「まず庭を砂漠にします」モロッコ帰りの人が作る「サハラ砂漠風ピザ」が豪快すぎ!そのお味は…?

初手のハードルが高すぎる…!
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日本で「ピザ」と聞くと、おそらくほとんどの人が、丸いピザ生地の上に具材を載せて焼くスタイルのイタリア風、もしくはアメリカ風のものをイメージするだろう。

そんなイメージを豪快にひっくり返すピザが、Twitterで話題を呼んでいる。その名も「サハラ砂漠の遊牧民風ピザ(以下、サハラ砂漠風ピザ)」である。

これがサハラ砂漠の遊牧民風ピザだ!

円盤形の生地の中に具材を包み込んで焼いてあり、ピザというより大きなまんじゅうのような印象を受ける。投稿者の砂漠(@eli_elilema)さんは、こちらのピザを家に遊びに来た”モロッコ帰りの女”に作ってもらったという。

ビジュアルもさることながら、特筆すべきはその豪快すぎる作り方。なんと窯の中ではなく「熱した砂の中」に生地を埋めて焼き、砂から掘り出して砂と灰をはたきおとしてから食べるというのだ。

砂漠さん家の庭を砂漠にしていく…!
左側で灰まみれで焼けていくサハラ砂漠風ピザ
灰と砂をはたいて切り分ける

手順はシンプルだが、調理の第一工程である「家の庭を砂漠化する」が日本ではなかなか難しい! 広大な土地と大量の砂がある地域ならではの調理法といえるだろう。

このダイナミックなサハラ砂漠風ピザを知ったTwitterユーザーからは「難易度が高すぎる」「モロッコ帰りの女がすごい」「長野のおやきに似ている」といったコメントが寄せられた。

砂漠さんに、サハラ砂漠風ピザを実際に作って食べてみた感想を聞いてみた。

焼く時間は20分ほど

モロッコ帰りの女性とともにピザを作ることになった経緯は…?

彼女からモロッコ料理を教えてもらうことになり、その中に今回のピザが含まれていました。

ピザのために庭を砂漠にした感想はいかがでしたか

「壮大な調理だ…!」と感じました。

ピザが焼きあがるまでにどれくらいかかったのでしょうか?

(庭を砂漠にするなど)料理を始めてから焼き上がるまでは半日かかりました。ピザを焼く時間だけなら20分程度だったと思います。

庭を砂漠にしたり砂を熱したりするのに半日、ピザを焼くのはほんの20分。確かに壮大な料理だ。そして何より、気になるのはそのお味。

サハラ砂漠のピザの味はいかがでしたか

おいしかったです!具はひき肉と玉ねぎ主体のものでした。

(日本で)よくあるピザと一番違うのは生地です。生地の上に具をのせるのではなく、生地で具を包む形式でした。

調理工程を見て「砂と灰は大丈夫?」と思った人もいるかもしれない。砂漠さんはじめ当日体験したメンバーも「絶対ジャリジャリするよ…」と疑っていたみたいだが、モロッコ帰りの女性の遊牧料理スキルがカンストしていたため、全くジャリジャリしなかったとか。サハラマジック!

「自分もこのピザを食べてみたい!」と思った人は、まずは砂漠にしていい庭の用意からがんばろう。

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