ラオスの街で「元京都市バス」を発見!日本の広告を貼ったまま元気に走るバスにしみじみする
こちらはかつて京都市内を走っていた市バス。だが撮影された場所はなんとタイとラオスの国境だ。
海外旅行中にこの「元京都市バス」を発見したのは虻(@abu0705)さん。「京都を出て1日半で京都に来てしまった…」とツイートしていることからも見つけたときの驚きぶりが想像できる。
京都市バス、晴明神社のお導きにより大変元気にタイとラオスの国境を爆走していた。京都を出て1日半で京都に来てしまった…… https://t.co/mhsCVNYscL
— 虻✈️C101・12/30(金)西か42b (@abu0705) 2022年10月6日

Twitterユーザーからは「乗ると太秦萌のイラストがあったりして」「『このバスは206系統~~...次は博物館三十三間堂前です』と言いたくなりません?(笑)」など、関心を寄せる反応が。また、京都市バスを知る人によると、このバスは西本願寺や二条城前、四条河原町を通っていたという情報も集まっている。
ラオス・ビエンチャン市へ譲渡された京都市バス
なぜ京都市バスがラオス郊外を走っているのか。実は2015年に京都市はタイのビエンチャン市にバスを合計34台無償譲渡しており、それらのバスが現在も活用されているのだ。
今回の旅行で、京都市バスを発見したときの状況や心情について詳しく聞いてみた。
ラオスで京都市バスが走っていることはご存じでしたか?
譲渡された際にも話題となっており、またたびたび現地に行った方が話題にしていたので知ってはいました。
ただ、コロナ禍で渡航者が激減してしまい、ここ2年程はあまり現地の情報が得られなかったので、近年の情報はあまり入っていませんでした。
生きてる〜!!!!!!!!! https://t.co/ZJJuLBGi8v
— 虻✈️C101・12/30(金)西か42b (@abu0705) 2022年10月6日

ラオスで日本のバスに乗った感想は?
ラオスは日本と異なり右側通行なので、市内バスとして使われている元京都市バスの車はドアを右側に増設した車などが多かったです。タイでは左側通行のため、国境を走る車は特に改造もなく使われているのが印象的でした。
また、車内広告もそのままで、京都でおなじみの神社や会社の広告も貼られっぱなしの状態で走っているのが印象的でした。
ラオス・ビエンチャンの京都市バス。市内バス用の車は日本と車線が逆なので逆側にドアが増設されてる車が多い。京都市バスが入る系統が全便運休中とのことで市内では走ってるとこは拝めなかったけど車庫にいっぱいいた。手前に停めてる車はたまに動いてそうな雰囲気だったけど後ろの方のは割と怪しい。 https://t.co/oZMyKThapi
— 虻✈️C101・12/30(金)西か42b (@abu0705) 2022年10月10日


このほか、今回の旅で印象に残った乗り物についてのエピソードはありますか。
今回はタイ・ラオスの2国に行ったのですが、タイ国内ではJR北海道で北斗星などの寝台特急牽引に使われていた機関車が工事用として使われていたのも見に行きました。
色もそのままで大事に使われているのがわかり、嬉しかったですね。
永遠にニチャニチャしとる 最高 https://t.co/GGk1M8EphG
— 虻✈️C101・12/30(金)西か42b (@abu0705) 2022年10月7日

遥か東南アジアのタイやラオスなどで走っている日本製のバスや機関車。こうして海外で活躍している様子を見ると、まるで遠くに引っ越した友人に再会したかのような気持ちになる。海外にいながら日本のバスに乗るという体験は、旅行のいい思い出になりそうだ。