タコは意外と速く動く…潮だまりに取り残されたマダコが海に帰るまでのスピードが予想以上だった

海でも陸でもタコは俊敏でした
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水族館の飼育員であり、イカやタコの魅力をTwitterやYouTubeで発信しているももいか(@momoika_t)さんが、干潮時に潮だまりに取り残されたマダコが海へ帰る様子を撮影した動画をTwitterに投稿。動画を見た人が「歩みの速さ」に驚く事態になっている。

潮が引いたことに気づいて、脱出中。ここから驚くべきスピードで帰ります

ももいかさんの動画はわずか1分ほど。その間、マダコは迷いもなくただ海を目指して歩みを進めている。

マダコが移動する動画を見たTwitterユーザーからは「迷いがないな。海のある方向わかるんだろうか?」「海の方向をどうやって認識したのか、不思議」と、なぜマダコが迷わず海へ帰ることができるのか、という点に疑問を呈するコメントがあった。

ももいかさんに、動画を撮影したときの状況について詳しい話を聞いた。

海までは直線で2.5m、迷いなく帰れる理由は「謎」

撮影されたのは、どちらの海岸でしょうか?

海に戻るタイミングを間違えました

見つけたのは津軽海峡沿いの磯です。

ちょうど大潮の最干潮のタイミングで潮が引いていたので見つけることができました。

潮だまりから海までの直線距離はどのくらいありましたか?

海までは2.5メートルぐらいだったと思います。

なぜかはわかりませんが海の方向がわかるらしく、ほぼ最短距離でたどり着いたのが不思議でした。

「海はあっちだぜ!」

「タコが陸を歩く」ということ自体はすでによく知られているのでしょうか。

水族館や活魚屋でタコを飼育するとき、水槽に蓋をしたりネットなどに入れておかないと逃げていくのはよく知られていることです。

ただ、なぜそのような脱走の能力を身につけているのかははっきりとわかっていませんでした。

迷いのない足取り

今回の観察で、潮溜まりに取り残された際に高水温や酸欠で死んでしまわないように、

このような陸を歩く能力をもっていることがわかりました。

タコが陸を歩いている様子を見た感想を教えてください。

タコが水槽から脱走するシーンは何度も目撃していましたが、野生下でもタコが自分から陸を歩く行動をするということに驚きました。

今回の観察で脱走能力を秘めている理由がわかり、うれしく思います。

「着いたよ」

また、この動画をアップした際に、多くの方から「タコすごい!」「頭いい!」「感動した」などタコに対し、好意的なコメントが寄せられ、推しの魅力を多くの方に共有できて大変光栄です。

これからもタコの魅力発信に努めていきます!

ももいかさんは「イカ・タコLIFE」というYouTubeチャンネルでもイカやタコの魅力を発信している。今回の動画のロングバージョンもあるので、もっと深くタコの魅力を知りたい方はももいかさんのTwitterアカウントをフォローするとともに、動画もチェックしてみては。

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