個人で避難所に物資や不用品を送る人がいる。しかし、物資が到着した後、現場では決してスムーズではないプロセスで仕分け作業が行われていることはご存知だろうか。

 避難所での仕分け作業の流れについて、佐藤賢一の中の人(@ke_1sato)さんが作成し、Twitterに投稿した図に「わかりやすい」が注目されている。

画像提供:@ke_1sato
画像提供:@ke_1sato

 支援物資を送ると避難所に届き、すぐに被災者に届くというシンプルなプロセスを頭に思い浮かべてしまっているかもしれないが、この図を見ると実際は簡単な話ではないことがよくわかる。到着した物資の場所の確保から管理、実際に送られたものの検品など、ボランティアを中心としたメンバーが厳しい作業環境の中で行っているのだ。

 災害時に避難所で物資の仕分けボランティアをした経験があるTwitterユーザーから「仕分けしたことがあるからめっちゃわかる!ってなる」「リスト一枚つけていただければ作業の手間が省ける」「図になると複雑さがよくわかる」などと理解と共感の声が集まった。

 今後も災害が起きて避難生活を送る状況になることは誰にでも起こりうる。被災地や避難所の状況を理解したうえで、できるだけ負担を軽くできる方法や、被災者を思いやった支援方法を全体で考えていきたいものだ。

※この記事のツイートは佐藤賢一の中の人(@ke_1sato)さんに許可を得て掲載しました。