保育園にいるはずの子どもが、なぜまだ車内に!?子育て中のヒヤリハット体験を描いた漫画に反響

誰にでもありえること。だから気を付けたい
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わが子を車内に置き去りにしそうになってしまった出来事を描いた漫画が、Twitterで反響を呼んでいる。

置き去り未遂
保育園を通り過ぎたことに気付かず会社へ向かってしまう

投稿者のしおこさん(@shiokmbbb)は、職場に向かう前に保育園に立ち寄ってお子さんを預けるつもりが、仕事のことを考えながら運転していたためか、保育園を通り過ぎてそのまま会社へ向かってしまう。

ふと「…保育園行った…?」と我に返って後部座席を確認したところ、初めてお子さんが「まだ車に乗っている」ことに気付いたそうだ。

置き去り未遂
後部座席に子どもが乗っていることに気付きパニック!
置き去り未遂
職場に着くも、脳内で大反省が繰り広げられる…

すぐにUターンをし保育園に送り届けてことなきを得たが、自分が置き去りをしてしまいそうになったという事実にショックを受けるしおこさん。この出来事以来、自分の荷物を後部座席に置くという対策を講じるようになったとのこと。

置き去り未遂
その後は、荷物を後部座席に置いて予防している

お子さんを持つTwitterユーザーからは「駐車場でベビーカーを下ろしたあとに、子供を降ろし忘れて空のベビーカーを押して出発しそうになったことがあります」「私も仕事が忙しくて朝から考えごとをしていた時に、同じことしました」といった似たような体験談が寄せられた。

また、荷物を後部座席に置くという対策に気づきを得たという声も多く、この漫画が子育てのヒヤリハット対策のひとつとして周知のきっかけになったことがうかがえる。

しおこさんに、今回描かれた漫画についてさらに詳しく話を聞いた。

Twitterでの反響に対する感想を教えてください。

同じような経験をされた方からのコメントが多くて驚きました。中には自転車でも同じことが起こったというコメントを見て、「危険なのは車だけじゃないのだな」と。ひとつの重大事故の背景にはたくさんのヒヤリハットがある、と言われていますが、本当にその通りなんだなと感じました。

おまけ的な感じで自分の対策を描いたのですが、たくさんの方に良い方法だと言っていただけてよかったです。

漫画で描ききれなかった想いなどがあれば教えてください。

車内の置き去りによる子どもの死亡事故のニュースなどが流れると、「そんなことあるはずない」と思う方はたくさんいると思います。「自分は大丈夫」という思い込みが、悲しい事故に繋がってしまうことになりかねません。

夏以外の季節でも、車内が高温になる日はたくさんあります。日頃の対策や意識付けで、悲しい事故が少しでもなくなることを願っています。

しおこさんのように、身の周りにある子育てのヒヤリハットに気付いたらTwitterなどで対策を共有してみるのも良いかもしれない。

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