ミニブタよりさらに小さい「マイクロブタ」と触れ合えるカフェがあるのをご存知だろうか?私もTwitterで見かけるまで知らなかったのだが、とにかくあるらしい。しかも画像を見る限りめちゃくちゃかわいい。このつらい世界、少しでも幸せになれる場所があるなら行った方がいいと思うので行ってきた。
今回訪れたのは目黒の「mipig cafe」さん。
まず受付で手を消毒し、説明を聞く。
mipig cafeは「ブタさんファースト」で運営されているため、抱っこはNG。追いかけ回したり大きな声を出すことも(当然だが)禁止されている。

「よし、無理に触ったりせず、遠目で愛でるだけにするぞ…!」と誓った我々の気持ちを完全に無視して、ブースに入った瞬間、呼んでもないのに子ブタさんたちがすごい勢いで集まってきた。
子ブタさん「こんにちはー」「こんにちはー」
えっえっ
撮影のため同行してもらったスタッフが、一瞬にして全身子ブタマシマシになり身動きが取れなくなってしまった。撮影してる場合じゃない。ここまで来店してわずか1分!機動力がたけえ!
羨ましがっていたら、次は私のもとに大挙してやってきてくれた。

"命"だ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

私も一瞬にしてマシマシになった。一度膝の上に乗ったブタさんはなかなか動かないうえに、そこに次から次へとブタさんが乗ってくる。
エサなどで誘導したわけでもないし、ていうか呼んですらいない。なんでこんなに集まるのか不思議に思い店員さんに聞いてみた。
店員さん「人が好きなのももちろんありますが、ブタさんは温かいのが好きなので、体温が心地いいんでしょうね。あと群で行動する動物なので、一匹が居心地良さそうにしていると他のブタさんも集まってくるんです。」
なるほど!集まってくるのは豚の習性だったのだ。こんなにもなつっこい子ブタさんだが、初めは人の膝に乗るのも怖がることもあるのだとか!cafeのお客さんたちとの交流のなかで社会性を身につけていくのだ。
子ブタさんと触れ合えるフロアは2つあり、出勤していらっしゃる子も違うのでそちらも見せていただいた。

うぅ…

ちったい…(号泣)
先ほど見ていたブタさんよりさらに小さいブタさんたちにもはや涙が出てきた。存在しないはずの母性が脳からドバドバ溢れるのを感じる。絶対に一生幸せな気持ちしか感じずにいてほしい。

mipigcafeで驚いたことのひとつは、ブタさんたちが驚くほど無臭なこと。体毛も抜けづらいので、服に毛がつくこともない。

私たちと同じ部屋には4組のお客さんがいたのだが、なんと3/4が外国の方だった。インスタとかを見てやってくるらしい。
気づくと様々な人種・性別・年齢の人々が一つの空間に集まり、みんな膝にブタを乗せて静かに微笑みを浮かべているという世界平和のイデアのような光景が広がっていた。
ブタさんの体温はじんわりぽかぽか温かい。「ぬくもり」という文字が質量を伴い形を成したもの、それが今私の膝に乗っている。この命を守るのは私だ。誰にも渡さない…

…と決意を新たにしていたところに残念なお知らせが。なんとこの子ブタさんたちみんな、新しい家族がすでに決まっている。mipig cafeは山梨のファームで生まれた子ブタさんたちが新しい家族の元に渡るまでの社会勉強の場所なのだ。
そんな…守ると誓ったというのに…
ところで、大人になるとどれくらいの大きさになるのかというと…

これくらい!「マイクロブタ」という品種があるわけではなく、40キロ以内のブタさんがそう呼ばれている(通常のブタは100〜300キロ程度)。
なので、当然ながら個体差があり、この二匹も両方約1歳のマイクロブタだが、かなりサイズ感が違う。中型犬と大型犬くらいだろうか。

実際の存在感も「犬………ッッ!」という感じで、個人的には子ブタさんたち以上にこちらの方がときめいてしまった。一緒に寝たらぜったいに幸せ…。
mipig cafeは現在大人気で予約満席が続いているのだそう。訪れたいと思っている方は、公式サイトからの予約をお忘れなく!
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【応募方法】
2019年6月4日〜6月14日の期間中、@togech_jpをフォロー&こちらのツイートをRTしてくださった方の中から抽選で10名様にmipig cafeの30分無料チケットをプレゼントいたします。※当選はDMにてお知らせ致します。