心理の専門家が『デスクが散らかってない人の行動』を観察して考えたこととは…その内容に「考えさせられた」

「なぜそれをやるのか」は忘れてしまいがちかも
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臨床心理士・公認心理師の白目みさえ(@misae_yjm)さんは、デスクが散らかっていない人を観察してみたところ、あることに気づいた…という話をTwitterに投稿。「考えさせられた」との声が集まっている。

白目さんによると、デスクがきれいな人は作業が一区切りするたびに、整理・片付けの時間を設けていた。物を片付ける場所がすでに決まっていたり、とりあえず物を入れるボックスを用意していたのだという。しかも、いつその術を身に着けたのかを聞くと「別に誰からも教わっていない」という答えが返ってきたそうだ。

誰からも教わってないのにきれいにできるって、どうして〜〜〜!?

そこで白目さんはこのように考えた。

こうした「お片付け術」ができない人にとっては「その術を覚えて忘れないように実践する」ことへのハードルが高い。よって、

「無理に努力して苦手な方法を練習するよりも、自分に合った方法でたどり着いてもいいと思う」

どうして自分はみんなと同じ方法を 試しても同じようにできないんだろう… と思ったときは「それなんのためにやるんだっけ?」と一度考えてみて欲しい。

と述べている。

この言葉にTwitterユーザーからは「目的から手段にすり替わること、あります」「すごく、ドキッとした…考えさせられました」といった感想が集まっている。

目的を達成するために、苦手な方法をあえて習得するという遠回りをしてしまうと苦しくなってしまう。白目さんのツイートは、日頃心当たりのあるすべての人にとって、気づきを得たと思える考え方かもしれない。

白目さんは心理職として精神科で勤務しつつ、漫画家活動も行っている。今回、ご自身のツイートに対し心理職としての立場から「良くなればなんでもいい」という考え方について『「良くなればなんでもいい」ってすごく難易度高い言葉』というタイトルでnoteにも投稿している。専門家向けということだが、関心のある人はこちらも合わせて読んでみて欲しい。

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