ライトノベルとライト文芸の関係はいかなるものか

毎度おなじみラノベ定義論。
書籍 文学 ライト文芸 ライトノベル
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最初にこのあたりを読んでおくと理解しやすいかも。

リンク WINDBIRD 「大人向けラノベ」の誕生 - WINDBIRD 「大人向けラノベ」あるいは「青年向けラノベ」とでも呼ぶべき作品/レーベルが、今年になって爆発的に増えている。2014年の終わりにこの流れを整理しておきたい。 大人向けラノベレーベルには二つの傾向があるように見受けられる。まずはWeb小説の書籍化を行うタイプ。これはMFブックスやモンスター文庫、あとは微妙に新潮文庫nexなどもそうだ。nexはともかく他の二つは大人向けなのか?と疑問に思われる方もいるだろうが、レーベル自身がそう名乗っているのだから仕方がない。どうも、Web小説の書籍化を購入するのは年齢が高め
リンク WINDBIRD 24 users 2 「ライト文芸/キャラ文芸/キャラノベ」等の定義と呼称の歴史 - WINDBIRD 簡単にまとめてみた。 このあたりも参考に。 これまでのライトノベル定義論の超大雑把な流れ - WINDBIRD 「大人向けラノベ」の誕生 - WINDBIRD 2004年10月 有川浩『空の中』がハードカバーで刊行される 空の中作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2004/10/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 45回この商品を含むブログ (294件) を見る有川浩は電撃小説大賞を受賞して『塩の街』でデビューしていたラノベ作家。電撃文庫にとって、これが最初のハードカバ

mizunotori @mizunotori
「(ライト文芸を含まない)ラノベ」と「(メディアワークス文庫的な意味での)ライト文芸」は補完的な関係で、個々に見ると何かしら欠点が目についても、足しあわせた時に色んなものが最大になると思うんだ…これからも二つで一つの「ラノベ」としてやっていこうね!(政治的発言)
北極企鵝 @Spheniscidae109
そうなっていればいいんだけど、実際にはなっていない、という捩じれがあって(ライト文芸ではないラノベは男性読者中心だけど、MW文庫的な意味でのライト文芸のメイン読者は女性)、この捩じれを克服できていない、というのが現状。 twitter.com/mizunotori/sta…
mizunotori @mizunotori
@Spheniscidae109 まさに補完的ですよね。克服する必要がありますか?
北極企鵝 @Spheniscidae109
@mizunotori メンションをいただいていた…ノーレスになってしまい申し訳ありません。もはやお返事としては遅すぎますが、参考までに書きます。克服する必要があるかどうか。これは「作り手的には」という但し書き付きかもしれませんが、する必要を感じられる状況にあります。(続きます)
北極企鵝 @Spheniscidae109
@mizunotori (承前)これは、補完的かというところに絡んでの話になりますが、現状ではいわゆるライトノベルと、ライト文芸では、主要な読者の年齢層も性別も異なっているという状況にあります。そのような二つのジャンルを、「補完的」といえるのかどうか。(続きます)
北極企鵝 @Spheniscidae109
@mizunotori たとえば「ラノベ」と「ケータイ小説」は(性別が)相互補完的であるとか、そういう風に広く見て補完的ということはできるかもしれませんが、素直に見ると、現状は相互補完であるというより、単に別のジャンルであると見做す方が当てはまる状況にある、と考えます(続きます)
北極企鵝 @Spheniscidae109
@mizunotori (承前)言い換えると、相互補完と言えば言えるけど、それを言い出すとなんでも相互補完になるから別段いう意味がない、というような認識です。で、何故に克服しなければならないという発想になるか、なにが「なっていない」で「ねじれ」ているというのか(続きます)
北極企鵝 @Spheniscidae109
@mizunotori (承前)といえば、政治的な意味で、あるいは作り手的な意味で、ラノベ(男性・少年層を主要読者とするエンタメ)を補完するもの……ラノベを少しはみ出したもの(年齢or性別)……の受け皿に、現状は「なっていない」ので、補完としては「捻じれている」(続きます)
北極企鵝 @Spheniscidae109
@mizunotori (承前)という認識になります。地続きでも何でもなければ、補完も何もないわけです。現状は、ラノベにはラノベの(見えづらくなってますが)、ライト文芸にはライト文芸の(あやかしカフェのほっこり事件簿的な)それぞれのコードが存在する別のジャンルだと(続きます)
北極企鵝 @Spheniscidae109
@mizunotori (承前)私としては考えていて、それは作り手的には、ちと難しい状況だとも思っています。なぜかというと、「男性少年向け」と「女性中年向け」の狭間で、もともとMW文庫あたりを創刊した時に狙いとして想定したはずの「補完」が、やりづらい状況にあるからです(続きます)
北極企鵝 @Spheniscidae109
@mizunotori (承前)時間があれば、MW文庫のサイトあたりを眺めるとわかりますが、創刊時は殆ど(5/7)がイラスト不使用のパッケージで占められていて、創刊時は今のような路線を想定していなかったことがわかります。今はジャンルとして認識されている「ライト文芸」は(続きます)
北極企鵝 @Spheniscidae109
@mizunotori (承前)思ってもなかった鉱脈を追認する形で今のようにジャンルとして形成されたのであって、それが本当に「ラノベを補完するもの」であるかといえば、疑問に思います。発祥が近いところにあるから、相補的に見えるけれど、本当は全く別物なのではないか?(続きます)
北極企鵝 @Spheniscidae109
@mizunotori (承前)……というような疑問の元、あのツイートとなりました。ずいぶん長々としてしまい、申し訳ありません。周辺のことをふくめもう少し呟こうと思いますが、さすがに目障りかと思いますので、以降はメンションとはしません。遅すぎのお返事、失礼しました(終わります)
北極企鵝 @Spheniscidae109
さてさて。メンションの形であれこれ書いてしまったんですけど、あらためて整理してみます。「ラノベ」と「ライト文芸」は相補的か?といえば「ラノベ」の視点で考えるとたぶんそうじゃない、と思います。
北極企鵝 @Spheniscidae109
では先に「ラノベ」を補完するものとは何か? それはたとえば、ラノベを卒業したけどラノベみたいなのを読みたい30~40代あたりの男性層向けの読み物であり、ラノベみたいだけど男の子向けじゃないのを読みたい女子向けの読み物であったりであろう、と思います。
北極企鵝 @Spheniscidae109
単純に、男性読者が女性になることは(あまり)なくても、誰でも歳はとるという意味で言えば、有望なのは大人の男性向けのラノベみたいな読み物(で、文庫)、になるでしょう。こちらは、講談社タイガや、ノベルゼロがまさにその領域にトライしていますが、成功しているとは言いづらい状況にあります。
北極企鵝 @Spheniscidae109
なんでそんなこと言えるの?というのは、単に、これらのレーベルが現状では作家を自給自足するような状況になくて、なおかつ各作家さんが、他のレーベルで書いた書籍より売れてないから、ということに尽きます。結局、商業的成功と持続とは切り離せませんから、このままいくと厳しいかもしれません。
北極企鵝 @Spheniscidae109
あと、もうひとつ。そういう「受け皿」って現状はなろう系でよくあるソフトカバー単行本のほうかもね、とも思います。多くはなろう系、であることは事実なんですが、たまにあんまり関係ない感じの作品も同じ棚に置いてあって、このあたりが「補完するもの」になりえるのかも、と思ったりします。
北極企鵝 @Spheniscidae109
じゃあ、てことは「ラノベ」と「新文芸」が相互補完ってこと?と思われた向きには、ちょっとお待ちいただきたい。「新文芸」とはなんですか?それは、たとえば「新本格」だったり「新伝綺」のように、それを手元から発生したジャンルにしたい「史観」に基づいたものなのでは?
北極企鵝 @Spheniscidae109
…ということで、斯様にジャンルへの認識には、なんらかの史観がつきまといます。現状では新文芸というのは、アルファポリスあたりが稼いでたジャンルからパイを奪っていくためのカドカワの戦略的名称でしかない、のですが、どうなんだろう。
北極企鵝 @Spheniscidae109
そしてたしか、「ライト文芸」ということばも、これもオレンジ文庫か何かの創刊に関連して出てきたように記憶しており、おおかたこうしたジャンル分けは、後追いのプレイヤーによって確立され、遡及されるというのが世の習いです。
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コメント

