【漫画】「ドゥ ユ ワナ スタァァァァンプ?」山小屋で働く同僚が放った寝言に一同爆笑!
富士山の山小屋で働くふじっぴ(@genkinibocchi)さんが描いた、仮眠中の同僚の寝言に関する漫画がTwitterで笑いを呼んでいる。
山小屋生活であった話。 https://t.co/T49Sz1Ia52
— ふじっぴ (@genkinibocchi) 2023年3月27日

仕事を終えた深夜0時すぎ、スタッフ3人で仮眠を取っていたところ…

突如「ドゥユワナスタァ〜ンプ?(焼印いかがですか?)」の声が響き渡った。声の主は横で寝ていた同僚。どうやら寝言の様子。
焼印とは、富士登山に使う金剛杖に押してもらうスタンプのこと。登山経路で訪れる各山小屋ごとにデザインが異なり、登山の証としてスタンプラリーのように集める人も多いようだ。
【補足】焼印とは
富士山では、金剛杖という木の棒に、各山小屋オリジナルの焼印(スタンプ)を押してもらうことができます。
富士登山記念のスタンプラリーのようなもので、特に外国人登山者に人気があります。ドゥユワナスタァァァンプ? https://t.co/p7OC1pZIeD
— ふじっぴ (@genkinibocchi) 2023年3月28日
こちらの焼印、外国人にも大変人気のようで、山小屋のスタッフは小屋を訪れた外国人観光客に対して英語で案内をすることも多いのだろう。
同僚はその後も「ハァイ!ドゥユワナスタァァァァンプ!?」と、夢の中で焼印を誰かにすすめる営業トークを続行。
寝言ながらしっかり会話が成立している様子に、ふじっぴさんと他の同僚ともに悶絶。まだ寝ているお客様を起こさないようにと、必死に笑いをこらえる場面がユニークに描かれている。ちなみに、似たような出来事が、シーズン中ほかにも2回くらいあったらしい。

漫画を読んだTwitterユーザーからは「こんなん笑うわ」「スタアァァンプなあたりがリアリティ強いwww」と面白がる声や、山小屋で働いた経験がある人からは「私も夜中に豚汁のオーダーとってました」「山小屋の末期症状ですね」と共感する声もあり、どうやら山小屋で働く人にとっては「あるある」ネタらしい。
当時の様子について、作者のふじっぴさんに詳しく話を伺った。
本人はまったく気づかず「うそぉ〜!?」
焼印は毎日販売されているのでしょうか?
1回300円前後で販売しており、外国人登山客が山小屋の前を通過する際はこちらから「ドゥユワナスタァ〜ンプ?(焼印押しますか?)」とお声がけしています。繁忙期だと1日に何百回と口にすることもあるので、体に染み付いていたのだと思います。
同じ仕事をしている立場からすると、この寝言はある意味「ワカル」と共感できるだけに、一緒に寝ていたスタッフの笑いをより一層引き起こしました。
寝言をいったご本人はまったく気づかない様子でしたか?
本人は一度も気づかず、彼女自身「うそぉ〜!?」と大笑いしていました。
その後の2回は、笑いをこらえることはできましたか?
もちろん笑いをこらえることはできず「絶対に笑ってはいけない富士山の山小屋 again」状態となり、その後も私たちを苦しめました(笑)
職場など特定の人の間でしか伝わらない「あるあるネタ」はいつだって強烈な笑いを誘うもの。さらに笑ってはいけない状況ともなると、堪えるのはさぞ大変だったことだろう。それでも、楽しそうな様子が伝わってくるほっこりエピソードだった。
ふじっぴさんは、Twitterアカウントで富士山にまつわるエピソードを描いた漫画のほかにも、美しい富士の絶景などを日々ツイートしている。興味を持った人はのぞいてみては。