先々週は磯部勉さん、先週は東北新社外画演出部長の伊達渉(康将)さんにお話をうかがってきました、伊達さんはモンティパイソンからエアーウルフ、Aチーム、冬ソナまで担当作は数知れず。これも詳しい話は映画秘宝に載りますが……
2011-02-14 09:26:27気になったのは「今は吹替で原典と少しでも違うことをやるすぐとクレームが来る」というお話。元の映画会社から、というよりは視聴者からの苦情が多いと。また翻訳家の方の立場も尊重しなければならないので現場で勝手に変えるということはなかなか出来なくなった……
2011-02-14 09:30:29しかしTVの外画というのはむしろ「日本のTV用にどう"変えるか"(意訳/翻案するか)」という部分こそが演出の腕の見せ所なので、相違点はすべてダメと言われると困ると。これは洋画番組初期からあるクレームなのだけど、最近はますます遊びが許されなくなっていて、つまらなくなっている感。
2011-02-14 09:39:55個人的にはアニメの同一シリーズの作監によるキャラの画の違いを批判する向きにも通じる話のような。吹替はそれでも昔は放送は空中に消えるものだったからエイヤッとやってしまっていたが、今は「残る」時代なのでますます妙なことができなくなっていると。
2011-02-14 09:44:16しかし昔と比べて今はBS/CSでもレンタルでも原典にはたやすくあたれるのだから、TV洋画こそはむしろ徹底的に吹替を「楽しむ」方向で作って欲しいし、そういう吹替こそを見たいのですが。
2011-02-14 09:47:01CMの入る位置も以前はその映画の盛りあがりを考えて決めていたのが、今はストーリーに関係なく編成の意向で(裏番組に変えさせないため時報またぎにするとか)時間を決められているので、シーンの途中とか変なところで中断するケースも増えていると。
2011-02-14 09:52:16ただコメディの吹替は本当にむずかしいね。声優さんが暴走しすぎると乗れなくなってしまうことも多い。むしろ出来るだけ作らないで元のセリフのままさらっと言ってほしいときがある。
2011-02-14 10:14:45