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債務・債権としての貨幣 貨幣は常に誰かにとっての負債である

名目貨幣(それ自体は何の使用価値ももたない貨幣)はなぜ流通・貯蓄価値を持つのか、を突き詰めて考えると、貨幣が信用取引(貸し・借り)を反映したものであるという理解に至る。
金融 債券 経済学 経済 通貨 貨幣 債務 債権
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望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
知恵袋で回答したもの 「Q:そもそも借金のない国ってあるのでしょうか?」 ⇒「通貨は”借金”によって供給される」「そもそも通貨自体が負債」「ドイツの国債発行削減は他国の借金に依存している」「アメリカの双子の赤字が国際経済を支えてきた」detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_de…
LO @23sato4
不換紙幣という歴史的に特殊な通貨に関しては会計上の処理としてそうなるが、例えば暗号通貨は誰の負債でもない。 twitter.com/motidukinoyoru…
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
不換紙幣というより、国定通貨と呼ぶべきなのだが、国定通貨は歴史的に特殊でも何でもなく、むしろ最も普遍的な通貨形態である。(金本位制などの方が特殊なもの) 古代の「トークン」などは典型的な国定通貨制度と言える。 twitter.com/satofumi3/stat…
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
暗号通貨の場合、受け取る側にとっては「将来暗号通貨によって財を払ってもらえるという意味での債権」である、払う側にとっては「将来暗号通貨を出されたら財を差し出さなければならないという意味での負債」だ。 この関係が成り立つならばどんなものでも通貨にはなり得る。 @satofumi3
LO @23sato4
細部にこだわってしまうが、金貨が"国定通貨"ということもありえたわけで、それは負債ではない。 twitter.com/motidukinoyoru…
LO @23sato4
@motidukinoyoru 暗号通貨を債権というなら見合う債務は誰が負う?
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
しかし、このような暗号通貨の最終需要は不安定である。将来の暗号通貨による財購入を拒否される危険があるからだ。 そこで国定通貨では、納税という最終需要を設けることで、通貨流通の安定を導いている。 もちろん、デノミなどの危険が迫れば、国定通貨も不安定化する。 @satofumi3
LO @23sato4
@motidukinoyoru "貨幣"は信認があれば貨幣ですよ。貨幣の定義の細部はありますが、大筋のところそんなものです。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@satofumi3 書いた通り、「将来暗号通貨を出されたら財を差し出さなければならない」市場参加者である。財でないものによって財を差し出さなければならないという関係は、明らかに負債の形式を示すものである。他者に渡す「通貨」は、いわば物々交換の「前借」として機能するのである。
LO @23sato4
そういう理論は整合的に体系化できるでしょうか? twitter.com/motidukinoyoru…
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
信認とは何に依存するのか、突き詰めれば「貨幣の支出先が安定的に存在する」ことに尽きる。国定通貨の場合、納税という形で支出先が安定しているため、納税者同士の流通が成立する。 暗号通貨の場合、必ずしも最終需要が確定していないので、その流通も不安定になる。 @satofumi3
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
逆に、これ以外に通貨を整合的に体系化する論理を知らない。 「通貨とは、支払者にとっては物々交換の前借であり、受取者にとっては将来財を受け取るための債権である。」 どこかおかしいと思ったところがあるなら、お聞かせ願いたい。興味がある。 @satofumi3
LO @23sato4
@motidukinoyoru 不特定者に対する"債権"というような考え方をしておられるようですが、それはよく理解できません。また、違うことですが、貨幣の根底に物々交換があるというのも必ずしも確定した事実ではありません。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
国定通貨の材質などは問題にならない。金貨にせよ石貨にせよ粘土にせよ紙にせよ電子データにせよ、納税手段として認められた時点で政府負債という形式の最終需要が確定し、納税者同士の交換手段としての基盤となる。 twitter.com/satofumi3/stat…
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
私の主張は「”物々交換から貨幣媒介への発展”は”経済学黎明期の寓話”であり、実際に存在したのは信用取引である」という考えに依拠していることには強調しておきたい。 そして、それ自体は価値の無いものである貨幣で財を獲得できるなら、債権と呼ぶしかなかろう。 @satofumi3
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
ある者の保有する金融資産は常に他者にとっての金融負債。 さもなくば、それ自体は効用を持たない代物(金にせよ、紙にせよ、データにせよ)が資産として機能しない。当該金融資産による財交換に他者が応じるという約束(これは他者にとって負債契約に他ならない)が不可欠。 @satofumi3
LO @23sato4
たとえば、バブル的に価値の膨らんだ絵画群が取引の会計処理に使われると仮定しましょう。そのとき、その群の個別絵画は債権なのでしょうか、それとも実物資産なのでしょうか。 twitter.com/motidukinoyoru…
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
絵画の持つ実物価値によって変わる。 そもそも絵画(だけではないが)の実物価値それ自体が不安定であり(社会的評価に大きな影響を受ける。バンドワゴン効果)、一概には言えないが、例えば財産家により価値の貯蔵手段として所有されたなら、金融資産に近いものになる。 @satofumi3
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
絵画の場合、「三億円で売れるもの」として交換・流通する場合と、「三億円(即ちそれに相当する自身の財生産)を出してでも手元に置きたい消費財」として購入される場合とで、金融資産かどうかの性格が著しく変わってしまう。そもそもあらゆるものが通貨になりうるわけだが。 @satofumi3
LO @23sato4
@motidukinoyoru このままこの議論から立ち去るのも後ろ髪を引かれる思いなので、ひとこと私見を述べますと、絵画は実物資産であり、取引において生じた債権・債務の計算手段および解消手段として使える、といったところでしょうか..
