井の頭公園の池が「モネ感」たっぷりに!絶滅危惧種の水草が60年ぶりに復活してたからだった
編集者のヒーシー・ルイ✒︎連載中『ゆるやかな性』(@heshelaay)さんは東京・井の頭公園にある「井の頭池」の様子を撮影した動画をTwitterに投稿した。池の水の透明度は高く、美しい緑色に染まった大量の水草が発生している。まるでモネの名画『睡蓮』のうちの一枚のようだ。
こないだの井の頭公園。「今日はモネ感が強い。なぜだろう?」久住さん@qusumi のおかげでスッキリ。いわく井の頭の固有種「イノカシラフラスコモ」という絶滅危惧種の水草が、3回のかいぼりで約60年ぶりの大復活だそう。たくましく、しなやかに、生きたいものだなあ。 https://t.co/SjBmjJdHVF
— 来生 優 | Yu KISUGI「ゆるやかな性」(亜紀書房)連載中 (@heshelaay) 2019年6月4日
このような「モネ感」をかもし出す池になったのは理由がある。東京都では2016年に生態系の回復と水質改善のため「かいぼり」を複数回行った。その結果、井の頭池では絶滅したとされていた「イノカシラフラスコモ」という水草の発芽が確認できたのだ。2016年6月の東京都からの発表によると、井の頭池では野生の水草が復活したのは約60年ぶりのことだったという。
発芽が確認されてから3年経ち、現在は藻が育って美しい池になった。
ひと仕事終え、井の頭公園へ寄り道。みなさま、モネ感健在でした! (暗かったので少し加工してます) 「固まる直前の寒天ゼリーに透けて見えるアオサ?」のような感じでしょうか(表現って難しいですね) 夜はモネ感よりも、カップル感が強すぎて、そそくさと退散してきてしまいました。 https://t.co/QFXReY1j1C
— 来生 優 | Yu KISUGI「ゆるやかな性」(亜紀書房)連載中 (@heshelaay) 2019年6月5日

画像を見たTwitterユーザーからは「ミレーの『オフィーリア』に描かれている藻にも似てる」「かいぼりってこんなに効果あるんだね!」など、貴重な水草の復活を喜ぶ声が集まっていた。

「かいぼり」は数年に一度、ボランティアが集まり行われているという。その成果が現れ、モネの絵のような美しい池になったことはうれしいことだ。