井の頭公園の池が「モネ感」たっぷりに!絶滅危惧種の水草が60年ぶりに復活してたからだった

モネの目に映っていたのもこんな池だったのかも
2

編集者のヒーシー・ルイ✒︎連載中『ゆるやかな性』(@heshelaay)さんは東京・井の頭公園にある「井の頭池」の様子を撮影した動画をTwitterに投稿した。池の水の透明度は高く、美しい緑色に染まった大量の水草が発生している。まるでモネの名画『睡蓮』のうちの一枚のようだ。

このような「モネ感」をかもし出す池になったのは理由がある。東京都では2016年に生態系の回復と水質改善のため「かいぼり」を複数回行った。その結果、井の頭池では絶滅したとされていた「イノカシラフラスコモ」という水草の発芽が確認できたのだ。2016年6月の東京都からの発表によると、井の頭池では野生の水草が復活したのは約60年ぶりのことだったという。

発芽が確認されてから3年経ち、現在は藻が育って美しい池になった。

夜でもわかる濃い緑


画像を見たTwitterユーザーからは「ミレーの『オフィーリア』に描かれている藻にも似てる」「かいぼりってこんなに効果あるんだね!」など、貴重な水草の復活を喜ぶ声が集まっていた。

「かいぼり」は数年に一度、ボランティアが集まり行われているという。その成果が現れ、モネの絵のような美しい池になったことはうれしいことだ。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。