ラテン文字表記の聖書の写本などで使はれる合字についての情報ってどこかにまとまってないのかな……と思ったらにあった。 [Wikipedia]Scribal abbreviation en.wikipedia.org/wiki/Scribal_a…
2016-07-21 23:49:28例へばラテン文字小文字のaやgに「1階建て」「2階建て」の差があったり、大文字と小文字が違ふ形をしてたり、ギリシャ文字と違ふ形をしてたりするけど、実際に今の形になるまでには様々な中間の形が存在したのだらう。
2016-07-21 23:56:53>>FONTS FOR LATIN PALEOGRAPHY User's manual 4th edition June 2014 guindo.pntic.mec.es/jmag0042/LATIN… これ、フォントのマニュアルっぽいけど、ラテン文字書体の比較の参考になりさう。
2016-07-22 00:31:29base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… デウスの一字(五枚目五行目) pic.twitter.com/mU23BrgCjp
2016-07-21 09:44:50日本語の縦書き文章のなかでもDeusなどの合字(略記?)がそのまま使はれ、何回も写される間に元の形がわからないほどにまでなったんではないかといふ感じがする。 pic.twitter.com/Sumyan9JU1
2016-07-22 00:57:56ラテン文字のŋってnとgの合字っぽいけど、キリル文字で対応する文字として、ӈはŋの形に倣って作られたのかなって感じで、ҥはнとгの合字で発想はŋと同じだ。ңってのもある(異なる感じを出すためцщの右下の要素を加へたか)。どれも音としては/ŋ/っぽい。
2016-07-24 04:23:56一つの文字(字種)に一つの字体だけっての、活字印刷が広まった後の考へなんぢゃなからうか。一つの文書内においても。寧ろ審美的な感覚から同じ字体が続かない様に書き分けてたかもしれない。
2016-07-25 03:13:12キリル文字скоропись体の16世紀のものを見ると、現在のロシア語筆記体の形は出てるのね。д, т, яなど参照。 >>Скоропись XVI века. xlt.narod.ru/pg/sk16.html
2016-07-25 03:40:18гражданский шрифтが1710年とかなので、ピョートル大帝の文字改革は、当用漢字みたいな感覚なのかもしれない。或いは簡化字。
2016-07-25 03:43:32>>[kAk).ru — портал о дизайне kak.ru/columns/wordle… この図すごいなあ。 pic.twitter.com/omAwCOm9ve
2016-07-25 03:50:25活字のローマン体は1470年にNicolas Jensonがデザインしたものがベースになってるらしく、元になったのはAD8-12c頃に使はれたカロリング小文字体(Carolingian minuscule)で、更にはローマのhalf-uncial体やローマ筆記体に遡れる、らしい。
2016-07-25 04:05:12[Wikipedia] ローマン体 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD… カロリング小文字体 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB… ローマ筆記体 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD… アンシャル体 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2…
2016-07-25 04:18:49(角ばった大文字体)―書く物が変る(パピルス→羊皮紙)?→古ローマ筆記体→アンシャル→新ローマ筆記体→カロリング みたいな流れかしら。公式となってた書体は何か、大文字体・小文字体でも分けないといけないか。あとはどこで使はれたか……地域差。
2016-07-25 04:26:04アルファベットの歴史(3)~ギリシャ文字の誕生 giappone-etrusco.rejec.net/CCC.pdf (via エトルリア語入門 giappone-etrusco.rejec.net/Etruscan.html )
2016-07-31 00:02:01Ηは多くの方言で/h/を表してたが(含エウボイア)、イオニアでは/h/の音が前6cには消滅しΗは長母音/aː/に再利用された(→東イオニア/ɛː/に合流)。前403アテネはイオニア式を採用。エウボイア由来のラテン文字Hは/h/音に。 en.wikipedia.org/wiki/Eta
2016-07-31 01:58:52アテネの表記が後に全ギリシャの標準となる。アッティカ方言は/h/音を持ってたがΗが/ɛː/になったので表記しなくなった。/h/を表す様の文字としてͰを使った地方があり、それが後に母音文字の上に書かれる様になり、気息記号となった。 en.wikipedia.org/wiki/Heta
2016-07-31 02:15:14前3cにアリストパネースが気息記号の元となるものを導入、2c頃からパピルスにぽつぽつ現れはじめ、8cに大文字体のUncialisの代りにminuscule polytonicが使はれる様になって一般的になったのかな。 en.wikipedia.org/wiki/Greek_dia…
2016-07-31 02:31:25他方、post-classical Koiné Greekで(3cより後?)、/ɛː/音が/i/になり、Ηは/i/の音を表す様になった。Ηは後(9c)にキリル文字のИとなり/i/音を表す。
2016-07-31 02:44:24