シャーロック・ホームズの著作権について

2010 3/19版: ガイ・リッチー監督の映画『シャーロック・ホームズ』を巡り、シネマトゥデイに掲載された「アメリカでの著作権を持つアンドレア・プランケット」についての駆け足調査。自分用のメモと、Togetterのお試しを兼ね、改めて関連の発言をまとめてみました。 2011 1/26版: 「ドイルの遺族公認の続編」ニュースに応じる形で、周辺の話題を追記。同時にタイトルを「シャーロック・ホームズの著作権者(自称)について」から「シャーロック・ホームズの著作権について」に変更。
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森瀬 繚@『未知なるカダスを夢に求めて』発売中! @Molice
#HOLMESJP シャーロック・ホームズの「アメリカでの著作権を持つ」と称する人物、アンドレア・プランケットがガイ・リッチー監督の映画『シャーロック・ホームズ』に文句をつけたニュースはこちら。 http://www.cinematoday.jp/page/N0021615
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「アメリカでの著作権を持つアンドレア・プランケット」については、こちらの掲示板の一番下に情報アリ。 http://www.holmesian.net/forums/index.php?showtopic=2026
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先のリンク先記事をベースにとりまとめると--アンドレア・プランケットとは1954年にロナルド・ハワード主演のホームズ物(初のTVドラマ)を制作したプロデューサー、シェリドン・レイノルズ(2003年死去)の前妻である。
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1970年代、ドイル一族の権利保持者が支払い遅延を起こしたため、ホームズの著作権が差し押さえられて王立スコットランド銀行のものとなっていた。レイノルズはこれをオークションで落札し、管理団体を設立している。
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この落札費用が主に当時の妻であるアンドレアの実家から出たことがコトをややこしくした。二人が離婚した後、アンドレアはこの権利が自分に属するものだと主張。但し、裁判の結果アンドレアは敗訴している。
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アンドレアはその後も自分こそがアメリカにおけるホームズの著作権保持者なのだと主張し、商標登録を試みたりしているとかなんとか。(米国特許庁から却下を喰らっている)
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クレーマーのおばさんが、世間の耳目を集めるためにことさら声高にアピールしてみせた事件、ということでFA。記事中で「著作権を持っている女性」と書いちゃったのはあまりよろしくありませんね。 http://www.cinematoday.jp/page/N0021615
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#HOLMESJP シャーロック・ホームズの遺族も認める「公式の続編」が今秋発売だとか。執筆者は『女王陛下の少年スパイ!アレックス』シリーズのアンソニー・ホロウィッツ。
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#HOLMESJP さて、「ドイルの遺族」って……という話がありますね。後で調べてみます。
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#HOLMESJP アーサー・コナン・ドイル遺族公認の作品といいますと、エイドリアン・コナン・ドイルとジョン・ディクスン・カーの合作による『シャーロック・ホームズの功績』があります。 http://www.amazon.co.jp/dp/4150004501
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#HOLMESJP この『功績』は、エラリー・クイーン編集のホームズ贋作アンソロジー"THE MISADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES(シャーロック・ホームズの災難)"を絶版に追い込んだエイドリアンが「僕が一番ホームズをうまく使えるんだ!」とばかりに--
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#HOLMESJP やはりドイル家公式の伝記作家として信頼を得ていたJ・D・カーの協力を得て、父の遺した創作メモを元に著した短編集です。それなりに出来の良い作品なのですけれど、出版の経緯のためか長らく高い評価を得られませんでした。
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#HOLMESJP ちなみに、クイーンの"The Misadventures~"は、今なお英米では刊行できなかったと思います。著作権法の事情で、日本人だけに許された素晴らしい御褒美なのです。品切れですけどね。 http://amazon.co.jp/dp/4150701385/
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#HOLMESJP 遺族あるいは管理財団の許諾を得た「公式の続編」については、「007(ジェームズ・ボンド)シリーズ」を正式に書き継いでいるジョン・ガードナーのケースが有名でしょう。日本では「新ジェイムズ・ボンドシリーズ」として文春文庫から一部刊行されています。
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#HOLMESJP ラルフ・イーザウの『ファンタージェン』シリーズも、ミヒャエル・エンデの遺族の許諾を得た『はてしない物語(ネバーエンディング・ストーリー)』の続編、というかシェアードワールド作品です。
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#HOLMESJP さて、例の続編の件の英語ニュースを追っかけています。"Conan Doyle Estate"と表記されているようなので、遺族ではなく権利者と言っているのかも知れません。でもって、"Conan Doyle's Estate"といいますと、例の--
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#HOLMESJP シャーロック・ホームズの著作権者(自称)が「ゲイのホームズなんてあたくし許しませんことよッ!」と主張したニュースの折にも同じ表現が使われていましたね。参考までに、該当ニュースを御紹介。 http://bit.ly/519L40
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#HOLMESJP ガーディアン紙の記事によれば、許諾元はコナン・ドイル財団(Conan Doyle Estate )です。 http://bit.ly/fwtFJj http://www.conandoyleestate.co.uk/
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#HOLMESJP コナン・ドイル財団は、ドイルの死後にイギリスにおけるドイル作品の著作権を管理することになった財団で、ドイルの2番目の妻ジーン・レッキーが管理執行者を務めました。彼女の死後、財団の運営を巡って遺族は分裂し、大変面倒臭い事態になります。
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#HOLMESJP いや、正確に不和が生じたのはジーンの長男デニス、次男エイドリアンの死後ですね。デニスの死後、彼の妻ニナはバスカヴィル投資株式会社を設立し、ドイルの著作権を運用……しようとして経営破綻。著作権は一瞬、王立スコットランド銀行のものになり、そして--

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