川田宏行さんによるFCワルキューレの冒険開発現場記録

川田宏行さんによるFCワルキューレの冒険開発現場記録
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川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

1986年8月1日、ファミコン『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』発売。祝30周年!でございます。 ナゾあり、説明ナシw のアクションロールプレイングゲーム、自分も大好きでした。 pic.twitter.com/h00n3iGiLM

2016-08-02 10:15:41
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川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

@manabn 有難うございます。そして自力でクリア!には頭が下がります(超絶凄いです)。そして楽しんでいただいた方がこうしてお仕事もされているということがまた嬉しい限りです!

2016-08-02 14:22:27
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

FC『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』30周年ですし、当時の入社2年目社員の目に映ったその頃の開発の現場などを思い起こしてみます。

2016-08-02 14:24:03
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

当時ナムコの開発部隊が居を構えていた大森のとあるビル。そこの8FでFC『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』の開発は始まりました。その後85年には矢口の本社ビルへ移転することになるのですが。

2016-08-02 14:24:38
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

ちょうど開発組織にテコ入れが入り、それまでのタテ割り型からプロジェクト制へと移行していた時期でもありました。

2016-08-02 14:25:22
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

レイアウトも一新し、プロジェクト単位。プロジェクトのパーテーションの中に入ると、隣の席にはプログラマー、振り返るとミーティングテーブルを挟んで企画担当者、みたいな感じ。

2016-08-02 14:25:49
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

出社すればアポを取って招集などせずとも、振り返れば即ミーティングテーブルで打合せ開始、進捗具合も自然にアップデート。雑談あり、情報交換あり、おやつタイムありw

2016-08-02 14:26:17
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

サウンド、プログラム、企画、ビジュアル、それぞれ1〜2人くらいというミニマル体制ということもありましたが、グループワークに理想的なそんな環境のもと進められた開発作業は、自分にとってとても有意義な体験となりました。

2016-08-02 14:26:46
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

例えばミーティングテーブルには「アイデアノート」というB5のノートがポンと置いてあって、各自思いついたアイデアを自由に書き込んでいくなんていう試みもありました。担当業務の垣根なく、専門外の仕様についても気軽に談義できたんですね。

2016-08-02 14:27:37
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

FC『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』のお墓〜昇天というゲームオーバーのシーケンスは、確か自分がその「アイデアノート」に書き込んだモノのひとつです。当時の製品はスタッフのアイデアが様々な形で詰められた結晶でもあったんです。

2016-08-02 14:28:00
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

また製品を開発するだけでなく、アイデア発想の方法についての研究や取り組みも盛んに行われてました。講師を招いてのセミナーもあれば、集中するための部屋、発想ルームとかがあったり。

2016-08-02 14:28:42
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

今にしてみると、そういった環境や取り組みが、アイデアの先鋭性だけでないふくよかさやみたいなものとなり、製品にも表れていたのではないかと思います。

2016-08-02 14:29:47
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

環境を作るということって大切なんだなあ〜、と貴重な実体験により学んだ当時2年目社員だったのでした。

2016-08-02 14:30:01
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

@ken1law RPGを作る者の究極的な目標は、何度も読んではまた感動出来る本のような作品を作り上げることだと勝手に思っております。本作がそんな境地に達していたかはまた別としまして、関係者一同に成り代わり、厚く御礼申し上げる次第でございますw どうも有難うございます!

2016-08-02 14:47:52
川田宏行 / Hiroyuki Kawada @_hiro_kawa_

@shin765jp @dada60 親心を発動させてしまうようなシロモノの流行りに加担出来たことはある意味光栄なコト。懸命なご両親の判断とともに、それにもめげず楽しんでいただけたことに大感謝致します。どうも有難うございます!

2016-08-02 14:58:19