ヒゲ大尉の自衛隊災害派遣体制概論
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整備されたヘリポートや空港への離発着ではなく、災害時に応急的に片付けられた空き地への離発着という意味で、ホバリングしてリペリングで兵士をおろせばよい軍用ヘリとはまったく運用が違う。
2011-02-15 07:03:10被災現場から広域医療拠点までは人力、救急車、ヘリ等手段を問わず搬送。この広域医療拠点ってのは被災地域内の自衛隊基地だったり民間へリポートだったり大型運動公園だったりする。
2011-02-15 07:07:34広域医療拠点では、応急処置で搬送された患者をトリアージして輸送ヘリ等で指定された医療施設へ搬送する。この際の搬送は大型ヘリを有する自衛隊が受け持つことが多い。東海地震の場合指定される医療施設は、被災可能性の低い関東東部(東京東部や千葉)だったりする。
2011-02-15 07:10:51一般的なドクターヘリは搬送力は低い(何組もの患者は載せられない)が、比較的速度が高く小回りが利く等の利点がある。反面自衛隊ヘリ(輸送型)は比較的大型で小回りは利かない。
2011-02-15 07:13:50ちなみに災害発生時にはDMATと呼ばれる医療チームが編成されることになっている。http://www.dmat.jp/DMAT.html
2011-02-15 07:18:20あとDMAT関係者が危惧していたのが、医療用消耗品の備蓄量の低さだった。あれはある意味生鮮食料品と同じで使用期限があるので、ドカンと大量に買えるわけではない。
2011-02-15 07:25:04ある大災害に対する官民合同指揮所演習時に、DMAT担当者から自衛隊の備蓄から医療消耗品を出してくれないかとの要望が出たことがある。
2011-02-15 07:28:41「どうせ時間かけてから「許可する」で降りてくるはずですので先渡しします。必要量をどうぞ」とさっさと渡してしまったらしい。あとで帳簿の日付がずれているのは「被災時の混乱に伴う誤記」で通したそうだw
2011-02-15 07:33:15で、以後は民間からの各種要求については「事後報告をもってよしとする」という内々の話になってしまったw まぁ指揮所演習だから出来たという話もあるが。
2011-02-15 07:35:21でも実際に何万食も非常食を持っていて、そこに被災者が「食事分けて」と来たら突っぱねられないよねぇ・・・とは演習参加者の弁。市町村担当者の知恵の回る者はそうやって自衛隊補給部隊から直で避難所まで食料を「配達」してもらっていたw
2011-02-15 07:38:23