「あんなうまいもの食べたことない」7歳の娘がせっせとクルミを集めて作った本格パンの味に母が感動
7歳の女の子が自分1人で焼いたという、美味しそうなクルミパンの画像がX(Twitter)に投稿され、話題を呼んでいる。
次女7歳、毎日せっせと拾い乾かしておいたクルミを、割ってトースターでローストし、粉を捏ねて(作り方は長女が解読)クルミを混ぜ込んだパンを焼き家族に振る舞った
あんなうまい物食べたことないってくらい美味しかった
材料を集めたり作ったりしてる様子はまるでリスのようだった https://t.co/50VhwHOWP6
— 中原 (@sv__n) 2023年10月24日


投稿したのは、旦那さんと子どもたちとドイツで暮らしている中原(@sv__n)さん。
投稿された画像にはパンを作った7歳の娘さんが、クルミの殻を割って中身を取り出したり、クルミをパン生地に混ぜてこねたりする様子と、完成した立派なクルミパンが写っている。
中原さんが「あんなうまい物食べたことないってくらい美味しかった」と述べているように、見るからに美味しそう…!
しかもこのクルミパン、すごいのは見た目や味だけではない。なんと娘さんが材料のクルミを毎日せっせと拾って乾かし、ローストした上でパン生地に練りこむという、なんとも丁寧な工程を経て作り上げたというから驚きだ。


娘さんがパンの材料を集めたり作ったりしてる様子を見て、「まるでリスのようだった」と表現した中原さんの言葉のチョイスも素敵…! いかにもドイツらしい、童話のようなストーリーに多くの反響が集まった。
投稿を見たユーザーからは「なんて可愛い小リスのパン屋さん」「買うんじゃなくて、拾うことから始まるのすごいですね」「7歳でこの行動力とやりきる力がすごすぎて…!!」など称賛するコメントが寄せられている。

しかし母親である中原さんは、実はパン作りが苦手なのだそう。過去に「おしゃれなドイツパンを焼こう」と挑戦した際は焼き上がりがカチカチになり、立派な“鈍器”ができあがってしまったというオチが。
このみっちりさを見てほしい
おしゃれなドイツパン焼こうとしたら立派な鈍器が焼けた。鈍器は日本の湿気に負けてあっという間にカビ、カビを削って1人で食べた
おいしかった https://t.co/gNo5c5dWVZ
— 中原 (@sv__n) 2023年7月15日

パン作りが難しいことを知っているだけに、今回のクルミパンの味はまた格別だっただろう。
そんな中原さんに詳しく話を伺ってみた。
娘さんがクルミパンを作ったきっかけを教えてください。
我が家にはクルミの木があり、秋になるとそれを集めて何を作るか家族でアイデアを出し合います。
いつもはクルミクッキーを作るんですが今年はクルミが大豊作だったこともあり…
次女「クルミパン作ればいいじゃん!」
私「でもお母さんはパン焼けないよ」
次女「じゃあ自分で焼くよ!」
という流れで作り始めました。
クルミは9月の中ごろから拾い始めました。拾ったあとはよく乾燥させなければならず、今回は1番乾いているものを使っています。
クルミは今もまだまだ落ちてきているため、毎日拾い集めています。
今日はクッキーの材料が降ってくる日
頭に直撃するとちょっと痛いので帽子をかぶって拾いましょう https://t.co/2ZRUzdQyBb
— 中原 (@sv__n) 2023年10月21日

娘さんがパンを作るのは今回が初めてですか?
次女は保育園でパンこねをしたことがあります。そのおかげでパン作りのハードルが低かったのではないかなと思います。
「美味しくできたね! お母さんが食べたパンの中で一番美味しいよ!」と言ったら、「次に日本に行く時みんなに焼いてあげたいな!」とウキウキしていました。
でもやはり、1人でたくさんのクルミを割るのは大変だったようです。
普段から「やる」と決めたら積極的にチャレンジする性格なのでしょうか?
自分で「やるよ!」と言ったことは頑張ります。特に、自分で試行錯誤をする必要があるチャレンジは1人で頑張りたい人です。
ハーブを集めて乾かして冬用のハーブティーを作ったり、ツタときれいな葉っぱを集めてきてリースを作ったり。
次のチャレンジは「バク宙」らしいです…。
蔦を集めてきて何してるかなと覗いたら可愛い物つくってた☺️ https://t.co/KhBhz2Z47s
— 中原 (@sv__n) 2022年10月29日


自分でやりたいことを見つけ、決めたからにはとことん頑張る次女さん。次なるチャレンジの「バク宙」も、きっと一生懸命練習するのだろう。
成功したという報告がドイツから届くのを楽しみに待ちたい。