「土佐弁のセリフをチェックするぜよ!」高知の印刷会社によるユニークな校正サービスが頼もしい

高知県の会社という利点を生かしたアイデア
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高知県にある印刷会社が提供している「土佐弁チェックサービス」がTwitterで話題だ。

土佐弁
「まかいちょき!」のセリフが頼もしい

印刷会社の西村謄写堂(@nishimuraikemen)さんが、本の印刷を利用する客向けに展開しているサービスで、印刷物に登場する土佐弁について、生粋の高知県民である従業員が正しい土佐弁であるかチェックしてくれるというもの。

土佐弁
標準語から土佐弁への変換もOK

例えば、土佐弁を話すキャラクターが登場する同人作品を作る場合などに重宝しそうだ。一体どのような経緯で始めることになったのか? 西村謄写堂さんに詳しく話を聞いた。

土佐弁を話すキャラクターの創作物がきっかけ

土佐弁チェックサービスを始めた経緯は?

(2023年時点で)約5年前に始めました。

当時、ある大人気ゲームコンテンツに土佐弁のキャラがおり、そのキャラを元にした創作物の制作を楽しむお客様が複数いらっしゃいました。ただ、お客様のほとんどが高知県出身ではないため、キャラのセリフが実際の土佐弁と、やはり少し違いがありました。

「土佐弁に興味を持ってくださるなら、高知県の会社として正しい土佐弁をお伝えして作家様のお役に立ちたい」と思い、このサービスを始めました。

土佐弁をチェックできる「生粋の土佐人」の従業員は何人いますか?

弊社の従業員は100名近くいます。

年齢層も幅広く、年齢や出身地域によって多少の差はありますが、みんな日常会話は昔からの土佐弁を使っています。

当サービスでお客様からいただいた原稿をチェックする担当は、現在2名でおこなっています。

土佐弁チェックサービスを利用したお客様からの反応は?

お客様を楽しませたい気持ちから利用者0人でも構わないと思って始めたサービスでしたが、今でも定期的に相談をいただけて大変うれしいです。

土佐弁のキャラを使った創作物を制作されているお客様からの依頼が基本となっています。

西村謄写堂(@nishimuraikemen)さんが発案した土佐弁チェックサービスは、お客様に「本物の土佐弁を伝えたい」という思いやりから生まれたサービスだった。

土佐弁のキャラクターを制作している人は、西村謄写堂のホームページをのぞいてみては。

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