taka @Vietnum 2016年7月24日
とりあえずライト文芸はものすごい衒学的なウンチクが鼻につくし、ラノベは書き方も展開もテンプレのオンパレード。そして両者に言えるのが、無駄な描写や台詞を省いて文章を磨こうとしないところ。分かりきってることまで書いて行間を読ませないところ。 ページ数を気にして無駄を上手いこと省いたり、あえてセリフにせずに表情だけで物語る大人向けマンガの方がよほど優秀かもしれない。
ごせんぞう @Reminiscence876 2016年7月25日
個人的な考えとして、ラノベかどうかの区別はイラストに力を入れているか、あとがきに謝辞があるかどうか。 この2点を満たしていたら大体ラノベ
まりも @Admiral_Marimo 2016年7月26日
本文にイラストついてるかついてないかだな。ビブリオはギリギリ文芸、十二国記もラノベだけど一般向けに講談社文庫で挿絵切ってる
あひる3等兵 @ahiru3touhei 2016年7月26日
かつてはラノベと言っても主流はライト文芸みたいなものだったと思うけど、書く方も読む方も今のラノベの潮流に流されていって、ライト文芸を期待してた人は物足りなくなって普通の文芸の方に移行してしまったのでしょう。その人たちが今さら戻るとも思えないしジャンルを細分化するよりは今の氾濫しすぎたラノベを淘汰しないと同じことを繰り返すだけでは。
ぱんどら @kopandacco 2016年7月26日
ふと思ったんだが、かつてラノベは「ライトノベル」を称するレーベルから出てたらラノベだという定義があったけど、まあそれは置いといてだ、ラノベの反対はなんだろう。ヘビーノベル?
加藤 @world_of_bear 2016年8月14日
個人的に、時代小説は一定の年代の「ラノベ需要」みたいなものに応えたものだと思うし、伊坂幸太郎とか宮部みゆきも世代がずれたラノベ需要者向けのものだと思う。高年齢向けのラノベ需要はその時々で満たされていて、それがラノベとは呼ばれていないだけだと思うな。
加藤 @world_of_bear 2016年8月14日
各社から出ているラノベ文芸レーベルみたいなものが成功していないのは、作家の使いまわしが成功していないだけで。沼田まほかるとか道尾秀介あたりは現状の高年齢ラノベ需要者に応えているように思う。
Piichan @piichan 2016年10月25日
Vietnum 青年漫画は、漫画で小説のようなものを作りたいという熱意があったからこそ発展したと思います。すでに大人向けの一般小説があるライト文芸やライトノベルがそういう熱意を持てるどうか疑問です。
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