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2022年10月12日

飼い主に「万が一のこと」があった時、ペットを守る「もしもヘルプ手帳」 制作者に想いを聞いた

私も愛猫のために常備したいアイテムだ。
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大好きなペットとの楽しい暮らしの中で、考えたくないけれど避けては通れないのが「ペットとの別れ」。この別れには飼い主に何かあった場合も含まれる。

「もし自分に何かあったとき、残されたペットたちをどうすれば…」という飼い主さんたちの不安から生まれたのが、ペットのための「もしもヘルプ手帳」だ。

もしもヘルプ手帳は、ペットのプロフィールからワクチンの投薬情報、かかりつけ医など引継ぎに必要な情報を記録できるアイテム。

不測の事態に備えて常備したい「ねこヘルプ手帳」(税込850円)お好みでクリアカバーが60円でつけられるというのも便利だ。

イラストレーターのオキエイコさん(@oki_soroe)が、もしもヘルプ手帳の制作・販売に至った経緯を描いた漫画に注目が集まっている。

オキエイコさんに、詳しくお話を聞いてみた。

母子手帳を参考に生まれた

ペットの為のヘルプ手帳を作るにあたっての経緯や思いをお聞かせいただけますか?

元々は一人暮らしの猫飼いの友人から「自分に何かあったら猫がどうなるか心配」という悩みを聞いたことからスタートしました。 Twitterで呼びかけると、まさに同じ悩みを持っている人がたくさんいることに気づきました。

その日からフォロワーさん達と一緒に、飼い主さんの不安を解消する方法はないかと試行錯誤しはじめました。

手帳の形に行き着いたのは、自身の妊娠と出産で母子手帳を書きながら「なんで猫用の手帳はないんだろう」と感じたことがきっかけです。ペット向けに、母子手帳に似た手帳を作りたいけどどう?とツイートしたところ、フォロワーさんたちがたくさんアイデアや項目を考えてくれました。

それらを一つ一つメモして、形に組み立てていった結果、第一作目となる「ねこヘルプ手帳」が完成しました。

もしもヘルプ手帳は、「私が作ったアイテム」ではなく、「もともと必要だったものについて飼い主さんたちから聞き取りして。私が組み立てただけ」だと思っています。そのくらいたくさんの方に協力していただきました。

最初に販売されたねこヘルプ手帳の反響はいかがでしたか?

最初は自分のフォロワーさんの中だけで販売するイメージでしたが、予約を開始すると、想定していた数の何倍もの注文が入ってびっくりしました

動物と暮らす人がますます増えていくこの時代に、必要とされるものを作れたという喜びを感じました。

猫版の反響を受けて犬向けのもしもヘルプ手帳が作られ、2022年9月には、どんな動物にも使える「どうぶつヘルプ手帳」も販売を開始。こちらは、 うさぎやフェレット、亀やカエルなど、いわゆるエキゾチックアニマルの飼い主からの要望を受けたものだ。

母子手帳さながらの「もしもヘルプ手帳」今回新たに「いぬヘルプ手帳」「どうぶつヘルプ手帳」(ともに税込900円)が加わった
クチコミの輪が広がり、想像以上の大反響だったという

多頭飼いの場合はどうすれば

多頭飼いをしているお宅での使い方についても聞いてみた。

もしもヘルプ手帳は1冊1匹の母子手帳スタイルなので、多頭飼いの方には頭数分用意することをお勧めしています。 一方で、持ち運びや記録の負担も考慮して、最後のページに「他に一緒に住む動物リスト」も設けています。

ふだんは1冊だけ持ち歩き、残りは自宅保管する方や、10匹飼う中で体が弱い子3匹のみ用意する、という方もいらっしゃいます。特に決まりはないので、飼育環境や事情にあわせてカスタムして使ってもらえれば嬉しいです。

他にも、もしもの時に役立つアイテムはありますか

車やポストに貼る「家に猫(犬)がいます」というステッカーやマグネットも販売しています。 「もしもの時、気にかけてもらえたら幸いです」という文言も入れており、自分に何かあったら頼れる人がいない動物がいることを周知する目的で作りました。

車用のステッカー。事故があったときペットの存在に気づいてもらえる率があがりそう

車用のマグネットには「猫(犬)が乗車している場合もあります。事故の際は確認お願いします」というダイレクトなメッセージも入れています。

実際に起きた交通事故で、乗車していた人間は意識不明のままなんとか救出できたけれど、救急隊が犬の存在に気づかず、そのまま…という話を耳にしました。 そういう悲しい事故が一つでも防げたら、と思い制作しました。

もしもヘルプ手帳や車用ステッカーなど、猫飼いの筆者にとっても、目からウロコの便利グッズだった。記事を読んで気になった方は、公式のオンラインショップ「もしもショップ Helmo」を覗いてみては。

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