駅弁を一度も食べたことがない人たちを連れて「駅弁大会」に行ったら大興奮で帰ってきた話

駅弁は正義
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千鳥あゆむさん

「北海道グルメ丼ぶり 豚丼」
ラッキーなことに、限定の特製丼ぶりをゲット
お店の人いわく、干支の柄の丼なので毎年買いに来る人も多いらしい

たかやさん

「炙り牛たん弁当」
牛タンがきれいに並んでいる

ふ凡社鈴木

中はいわゆるドライカレー。分厚いゆでたこが2枚入り

紫蘇ゆかり

「特選ふくいサーモンかにちらし」

駅弁を選んだ理由と推しポイントをプレゼン

とりあえずそれっぽいことをホワイトボードに書いた

食べ終わったところで各自「選んだ理由」と「推しポイント」のプレゼンを行った。

千鳥あゆむ「地元・北海道の味を関東で食べたい!」

前述した通り千鳥さんは北海道出身。海鮮系ではなくあえて肉を選んでいるところに「北海道上級者感」を感じた。だからこそこういう発想になったようだ。今度北海道に行けたら豚肉も食べよう…!

語りすぎて手が動くやつ

どんぶりが小さいかなと思ったら意外と深くて、ボリュームたっぷりで大満足!

ご飯にしみたタレまでも美味しい…これが“北海道”…か。

たかや『新幹線に乗りた~い!駅弁を食べた~い!』

たかやさんの中では完全に新幹線の車内で食べているという妄想が始まっていた。気がつくとビールを手に入れていたのである。

いつの間にかアサヒスーパードライ

そして牛タン弁当の推しポイントはこうだ。

妄想が過ぎて仙台の「仙」の字がおかしくなった

 

「駅弁の写真を見た瞬間、出張帰りに、ホームでこの弁当と缶ビールとさきいかを買って、新幹線のテーブルに並べて、写真を撮ってインスタのストーリーに投稿する自分の姿を想像できました。そんな未来が欲しい」

新幹線に乗って駅弁を食べる…そんなゆるい未来を思い描いていた模様。

新幹線の車窓を見ている(妄想)

「牛たんの駅弁をつまみに、アサヒの缶ビールを飲む…。ずっと体験してみたかった夢が叶いました…。」

いつか本物の新幹線に乗りましょうね。


ふ凡社鈴木「新しい風」

突然のシンボリックなワード。実はこの商品、なんと駅弁大会初日にリリースされた新商品。平成10年(1998年)の発売から愛され続ける定番駅弁「ひっぱりだこ飯」に吹いた新たな風というわけだ。

中はいわゆるドライカレーなのだが時間が経っているので当然温かさは失っており、一般的にはカレーは熱々でないと美味しくないはずなのだが…?

…だったそうだ。

「味の濃い、しっかりとしたキーマカレーになってたんですよね。しかもたこと合う!」

冷めても美味しく食べられるという駅弁のすごさよ。なお食べたあとの器の使い道はこれから考えるそうだ。


紫蘇ゆかり「カニが食べたかっただけなのです」

さて、紫蘇が駅弁大会では毎回選んでしまうのが海鮮系の駅弁だった。今回もぶれずに目が行ったのはやはり海鮮系。


「サーモンかにちらし」と海鮮系のスター全部入り、しかもカニの足が2本食べられるという贅沢な内容だったのが推しポイントになった。器が手元に残るのも個人的にはポイントが高い。

「2本の足がめちゃくちゃ甘かった。足を堪能したあと、サーモンといくらをめちゃくちゃ食べられる」

めちゃくちゃ言い過ぎだが本当にそうなのだ。

駅弁は選ぶのも食べるのも楽しい

おわかりいただけただろうか。駅弁大会は行くだけで楽しい。残念ながら現在、気兼ねなく国内旅行へ…とはいかない状況だが、ふるさとの味を楽しんだり、旅気分をちょっとでも味わえるのが駅弁大会のいいところ。1月20日まで開催されているので気になる駅弁を手に入れてみては。

最後に「新幹線に乗って車窓を眺めながらさきいかを食べるたかやさん(妄想)」をどうぞ。