あるゲームを20年以上かけて攻略した人の「最後のキャラ」に出会うまでの道のりがドラマみたいだった

最後の鍵は一番近い人が握っていたなんて!
7

2003年にロケットカンパニーが発売したゲームボーイアドバンス(以下、GBA)のソフト『どうぶつ島のチョビぐるみ』をご存じだろうか。


漫画雑誌『なかよし』に掲載されていた同名の漫画が原作で、いろんなキャラクターを集めてコミュニケーションを楽しむゲームだ。

GBAソフト『どうぶつ島のチョビぐるみ』 もうレトロゲームの域

 

このソフトを20年間に渡って攻略し続けたTwitterユーザーのらげしばさん(@293szsn)が、最後のキャラクターをゲットするまでのエピソードがドラマチックだと注目されている。

 

開発関係者も攻略に参戦


らげしばさんが長年追い続けていたのは「ニジのおうじさま」というキャラクター。

発売から15年経った2018年時点で「小学生の時に遊んで未だに全チョビぐるみ集めきってない」とツイートしていたらげしばさん。「ニジのおうじさま」を手に入れるべく、他のTwitterユーザーとも協力して攻略の糸口を探していたという。


2022年の6月に、らげしばさんと協力していたTwitterユーザーが、当時このゲームの開発・販売に携わったHikaru Horiuchi(@Horivish)さんとコンタクトを取ることに成功。

Hikaru Horiuchiさんが当時の他の関係者にも協力を仰いだ結果、どうぶつ島のチョビぐるみと同年に発売された『ガチャステダイナデバイス2』というゲームと通信すれば「ニジのおうじさま」が手に入るという情報が急浮上した。

難航するかに思われた『ガチャステダイナデバイス2』入手だが…

らげしばさんは、さっそく『ガチャステダイナデバイス2』を入手することに。しかし、こちらもまた時代を同じくするレトロゲーム。入手困難かと思われたが…

『どうぶつ島のチョビぐるみ』と同じロケットカンパニー製

やり取りを見ていた、らげしばさんのパートナーのてぃがががさん(現在は鍵アカウント)からまさかのリプライが。

「ガチャステダイナデバイス2持ってるよ俺」

まさかの報告に、らげしばさんは歓喜。

てぃがががさんから『ガチャステダイナデバイス2』を借りたらげしばさんは、ついに「ニジのおうじさま」をゲット。約20年にも及ぶ大捜索の長い旅路に終止符を打つことができたのだ!

ついにお目見えした「ニジのおうじさま」


あまりにもキャラクター収集難易度が高いため、攻略ブログを開設してまで情報を探していたらげしばさん。最後の鍵を、まさかの一番近くにいるパートナーが握っていたとは、まさにドラマのようなお話だ。

らげしばさんに、「ニジのおうじさま」ゲット劇の舞台裏を詳しく伺った。

次ページ:コンプリートまでの長い道のり

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。