急逝した腐女子の親友から託された「ある願い」を果たす物語に「身につまされる」の声

他人事ではない…
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漫画家の文川あや(@aya_fmkw)さんがTwitterに投稿した漫画作品『彼女の願い、私の望み』に「心に残るいい作品」「身につまされてしまった」といった声が集まっている。

あらすじ

ある日、LINEに親友である「紗香」の親から、紗香が急逝したと知らせが入る。主人公の「麦ちゃん」は驚きとともに、生前、紗香から託されていた願い事のことを思い出し、紗夏の実家へと向かう…。

オタク友達同士でこうした会話、したことありませんか…?

紗夏は同人誌活動を通じて知り合った友人。そんな彼女から「私が死んだらヤバいものとかイラスト系SNSを削除して」と頼まれていた。「ヤバいもの」とは、これまでの作品やBL系同人誌など…紗夏にとっては、たとえ家族であっても見られたくないものだったのだ。そして主人公が最終的にとった行動は…。

見どころは「オタク特有の心情」

自分の死後、家族には見られたくないが友人になら託せる、というものが誰しも少なからずあるだろう。特にオタク活動をしていると買い集めた同人誌の処遇について悩んでしまうもの。この作品はそんなオタク特有の心情と、理解ある友人との関係性を描いており、そこに胸を打たれた人が多かった模様。

まとめにも「死んだ後にSNSや同人誌などの処分を〜というのはオタクがよく話す会話なので響いた」「読後感がよかったな…」といったコメントも集まっている。

本作の初出は雑誌『漫画アクション』2022年1/18号で、その後「Webアクション」に掲載されており、全ページが無料で読める。

文川さんの他の作品には『おはようを君と言いたい』(コミックシーモア)があるので、気になった人はこちらもチェックしてみては。

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