『放射線障害と肝炎の関係』と『ナトリウムと高温加圧水の危険性』と『もんじゅの事故隠しと原子力PA』について(2016.8.10作成)

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

F1事故の責任は東電にあるが、核を巡るタブーの意識が技術開発をゆがめてきたとも思う。反核運動の流れを遡れば、第五福竜丸・久保山愛吉氏の直接の死因も、ウイルス性肝炎で放射線障害ではなかったようだし。 以前書いた記事。放射線障害と肝炎　pc.nikkeibp.co.jp/article/column…

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

高速増殖炉も、ロシアが昨年から実際の発電に使い始めた。ロシアの高速増殖炉BN-800が送電網に接続された件について - Togetterまとめ togetter.com/li/912288 だからきちんと技術開発すればできない技術ではない。採算性はまた別に検討すべき事項だが。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

1995年のもんじゅナトリウム漏出事故の時、私の大先輩で技術が分かる記者が富山の支局長をやっていた。「あいつ、記事送ってきやがらねえ」と東京ではえらく評判が悪かったのだが、本人に直接質問したところ「あんな大したことない事故でなんで俺が記事を送らねばならんのだ」とおかんむりだった。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

「炉心に触れもしない二次冷却系のナトリウムがちょっと漏れただけだぞ。それであんな大騒ぎするなんでバカバカしい」と。そこで取材現場の話を聞いたのだが、「原発の事故だ！」ともっとももんじゅにアクセスしやすい新聞各社の大阪社会部記者が一斉に取材に行ったのがそもそもの始まりだったという。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

大阪社会部、要は大阪のサツ回り部署で、技術は分からないし取材対象は強面だから気性も激しい。はっきり書くと記者の中でも一番ヤクザっぽい。そんなのがどどっと押し寄せたところで、動燃がびびってちょっと隠すようなそぶりを見せたから「隠蔽だ！」と長時間つるし上げ記者会見になったのだという。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

動燃の対応も悪かったのだろうが、原子力に関する基礎知識を欠いた大阪社会部記者が激怒して書きに書きまくったおかげで、二次冷却系が漏れただけの事故は大事故になってしまったとのことだった。まさかそれでもんじゅの技術開発が20年以上も停滞することになるとは。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

最近になってもんじゅの不祥事がまたぽろぽろと出て来ているが、20年も仕事を前に進めることを許してもらえなければ(しかも止めることも許されないし)、そりゃ現場は拗ねるしふてくされるし、やる気をなくすよな、と思う。できて当然の技術開発も出来なくなって当たり前だわなあ、と。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

反原発だから最新の正確な知識が不要なんてことはなくて、反原発だからこそ正しい最新知識は必須なのだと思う。色々反原発の本を読んだが、どうも2000年の高木仁三郎氏の死で、知識のアップデートが止まっている印象だ。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

例えば、もんじゅのナトリウム冷却だって「ナトリウムみたいな危険な物質を使うなんて」じゃなくて、PWRで使っている150気圧、325℃の高温加圧水と、高速増殖炉炉心の1気圧、500℃の液体ナトリウムとどっちがどのような理由でより危険かと具体的に考えていったほうがいいと思う。

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このひと、無知蒙昧を露呈したね。 典型的な偽科学屋の詭弁じゃない。 呆れた。 twitter.com/ShinyaMatsuura…

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もんじゅ事故の要は、事故隠し。 また、きわめて初歩的かつ、致命的な欠陥を露呈したこと、すでに時代遅れの欠陥品にすぎないことなど原子力船むつの失敗ときわめて酷似している。 twitter.com/ShinyaMatsuura…

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この松浦とか言う人、ここまで基礎知識に乏しいのか。

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これも大嘘で、日本は、核燃料サイクルに研究開発資源を大傾斜配分して、過去３０年間の軽水炉、原子力安全、原子力防災、廃止・廃棄物関連で世界的に大きく立ち遅れていたことが福島核災害の元凶としてある。 この人原子力の妄想をしているだけ。 twitter.com/ShinyaMatsuura…

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さらに言えば、日本は長年売血による汚染血液（黄色い血）を流通し続けてきた国であり、これにより、輸血後の血液感染による疾病、死亡がきわめて多かった。 久保山氏がそのような汚染血液を輸血し、死んだのはなぜかという理路が完全に抜けている。 twitter.com/ShinyaMatsuura…

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この時代の肝炎による死亡について黄色い血スキャンダルというまさに日本の医学、医療、薬事、行政、科学界全体の犯罪行為について無視するのは、まさに歴史修正犯罪である。 売血　若き12人の医学生たちはなぜ闘ったのか 佐久友朗、近代文藝社 twitter.com/ShinyaMatsuura…

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全文掲載 売血　若き12人の医学生たちはなぜ闘ったのか 佐久友朗、近代文藝社 geocities.co.jp/SilkRoad/9043/… これを読んでおくくらい、せめてもの”嗜み”だろう。

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BN-800の用途は、余剰兵器プルの消滅照射炉の筈だが。 .@Archangel_HT さんの「ロシアの高速増殖炉BN-800が送電網に接続された件について」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/912288

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もんじゅ事業所が立ち行かないのは、根本的に設計不良と組織問題。 もはや何をやっているのか、何をやれば良いのか、現場はわからなくなっているので、とりあえず目の前の作業を行っているだけの現状。 仮にFRを開発するなら、もんじゅ事業所は廃止して、新たにやり直すしかない。

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なにしろ、シース熱電対の設計、設置不良などという、ありえないほど基礎的な失敗を起こして液体金属系流路全体の信頼性を喪失したのだが、これはそもそも、入念な模擬実験を行えば犯さなかった事。 古くけち臭いループ式の採用も失敗の元凶。（一方、金のかかるタンク式には耐震性問題がある。）

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@Mosquito_FB_VI 設計が全然違います。 また、規模も全然違います。

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@Mosquito_FB_VI 常陽は原研の設計で、非常に保守的です。 もんじゅは、動燃が全く新規に経済設計したために、技術発展の経路を自ら絶っているんです。実験炉→原型炉→実証炉→実用炉というロードマップの意味がないです。 熱電対の問題は、その一断片に過ぎません。

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原子力発電を考える（第18回）電力事業の歴史を追う――放射線障害と肝炎《松浦晋也「人と技術と情報の界面を探る」》 pc.nikkeibp.co.jp/article/column…　←愚劣なPA