新宿の献血ルームに行ったら最高のおしゃれカフェ空間で人生の悩みまで解決してくれる場所だった
入念な検査を経て、いよいよ献血へ
「ちょっとチクっとしますよ〜」という声とともに献血が始まった。ゴージャスな献血シートに座っている間、テレビを見たりもらった飲み物を飲んでいてもいい。こんなゲーミングシートみたいなところなら何時間でも座っていられそうだ。
献血はおよそ15分ほど(※)で終了。お疲れさまでした〜。
※採血時間は献血の種類によって異なる。
献血前から何度も注意されていたのは「気分が悪くなったらすぐにしゃがんでください」ということ。献血後、人によっては体調を崩す人もいるためだ。
握り飯の場合は献血後の血圧も正常。この後気分が悪くなることもなかった。だが、実際に献血する人は過信せず体調管理に注意しよう。
献血を終えた握り飯が感想を語りだした。
「献血…簡単だった…思ってた以上にすごく楽だし飲み物やお菓子ももらえる…そしてここは涼しくて快適空間…最高かってなりました」
それはよかった、でもまだまだこれで終わりではなかった。
献血後、血液検査した結果を知らせてもらえることはご存知だろうか。
献血を行った人は希望により郵送、またはWeb会員「ラブラッド会員」の専用ページで検査結果を閲覧できる。検査項目は血液型検査、生化学検査(ALTやコレステロールなど)、血球計数検査(赤血球数・白血球数など)。また、希望者に限り、検査で異常が認められた場合、B型肝炎、C型肝炎などの結果も教えてもらえる。
※詳しくは日本赤十字社のWebサイト「検査サービス」を確認して欲しい
さらに、献血ルーム新宿ギフトでは献血を行った希望者に、ボランティアの方による「パーソナルカラー診断」やカイロプラクティック、タロット占い、カラーセラピーなどを無料で受けられるのだ。15分程度献血するだけでこれだけのプレゼントぶりやばい。
※イベントは開催日が限られているので、詳細は献血ルームのカレンダーを確認して欲しい。
「カラーセラピー、受けたいです!」
この日のイベントメニューは「カラーセラピー」。複数の石の中から気になる色のものを選ぶと、自分の現在の心の状態がわかるというものらしい。
握り飯は疑い半分で石を選んだ。すると先生は優しくこう語りかける。
「いま…あなた、恋愛でお悩みのことがありますよね…?」
「(ビクッ)はい……えーと実は相手が◯◯(自粛)で……」
「なるほど、今あなたの思っていることのほとんどがそのお相手のこと、というのがこの石の色に表れているんです。そういう人はですね…」
〜以下非常にプライベートな相談が続く〜
カラーセラピーを終えた彼女の表情はやや暗かった。
私「どうした?献血後のめまいとかした??」
「当たりすぎてこわかったです……いっぱい悩み相談に乗ってもらいました……なんとか人生の悩みが解決できそう…」
そんなに何かトラブってたのか。重かったのは献血よりもカラーセラピーの結果だったようだ。
都内の献血ルームはみんなゴージャスな快適空間
都内には献血ルームが13箇所ある。有楽町の献血ルームはまるでホテルのラウンジ並みだし、秋葉原は未来感あふれる室内。イベントも各ルームごとに違うので、自分の推し献血ルームを決めて通うのもありだろう。
そして、なんといっても自分の血が誰かの命を救っているという事実。輸血に使われるほか「血漿分画製剤の原料や輸血の有効性・安全性・検査サービスの向上のための研究」にも役立つそうだ。
献血ルームは予約すると確実だが、その日に思い立って行くのももちろんOKとのこと。少しでも「行ってみようかな…」と思ったらぜひ向かってみて欲しい。