ICCHP 2016 個人ツイート+αまとめ
- hariktriam
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明日頃から,ICCHP2016という障害者支援技術の国際学会に参加してきます.主著1報,共著3報が出る予定です.ボランティア支援,視覚障害者のスマートフォンや教育環境のアクセシビリティ,ゲームに関する研究発表を行います. icchp.org
2016-07-12 09:15:24初日(7/13(Wed))
Digital Games Accessibility (STS) icchp.org/programme-icchp から聞く.Keynote聞きそびれた.
2016-07-13 18:13:37W.Thomasら,"Design of a Curriculum Framework for Raising Awareness of Game Accessibility" UNESCOが公開するカリキュラムデザイン手法で列挙された要素がどの程度教えられているかアンケート調査
2016-07-13 18:19:01続)調査対象は,EU,USの教育者側.アンケート結果を基にゲームアクセシビリティ実装方法に関するカリキュラム開発をどうするかが今後の展望.詳しくは:gacademy.blogs.dsv.su.se 彼らはワークショップを開くそうな:cedric.cnam.fr/~dupirej/IFIP-…
2016-07-13 18:26:06J.Philら, Identifying Existing, Accessible Touchscreen Games for People Living w/ Dementia 認知症の者が使いやすいタッチスクリーン端末に関するガイドラインを作るAcTo Dementiaの紹介
2016-07-13 18:36:14続)アプリのReview criteriaを提案:ジェスチャ操作・フィードバック(アニメ,音声,テキスト,触覚)・見た目(コントラストなど視認性)・特徴(指示,ヒントや難易度)・カスタマイズ性・障害(フリーか,広告の有無など),アプリの適切さ(子供向けかなど),特異性(がOKか)
2016-07-13 18:44:50続)これ以外に,開発者とのCollaborationやアプリの推薦などもプロジェクト内に包含.一部のアプリ開発ではコラボ出来てるらしい(MobilityWare社, Spooky house社が例に挙がっていた),プロジェクトサイト:actodementia.com
2016-07-13 18:47:48I.M.Gómezら:The Role of Small Robots in Designed Play Workshops in Centers of Adults with Cerebral Palsy CPの子供がLego mindstormで学習するように,(続
2016-07-13 18:59:34続)CPの大人でワークショップを開催.SPHERO(ボール状ロボット)と,CUBOT(Arduino Leonardoのボードで動かすもの)を動かす. sphero.com どちらも良かったが,SPHEROの方がワークショップ参加者では楽しかった模様.
2016-07-13 19:05:56K. Doboszら:How to Control a Mobile Game: A Comparison of Various Approaches for Visually Impaired People モバイルインタフェースについて,視覚障害状況・ゲーム内容で比較.
2016-07-13 19:12:48続)Mobile Gamebookを対象に調査した模様.グラフィカルなコンテンツがなく,ゲームエンジンがユニバーサル,TTS内蔵,コンテンツ等々がXMLなのでいじれるなどなど.ジェスチャはスライド系,マルチタッチ系などなど.
2016-07-13 19:23:03続)エラー率は多点スワイプ,点字キーボード入力で高い模様.安定していたのはマルチタッチ,スクリーンリーダ有りで従来型UIへの入力. スワイプやマルチタッチ,センサ入力(シェイクなど)が高速である模様.
2016-07-13 19:28:16M.Matsuoら: Audible Mapper & ShadowRine: Development of Map Editor Using Only Sound in Accessible Game for Blind Users, (略) 全盲者自身がアクションRPGを開発
2016-07-13 19:30:02FE Sandnesら:What do Low-vision Users Really Want from Smart Glasses? Faces, Text & perhaps no Glasses at all スマートグラスに求められる要件について弱視者へインタビュー調査
2016-07-13 19:53:24続)テキスト認識,他者の顔認識とSocial interaction支援,見た目の良さ(宇宙服のようではNG)),視覚支援の性能は視覚障害によってまちまち. 最近は様々なウェアラブルシステムが流行っているので,これらについても今後調査対象とする.
2016-07-13 19:59:15T Ohashiら:Can VI Smartphone Users Correctly Manipulate Tiny Screen Keyboards Under a Screen Reader Condition? スマートフォンで文字入力する時,どこまで小さいボタンで(続
2016-07-13 20:00:32続)入力可能かを調査.この時,スクリーンリーダを使用している条件下.画面の50%くらいまでであればそこそこ行ける.25%以下になると急にTask completion time的に厳しくなる.一応,私も共著.
2016-07-13 20:01:32Tactile Graphics and Models for Blind People and Recognition of Shapes by Touch (STS)に移動. icchp.org/programme-icchp
2016-07-13 21:04:38G.Weberら: Locating Widgets in Different Tactile Information Visualizations HyperBrailleという点字ビューを切替表示できるシステム.レイアウト,テキストベース,アウトライン,シンボル表示ができる.
2016-07-13 21:09:29続)UI要素ごとに確認すると,operating view(テキストベースの表示)がどの要素でも最も高速に読み取り可能.アウトライン表示・レイアウト表示はいまいち.なお,評価者は全員が全盲.主観評価結果では,レイアウトの把握以外でoperating viewが最も良好.
2016-07-13 21:12:01この学会はどの机にも電源があって,話した内容が字幕表示されて(時に手話表示あり),各部屋に車椅子でアクセスできるリフトが付いててで,ホスピタリティが最高な学会な気がする.会場へのアクセスも中央駅から15分程度で,寮への宿泊も可能.問題は日本〜リンツへのアクセスか.直行便がない.
2016-07-13 21:18:14A Reichingerら: A Concept for Re-Useable Interactive Tactile Reliefs 著明な絵画などを触知可能な3Dレリーフ化する際の,製作時間の短縮化・再利用化できるなどに関するコンセプト.Ref. PinArt Toy
2016-07-13 21:26:10