7000個のレゴを使用、色使いにこだわりながら1ヶ月かけて作られた『ドラクエ』大魔王ゾーマの迫力がすごい
10月の終わり、Twitterをにぎわせていた「#俺が作るとこうなる」のハッシュタグ付き投稿。さまざまなクリエーターたちがこぞって自慢の作品を投稿し、Twitterユーザーの目を楽しませた。
その中でもひと際目を引いていたのは、すべてレゴブロックで作られた『ドラゴンクエスト』のキャラクター、大魔王・ゾーマの立体作品だ。
#俺が作るとこうなる
レゴブロックが、レゴゾーマに👿 https://t.co/6HYuCbpgJJ
— FukuTaku (@FukuTaku10) 2022年10月28日


「レゴ製ゾーマ」の力作にTwitterユーザーからは「本当に組み方も色使いも素晴らしい」「ドット絵がそのまま飛び出してきた感じがして良いですね」と、感心するコメントが集まっている。
レゴを制作、投稿したのは、FukuTaku(@FukuTaku10)さん。プロフィールに「ドラクエとドット絵とレゴ好き」「レゴで作れないものはない!」と書く通り、これまでもさまざまな『ドラゴンクエスト』のレゴ作品をTwitterに投稿している。
#これを見た人は再現キャラを貼れ
#レゴ でドラクエモンスターを再現しました!
有名どころをピックアップ♪ https://t.co/WgqGgxOtzF
— FukuTaku (@FukuTaku10) 2022年10月15日




ハロウィンの際は、キャラクター大集合のこんな愉快な作品画像も投稿している。
▼👻▼ 🎃 ▼😈▼🤪▼ 👻▼ 🎃 ▼😈▼
【レゴ で ドラクエ⚔ハロウィン】
🎶🚩ウェルカム トゥ ザ モンスターパレード📯🎶
お化けモンスターの大行進❗️君はふり返る勇気はあるかな?
ハッピーハロウィン🎃✨
[#ハロウィン で再掲]
#FukuTakulego
#レゴ #LEGO #ドラクエ #DQ https://t.co/8ZIZYOoRTO
— FukuTaku (@FukuTaku10) 2022年10月31日

『ドラゴンクエスト』キャラクターを忠実に、ときには独自の色選びでさらに再現度をあげたレゴ作品に仕上げているFukuTakuさんに、作品づくりへの思いを聞いた。
子ども時代、レゴで造形力や想像力を培った
「#俺が作るとこうなる」の投稿に「ゾーマ」をピックアップされた理由を教えてください
ゾーマはすでに崩してしまっており、崩したときのレゴパーツの写真を撮っていたので、ビフォーアフターの画像としてわかりやすいと思い選びました。
ゾーマの実際のサイズ、使用したブロックの数、制作時間はどれくらいですか?
高さは45㎝、ブロックの数は約7000パーツ、約一カ月かけて作りました。
レゴ作品をつくる上でのこだわり・大変な点などを教えてください
一つ目のこだわりは、再現度を高くすることです。
原作のイラストを見て作るのですが、顔と身体の大きさの比率や、腕の長さや向き、しっぽの見え方など、できるだけ原作イラストと同じになるようこだわっています。 原作を描いている鳥山明先生のイラストは、一枚絵でバランスを取った構図で、それを三次元化する際につじつまの合わないことがあり、それを調整するのが大変なことでもあります。
二つ目のこだわりは、配色です。
ドット絵を立体化するイメージで、ブロックの一つ一つの色の選択・配置にこだわっています。モンスターの色はシリーズやリメイクなどによりさまざまなのですが、イメージとなるメインカラーに光源を設定して、明るいところから暗いところまでのグラデーションをドット絵感覚で作っています。
基本的にブロックのポッチ一つ分単位で色を変えるので、パーツ数がものすごく増えてしまうことと、パーツが細かいと強度が弱くなりがちなところを調整するのが大変です。
レゴにハマった、そもそものきっかけを教えてください
子ども時代はいつもレゴで遊んでおり、レゴで造形力や想像力を培ったと言っても過言ではないです。ですが、やはり大人になると触る機会はなくなり、しばらくはまったく触っていませんでした。
今の活動に繋がるきっかけとなったのは、コロナ禍でお家時間が増えたのと、甥ができて一緒にレゴで遊ぶようになったことです。
「今だったら昔よりもすごいものや、作りたいものが作れるのでは?」と思い、大好きだった『ドラゴンクエスト』のモンスターを作り始めました。
「レゴで作れないものはない!」と書かれていますが、今後挑戦したいテーマはなんですか?
『ドラゴンクエスト』以外のゲームのキャラやモンスターにも挑戦したいです。私の作るレゴ作品は、ドット絵の立体化でゲームのキャラクター再現と相性がいいので、ゲームシリーズは続けたいです。
ゲームは『クロノトリガー』や『ファイナルファンタジー』、『聖剣伝説』にハマっていたので、それぞれに登場するキャラクター、ロボやエクスデス、フラミーなどを作ってみたいです。
また、二次創作ではなくオリジナルのモンスターや、恐竜、空想上の動物などにも挑戦したいです。
ブロックのポッチの向きを、上下左右全ての方向に向けて組み立てる、いわゆる「全面ポッチ」という方法を使っているのですが、この方法だと普通はロボットっぽい造形になるところを流動的な形や動きを表現できるで、迫力のある動物や、かわいい動物なども作ってみたいと思っています。
今後、『ドラゴンクエスト』以外のキャラクター作品の制作にも意欲的なFukuTakuさん。ドット絵を三次元化した素晴らしい作品群をもっと見たい方は、ぜひTwitterで「#FukuTakulego」のハッシュタグを検索してみて欲しい。