昨今のジャンプ作品について私が思っていること

すなつぶ @T_Katuragi

漫画家樹崎聖氏の都表現規制条例反対表明(http://bit.ly/hObRot)に出てくる最初の連載作「ハードラック」は記憶に残ってる。最後のほうで主人公は対戦相手を試合で殺してしまうという展開とそこからの再起が印象的だった。確かにこういう作品をジャンプで見なくなって久しい。

すなつぶ @T_Katuragi

ジャンプに関して言えば、「ゲームみたいなマンガ」が増えたな、というのは数年前から感じていた。「劇的なもの」を感じ取りにくい、というのかな…。

すなつぶ @T_Katuragi

今月のジャンプSQ「機巧童子ULTIMO」、善と悪の戦いの勝利条件は相手の破壊ではなく相手の心を自分の側へ心変わりさせること。そして、満足いく結果が得られるまで何度でも戦いを起こすダンスタンは設定上最強。彼を止めるのもまた力ではなく心になるはず。

すなつぶ @T_Katuragi

ジャンプの主流は力の強い者が勝つパワーゲーム。武井氏はシャーマンキングの時点でその枠組みの外へ出ようとした。目論みは連載では達成されなかったが、時を経て世に出た完全版の描き下ろし完結編によって結実した。ULTIMOでも描かれている「心」の戦い。ここにこそ物語の深みがある。