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
金融資産と実物資産の違いは、それ自体が財やサービスを生産する生産手段になるかどうかにあるが、絵画の場合、絵画の公開がサービスとして機能するなら、実物資産としての意味も持つことになる。 貴方がどういう意図で絵画を例示されたのかは分からないが、極めて面白い。 @satofumi3
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
老婆心ながら申し上げておくが、貨幣的性質はあらゆる物が持ちえるということは強調しておきたい。 それは実物資産においても当然あり得るし、それどころか財やサービス自体も通貨たりえるのである。実物貨幣と呼ばれ、歴史上実在したものである。 @satofumi3
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
ここにまとめたように、通貨は本質的に市場参加者(生産者)にとっての負債である。しかし、現在は形式的には政府負債or銀行負債となっている。 銀行負債は、銀行が他銀行や政府に対する決済能力(政府負債としてのベースマネー保有・調達)を持っていることに端を発するので、政府負債だけを考える
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
通貨が形式的に政府負債であるのは、「納税に対する前借」という形式で発行されるからだ。これによって、もし通貨が市場参加者同士の貸借関係(信用取引)を形成し、事実上参加者同士の負債・債権として機能したとしても、それと同時に納税機能としての債権・負債性を常に保持することが出来る。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
非政府通貨の場合は、生産者が通貨受取を行うか行わないかに不安定性がある。なぜなら、通貨の需要が生産者のみに依存するからである。ここで、納税という安定的な通貨需要を市場に課すと、生産者の通貨需要もまた安定的になり、市場参加者の通貨による信用取引関係もまた安定することになる。
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コメント

nimkanjinno @nimkanjinno 2016年7月16日
誰の負債なのかといったらその国の国民全員じゃないんですかね。日本で1万円札を出したらその分の物品なりサービスなりの提供を受けられる訳で(提供拒否やインフレはあるが)。
レッドほむ @red_hom 2016年7月16日
絵画とかの贅沢品とかプレミア品とかの資産価値なんてほとんどが「所有しているという事から得られる優越感とか諸々のとにかくいい気分」だよね と考えてると「いい気分を生産する生産材」とカウントしていい気がした
aki@ニコニコ @akitweeting 2016年7月17日
Himade4tama 要は通貨というものは国が自分の財産を担保にして発行した借用証書だということですね。そして国の財産は国民の財産ですし、国の借金は国民の借金でもあるので、貨幣は誰かにとっての財産であると同時に、誰かにとっての負債にもなっているということです。ちょっとまとめの説明は回りくどいですかね。
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2016年7月18日
akitweeting >通貨というものは国が自分の財産を担保にして発行した借用証書 これは全くの間違いというわけではないのだが、何か実在する財産という意味ではないことに注意したい。 まとめに書いた通り、通貨は「納税の前借」として機能している。したがって、通貨発行において担保になっているのは「徴税能力」というバーチャルな資産になる。
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2016年7月18日
akitweeting ちなみに、この場合、発行通貨と将来の徴税が会計的に一致する必要がない。むしろ、意図的に通貨の流通を志向する政府にとっては、恒常的に発行通貨>徴税が実現されている必要がある。 そしてこの場合、通貨は、国にとって負債であると同時に国民にとって資産である。一方で、「徴税能力」は、国にとって資産であると同時に、国民にとって負債となる。 なので 「国の財産は国民の財産」 「国の借金は国民の借金」 というのは、少なくとも通貨に関しては誤りというほかない。
aki@ニコニコ @akitweeting 2016年7月18日
つまり簡単に説明すると、国が行政サービスという公共ビジネスをするにあたって事業資金を借り、利用者の月々の利用料請求権(まあ簡単に言うと税金ですが)を担保として設定しているということですね。例えるならば電力会社と一般消費者のような関係であると考えられているということでよろしいでしょうか。
aki@ニコニコ @akitweeting 2016年7月18日
でも実際に考えてみると、国民と国というのは一蓮托生の関係にあるのではないでしょうか。例えば電力会社が倒産した場合には国民が税金を入れて破綻処理をしないといけないわけですよね。つまり電力会社の負債を国民が被っている。そう考えると通貨の場合も単なり利用者と行政サービス提供者という関係を超えた結びつきがあるのではないのですか?
