昭和52年に発売するも、まったく売れなかった「岡本太郎トランプ」在庫の一部が実家から発掘された人現る

「お値段も爆発だ」いう声も
1

Amazon.co.jpより(Amazonアソシエイトのリンクになっています)

 

@館長(@PPPppppppQQQ)さんが実家で発見した、「70年代発売の岡本太郎トランプ」が注目されている。

こちらのトランプは、1977年に講談社から発行された「豪華版 岡本太郎 オリジナル美術トランプ」で、箱にはなんと定価12,800円と記載されている。正直言って、今見てもなかなかのお値段だ。

ちなみに大阪万博は1970年に開催されているので、このトランプは大阪万博から7年後に発売された作品ということになる。1977年(昭和52年)の頃と現在では物価が違うため一概に比較できないが、当時の一万円といえば、今の1.2倍くらいの価値があったかもしれない。

Twitterユーザーからは、「人類にはまだ早すぎたんだな…」「眺めてるだけで楽しい」など様々な反応が寄せられた。

岡本太郎トランプを見つけた@館長さんも「そりゃあ売れないだろうw」とコメントしている。

岡本太郎トランプと出会った時の思い出

今回トランプのことを思い出したきっかけを教えてください。 

Eテレ放送の『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』を見ているうち、昔家に岡本太郎トランプがたくさんあったことを思い出しました。

子供の時、トランプの絵柄を見てどう思いましたか? 

私は「太陽の塔」をカッコいいと思っている子供だったので、岡本太郎トランプもカッコいいと感じました。

ただ家族や友達からは「トランプの絵札がわかりにくい」と不評でした。

ご両親は当時、トランプにどのような反応をしていましたか? 

岡本太郎トランプはまったく売れず返品の山だったので、発売元の講談社に勤めていた父は、「大変だ、弱った」としきりに嘆いていました。

母は「こんなの売れるわけないじゃない」と、父がもらってきたトランプを知人にあげていました。

今回、母にトランプの話をしたら、初めは覚えていない様子でしたが「あるとすればこの辺」とごそごそクローゼットを漁っているうちに「あったあった」と思い出していました。

ご所有のトランプは、今後どのようにされるご予定ですか?

今回未開封のトランプが2個発見されたので、本当は開けて並べて見たい気持ちもありますが、今は開封する勇気が出ずにそのまま保存しています。

なお「岡本太郎トランプ」は現在もAmazonなどで購入できる。8月3日時点でAmazonでの販売価格は5500円(税込)で販売されており、当時よりは買い求めやすくなったのではないだろうか。

@館長さんは様々なプラモデルを制作し、自作のプラモデルを出品できるガレージキットの祭典、通称「ワンフェス」にも出展している。

Twitterアカウントの画像欄には、プラモデルやガレージキットの制作・着色の過程がシェアされているので、興味のある方はぜひ一度@館長(@PPPppppppQQQ)さんをフォローしてみて欲しい。

@館長さんはTwitter以外にも、ホビコム等のサイトで作品を公開しているので、こちらを見るのもおすすめだ。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。