「狼狽」の字が持つ意味を調べたら伝説上の動物2匹が浮かんでかわいかったのでイラストにしてみた
イラストレーターの山口カエ(@yamakae)さんは『「狼狽」ってなんでこの字なんだろ』と思って調べてみた結果のイラストをTwitterに投稿した。
「狼狽(ろうばい)」とは、ご存知の通り「あわてふためく」様子を指す言葉。山口さんはこの語源をネットで調べてみたところ、こんな話がわかったという。
狼狽ってなんでこの字なんだろと思って以前調べたんだけどなんか可愛かったので絵にしました https://t.co/SEAMDU9hn9
— 山口カエ👴単行本発売中 (@yamakae) 2020年7月13日

「狼狽」の語源とされた説は唐の時代に怪異について集められた書籍『酉陽雑俎(せいようざっそ)』に書かれている。「狼」と「狽」はオオカミの一種と言われる伝説の野獣。「狼」は前足が長くて後ろ足が短く、「狽」は前足が短く後ろ足が長い生き物だという。この2匹はイラストのように合体すれば歩けるが、倒れると動けなくなることから、あわてふためきうろたえることを「狼狽」というようになり、長年信じられてきた…という。(参考:語源由来辞典)。
Twitterユーザーからは「お話も絵もかわいい!」「狼と狽というかわいい伝説の動物がいるのを初めて知りました」「なんとまあかわいい合体」という声が集まっている。
「狼狽」の語源については諸説あり、現在は他の説が有力とされているらしい。しかし、これからは「狼狽」の字を見ただけでかわいいモフモフ2匹の様子が頭に浮かんでしまいそうだ。