スウェーデン大使館の自販機で「シュールストレミング」を売ってるって本当?北欧の珍しい食品を買いに行ってきた
スウェーデン大使館にある自動販売機では「シュールストレミング」が売られている。
そんなウソみたいなツイートが注目されている。
久しぶりにスウェーデン大使館行ったらホールにスウェーデン自販機があり、シュールストレミング売ってました
お値段5,500円 https://t.co/QokiVzZv54
— ℕ𝕒𝕟𝕒 (@nana_musik) 2022年6月5日
投稿したのはスウェーデンの伝統楽器「ニッケルハルパ」奏者の小柏(おがしわ)奈々(@nana_musik)さん。演奏会で大使館を訪れた際に、スウェーデンの食品が売られている自販機の中にシュールストレミングを見つけたという。

シュールストレミングとは「世界一臭い食べ物」とも評されることがある塩漬けニシンの缶詰。そんな危険物(?)を自販機で売っても大丈夫なのか…?
小柏さんが投稿した写真を見る限り、シュールストレミング以外にも見慣れない食品がたくさん売られている様子。この自販機そのものが気になる。
スウェーデン大使館に行って自販機の実物を見てきた。
大使館を訪れた人向けに設置

自販機はスウェーデン大使館が展開している「TRY SWEDISH!」という、スウェーデンの豊かな食文化を世界に知ってもらうための活動の一環として作られたもの。
2020年6月に大使館内に設置されたが、現在は感染症対策の観点から、大使館に訪れた関係者のみ利用できる。
大使館のロビーを抜けると、ひらけた空間に噂の自販機が!

そしてありました、シュールストレミング!
直径15cmくらいだろうか、思ったよりデカいぞ!そしてお値段なんと5500円。輸入のハードルの高さも相まって、缶詰としてはお高めの値段になってしまうそうだ。
他にも見知らぬ食品がたくさん並んでいてテンションが上がるが…
まぁとりあえず買うよね、シュールストレミング!



ちなみにTwitterでは「落ちた衝撃で爆発したりしない?」と懸念する声も出ていたが、大使館の担当者いわく「自販機の中は冷蔵されていて、かつクレーンが商品の近くにせりあがるタイプなので、この程度の落下であれば問題ないです」とのこと。自販機の中でうっかりシュールストレミング缶が爆発してしまうケースはなさそうだ。よかった!

シュールストレミングに続き、自販機で売られている商品について一つ一つ丁寧に解説してもらいながら、気になる商品をみつくろってたくさん買ってみた。

スウェーデンの食文化が詰まった袋を握りしめ、いざオフィスで試食会だ!

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