aki@ニコニコ @akitweeting 2016年7月18日
そっか、その説によると国が破たんした際のハイパーインフレは、徴税権を担保にした債権価格の暴落であると表されるわけですね。そして逆にデフレになっている際には債権の価格が上昇していると表されるわけですね。ちなみにこの説は学説としては一般的なものですか?
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2016年7月18日
akitweeting 電力会社が倒産した場合と近似するのは不適切。 なぜなら、いわゆる倒産は、決済不履行やその予想に基づいて起こるものだが、国の場合は、まず資金を発行しそれを回収するというプロセスをたどっているので、決済不履行という概念自体が存在しえない。事実、財政過大問題を起こした各国で起こっていたのでは、決済不履行ではない。 起こっていたのは、過剰な信用創造に基づく高インフレであった。
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2016年7月18日
akitweeting 「通貨は徴税の前借である」という考え方は、ネオ・チャータリズムという考え方に基づくものである。 これは老婆心ながら言っておくが、学説として一般的であることは別に正当性を担保しないということには注意したい。 例えば、所謂「主流派経済学」は、「現状の財政赤字が続けばハイパーインフレ」「異次元緩和を導入すればハイパーインフレ」「遠からず財政クライシスが起きる」と予言してきたのだが、その予言は事実としてことごとく外れてきてしまっている。
aki@ニコニコ @akitweeting 2016年7月19日
motidukinoyoru 高インフレになったのは国家の経営が悪化して、国民が持っている債権証書としての通貨の価値が下がったからでしょうね。そしてその状態を決済不履行と呼ぶかは、言葉の問題かもしれません。
aki@ニコニコ @akitweeting 2016年7月19日
motidukinoyoru でも国家は破綻しないとはいえ、経営危機にはなりますよね。その場合そのままでは行政サービスが満足になされないと困るので、国民は財産を半ば強制的に拠出させられたり税金の引き上げに応じたりしないといけないと思うのですが、ネオチャータリズムからはその説明が困難になるのではないですか?
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2016年7月19日
akitweeting 「国家の経営が悪化」という言葉は具体的にどういうことを意味しているのだろうか? 単に発行通貨>徴税という意味なら、それを単に経営悪化と呼ぶべきではないと思う。(そもそも、通貨を余分に流通させることが目的なのだから、その意味で言うなら、国家の経営は永遠に悪化すべきなのだ) なんとなれば、そうして追加された通貨は、生産増加をもたらし得るからである。(いわゆる金融財政政策、総需要政策というのは、これを目的に行われるものだ)
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2016年7月19日
akitweeting もちろん、通貨追加発行によって政府が生産資源を『挑発』する場合、そのことを通じて民間の生産が阻害されることもあるかもしれない。 また、政府購入の増加によるインフレが、国民の財産を実質的に切り下げることで国民購買力をき下げることもあるかもしれない。(いわゆるインフレ税)  ただし、それらの効果は、政府購入の追加による生産増加効果と比較して考える必要がある。 インフレ率が低いときは、総需要追加のコストは小さく、便益は極めて高い。
aki@ニコニコ @akitweeting 2016年7月22日
motidukinoyoru その前提はちょっとおかしいですね。発行通貨>徴税が経営悪化ではないというんですけど、「借りたものは返さないといけない」のが一般常識なわけですから、国民から前借したお金を返さず通貨を発行し続ける、借り続けるというのは、経営悪化や破産(国家で破産はないという意見もあるでしょうが)の原因になるはずです。
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2016年7月22日
古代の租庸調に見るように、国家はいざとなれば実物でも徴税できる。(というより、そうした徴税が可能な統治体のみが国家の体をなしえる) にもかかわらず、なぜ国家の徴税が「通貨を発行し、事後的に回収する」という体裁をとるようになったかというと、通貨を民間経済に供給・放置することで、経済取引の利便性を高めることを目的としていたからである。 この目的を達成するためには、当然のことながら、「発行通貨>徴税」の状態が十分に実現していなければならない。 akitweeting
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