コーヒーミルが故障した…「良いのがあるぞ」と父が出してきた意外な道具に反響

歴史ある道具が新しいコーヒーミルに
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コーヒーミルの代用品として、珍しい道具でコーヒーを挽いた写真がTwitterに投稿され話題となっている。その道具とは、生薬などを粉末にする薬研(やげん)だ。

薬研
一般家庭になぜ薬研が!?

投稿者のすいか(@shidareya_FF14)さんがコーヒー豆を買って帰ったところ、お母様からコーヒーミルが壊れてしまい家に挽く道具がないと告げられる。せっかく買ってきたコーヒー豆が無駄になってしまうかと思いきや、「良いのあるぞ」とお父様がもちだしてきたのがこの薬研だったというわけだ。

薬研
ゴリゴリすると、コーヒーの良い香りが漂ってきそう…

薬研は、V字形にくぼんだ臼(うす)と、円板に軸を通した道具を使って薬材などを押し砕くすり具。かくして、薬研のおかげで買ってきたコーヒー豆は無事に挽くことができたそうだ。

Twitterユーザーからは「これで挽いた豆のコーヒー飲みたい」「割と真面目に需要あるのではって可能性を感じてる」など新しいジャンルの確立に期待する声や「なぜ薬研がご自宅にwww」と、ナチュラルに登場した珍しい道具へのツッコミもあがった。

すいかさんに、お父様が所有している薬研と挽いたコーヒー豆について話を聞いた。

5~6分で粗挽きに

お父様はなぜ薬研をお持ちだったのでしょうか?

もともとは2〜30年前に祖父が購入したものだそうです。祖父、父、自分と代々骨董などが好きだったこともあり、こまめに手入れしていたので、きれいなまま保っていました。

祖父がいた頃は、よく薬味のゴマなどをすっていました。

粗挽き状態になるまでどのくらい時間がかかりましたか?

動画の挽き具合になるまでは5〜6分ほどです。そこまで時間はかかりませんでした。

今後も薬研挽きコーヒーにトライしてみる予定はありますか?

薬研で挽くのが楽しくなったので、ツイートを投稿したあとも小まめに薬研挽きでコーヒーを淹れています。結局コーヒーミルは買い直してません。

代々受け継がれてきた薬研は、新たな活躍の場を得たようだ。すいかさんの家では、挽き続き、薬研のゴリゴリという音とコーヒーの良い香りが混ざる光景が繰り広げられそうだ。

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