2016年7月29日

相模原の障害者施設襲撃・障害者殺害事件と、ナチス政権下ドイツの「T4作戦」の話

相模原の障害者施設襲撃・障害者殺害事件と、ナチス政権下ドイツの「T4作戦」の話をまとめました

国内障害者ドイツナチス相模原 T4作戦

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エ・ポキシ @uboot1906

障碍者施設の事件でT4作戦が引き合いに出されるのはあまりにも予想の範疇の事だが、あれは一人の頭がおかしくなった人じゃなくて、大勢の医者が真剣に考えてやってるあたりが最高にヤバイわけだから比較するには微妙感ある。

2016-07-27 23:41:35

相模原の事件後～「T4作戦」とは？～

相模原の事件の話題と絡めて、Twitterで時折「T4作戦」という単語を目にした方がそこそこ居るのではないかと思います。
「T4作戦」とは何なのでしょうか？

ナレ・ス・キャンプ @nale_x_camp

多分「T4作戦」という物が存在した事すら知らない人が多そうですね。「T4？ターミネーター4？」みたいな反応になる人が多数いそうな。 T4作戦というのは第二次世界大戦前のドイツでナチスが行った国家的な障害者殺害計画です。 pic.twitter.com/I4sCcmt1kC

2016-07-28 09:51:19

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ナレ・ス・キャンプ @nale_x_camp

ナチス政権下のドイツでは、経済の建て直しのために「社会にとって"価値が有る人間かどうか"」だけが政府が人を判断する基準であり、政府が社会にとって"価値が無い"と判断した人間は政府による排除対象となっていました。 twitter.com/nale_x_camp/st…

2016-07-28 09:58:00

ナレ・ス・キャンプ @nale_x_camp

そんなナチスが、障害者や精神病患者を「社会にとって"価値が無い"」と判断したのは国家として有る種当然の成り行きと言えます。国にとって利益にならず、障害者や精神病患者の医療や生活面の補助のために国のお金が使われていたのですからね。 twitter.com/nale_x_camp/st…

2016-07-28 10:00:48

ナレ・ス・キャンプ @nale_x_camp

そして、ナチスは、「社会にとって"価値が無い"」と判断した障害者や精神病患者の安楽死（殺害）を国内の医者に推奨するのです。この障害者や精神病患者の安楽死（殺害）を国内の医者に推奨する計画が「T4計画」と言われる物です。 twitter.com/nale_x_camp/st…

2016-07-28 10:03:07

ナレ・ス・キャンプ @nale_x_camp

ナチス政権下のドイツ国内の医者は、この障害者や精神病患者の安楽死（殺害）推奨計画書に基き、第二次世界大戦前に多数の障害者や精神病患者を安楽死という名目でガス室に送り処刑しました。 twitter.com/nale_x_camp/st…

2016-07-28 10:04:49

ナレ・ス・キャンプ @nale_x_camp

そして、ドイツ国内から障害者や精神病患者が軒並み処刑されていなくなった後に、今度はユダヤ人を「社会的に"価値の無い者"」と政府は認定し、ユダヤ人の大量虐殺に繋がるのです。 twitter.com/nale_x_camp/st…

2016-07-28 10:07:01

たカイまもるくん（「金魚すくいは金魚にとって救いにならない」Amazonより発売) @muromav

T4作戦は一人の頭のおかしくなった人間を多くの医者が実行したけど、今回の事件は多くの経済学者が考えていることを一人の頭のおかしくなった人間が実行した RT @sinyaa2 @Q47SM9 一人の頭がおかしくなった人じゃなくて、大勢の医者が真剣に考えてやってるあたりが最高にヤバイ

2016-07-28 07:20:55

相模原事件は「一人の頭おかしくなった人」が世の中の経済学者なら考えたであろう事（国の医療負担を減らすために障害者を殺戮する）を実行したけれど
T4作戦は「（当時のドイツ国内で働いていた）多くの医者」が（国の医療負担を減らすために）医療の名の下に障害者を処刑していた
という意味合い？

ナレ・ス・キャンプ @nale_x_camp

この様に「政府が政府の物差しで社会（政府）にとって"価値が有るか価値が無いか"を計って価値が無い者を排除する」という思想を、社会主義と呼びます。 twitter.com/nale_x_camp/st…

2016-07-28 10:17:12

「T4作戦」とは、概要だけ説明するとこういう物だそうです。
実際には、この概要以上に様々な思惑の下に実行されたのでしょうが。

この説明に補足を加えるなら

社会主義思想と優生学思想の二つの思想が合わさって「T4作戦」が実行されるに至った。
【優生学思想】
優秀な種族同士が交配する事で、より優秀な種族が誕生するという考え。
ナチス政権下のドイツでは、この考えの下、優秀でなく社会にとって価値の無い人種は絶滅させるべきという考えに基き、T4作戦やユダヤ人虐殺が行われた。
T4作戦にはキリスト教系の協会の一部、特にローマ教皇庁から強い反発が有り、教皇や司教がT4作戦を公然と批判する場面も有った。
「T4作戦」の「T4」は当時、安楽死管理局の所在地がベルリンの「ティーアガルテン通り4番地」であった事から安楽死管理局＝T4という意味合いで第二次世界大戦後の戦後処理の差異に付けられた名称である。
現在、この場所にはベルリン・フィルハーモニー（ドイツの首都ベルリンにあるコンサートホール。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地。）と、そのすぐ側に、T4作戦の歴史を語り継ぐ案内板が有る。
キリスト教系の協会の一部がT4作戦を公然と批判したことで、ドイツがT4作戦を行っている事は、ドイツと敵対する諸国にも伝わり、ローマ教会の最高司教会総会が安楽死政策は認められないという決定を行い、教皇ピウス12世がその決定を広く公布するよう命じた。
こうした周辺諸国からの批判を受けて、ヒトラーは安楽死政策（T4作戦）の中止を通達したが、安楽死政策は正しい物だという価値観を植え付けられた医師達は国家の統制を受けない形で安楽死政策を続行、障害者や精神病患者の安楽死は中止の通達以降も増加し、「野生化した安楽死」と呼ばれた。
T4作戦に使用された技術（ガスを使用した殺害・死体焼却・施設のカモフラージュ）がユダヤ人虐殺（ホロコースト）に使用された。