美術評論家連盟「美術と表現の自由」シンポジウム[実況]
- misonikomioden
- 23117
- 254
- 25
- 188
清水「美術は普遍価値であり、一時的権力とは異なる。権力者には目障りだろう。シンポジウムを通じますます目障りな存在となり自由な社会の助力となりたい 表現の自由を自明としてきたが日本国憲法規定の自由を深く考えてこなかったのではないか
2016-07-24 13:05:29清水「憲法改正運動があるが与党の案には危惧する点がある。自由は美術のみならず社会の抑制・忖度、言論の自由がひろく問われている
2016-07-24 13:06:08清水「パネリストは林道郎、土屋誠一、中村史子、小勝禮子、光田由里。前半はそれぞれから発表をしてもらい、後半ディスカッションとしたい。
2016-07-24 13:07:23林「ろくでなし子事件概要の説明。経緯と問題、関わって期待される我々の役割。 事件概要は手元のレジュメ。 ろくでなし子は美術活動前はマンガ家であった。技術を活かし裁判経緯もマンガで発表、ワイセツってなんですか?という単行本では経緯を描いている。
2016-07-24 13:10:05[修正]
ワイセツって何ですか? (「自称芸術家」と呼ばれた私)
[参考]
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20150611/Weeklyjn_8539.html
林「女性器の整形を受けたことを契機に型取りしデコレーションしたデコまんを制作した。マンガ発表を超えて画廊発表にいたりメディアに取り上げられるように。性器を3Dスキャン、マンボートを作成。 その後、逮捕される。
2016-07-24 13:12:05林「猥褻電磁記録頒布、というもので、クラウドファンディングで支持者に配布したのが問題視された。 裁判所は抗告をすぐ認め釈放される 逮捕を受けて署名運動もあり2万を超えた。メディアで話題となりいっそう活動を盛んに。新宿眼科画廊発表、海外メディアに取り上げられるなど
2016-07-24 13:12:46美術評論家連盟シンポジウム「美術と表現の自由」@東京都美術館講堂 上智大学林道郎教授がろくでなし子事件について発表中。 pic.twitter.com/iTgvdcbMep
2016-07-24 13:13:04林「その後再び逮捕。女性向けアダルトグッズ展での展示がわいせつ物公然陳列、電磁記録頒布、等の三つの理由が挙げられた。 勾留は二十日以上になり、マンガで詳しく取り上げられた。人権意識にかける不当なあつかいであった
2016-07-24 13:13:53林「そこで美術批評家連盟も動くべきでは、となった。 土屋誠一や椹木野衣の動きからであった。 その後、連盟の声明として発表されることになった
2016-07-24 13:14:34林「裁判が行われ、結果、デコまんは無罪。3Dデータ頒布は有罪で罰金刑。6人の美術関係者が意見を提出。 逮捕起訴不服とした。 裁判過程で林は証言台にたった。
2016-07-24 13:15:25林「判決は、デコまん無罪、それは画期的ともいえるが、3Dデータ頒布はマンボート制作のためで限定された支持者のみにもかかわらず罰金刑で不当だと。 裁判も現在抗告している
2016-07-24 13:16:11林「表現の自由、日本国憲法は21条で保証されてるが、自民党改憲案ではかなり危ない案だ。民主的社会命脈として現状批判するためつまりより良い社会にするこためにも表現の自由は必要で表現活動するものには自明だ
2016-07-24 13:17:02林「表現の機会、それを確保し公権力の侵害を許さないことが重要だ。 ろくでなし子の作家として優れてることは別として、公権力介入で粉砕されてしまったことが問題。法の介入がポイント
2016-07-24 13:17:51林「美術館の自主規制などと比較すれば単純明快。大作家でなく周辺的ポジションという弱いところから権力は狙う。この人を逮捕しても大きな声は上がらないことを見越して動く。それでも世論は動いた しかし一旦前提ができれば規制がおこる
2016-07-24 13:19:05林「二点目。美術と猥褻。犯罪一般について。美術と猥褻は排他的二者択一ではない。大島渚はワイセツを引き受けつつ映画表現を追求した。日活もそうだ。 また美術だからワイセツでもない。
2016-07-24 13:20:00林「では美術でないワイセツはとりしまるべきかということになってしまう。 ワイセツと刑法175条、美術で争われるのは初めて。文学はある。悪徳の栄え裁判だが、そこでは芸術と思想性があればワイセツは緩和されると
2016-07-24 13:21:00林「今回の裁判でもそれを気にしてることが公権力から伝わってきた。ろくでなし子は素朴で日本の女性器に対する差別であり、また彼女の演劇的パフォーマンスも重さから軽みへもたらすしぐさがあるようにみえる
2016-07-24 13:21:57林「3Dスキャナーへの懸念という新しいテクノロジーへの懸念があったのではと私は推測する。身体部位が簡単にコピーできるため悪用が想定できる。アダルトグッズインダストリーがものを作る、あるいは3Dスキャナによる盗撮など。
2016-07-24 13:23:40