皆さんこんにちは! 夏まっさかりですがお元気ですか? さあ、今日も楽器について語らせていただきます! 今回はこの常夏にふさわしく『ウクレレ』です! pic.twitter.com/3vrjqtnTqY
2016-08-13 13:23:21「お前ウクレレ弾けんのかよ?」という声が聞こえてきそうですが、実は僕のおじさんがウクレレをやっていた関係で僕もある程度は弾けるのです。ふふふ。店員時代も弾いてました。ずっとウクレレの話を温めていたのですが、この時期にぴったりなのでやっと語らせていただきます。
2016-08-13 13:33:42まずウクレレのなにがいいかというと、安い! 簡単! 楽しい! この3つ。ウクレレって楽器の経験がなくても全然大丈夫。押さえるコードが4つ出来れば一曲弾けます! さすがにジェイクシマブクロの領域なると話は別だけど、趣味の範囲なら世界一お手軽な楽器だと断言していい。
2016-08-13 13:40:46例えば「あなたの趣味はなんですか?」と聞かれたとき、アニメやゲームもいいけど「ウクレレです」って答えたら素敵じゃない? あまりウクレレはモテる楽器じゃないけれど、音楽の世界の玄関口としては最適だと思う。基礎練なんかほとんどないから、自由に弾いてもOK。ウクレレは何でもありなんだ。
2016-08-13 13:51:38ウクレレの種類は4つ。単純に言うと大きさの違いで、ソプラノ→コンサート→テナー→バリトン の順でサイズが大きくなる。ただそれだけ。しかもウクレレの8割はソプラノかコンサート。僕の人生でテナーウクレレは1回しか見たことない。バリトンなんて、勤める前は知らなかったくらいだよ。
2016-08-13 14:04:48だいたい皆さんがウクレレと聞いてイメージするのはソプラノウクレレじゃないかな? コンサートウクレレはジェイクシマブクロが使ったおかげで日本に出回ったけど、ちょっとパワーが必要。ウクレレを始めるなら一番小さいソプラノウクレレをおすすめするよ。
2016-08-13 14:09:25ウクレレのなにが簡単かというと、ギターみたいにセーハ(人差し指で全ての弦を押さえる技法)やバレーコード(一本の指で複数弦押さえること)が出来なくても楽勝なこと。一応セーハはあるけどそれは上級者。とりあえずコードを5つくらい覚えれば、もうあなたは立派なウクレレプレイヤーです!
2016-08-13 14:18:21次にウクレレの構造だけど、アコギよりもクラシックギターを小さくした、というイメージがいいかな。アコギやエレキって、弦が鉄や銅などの金属だけど、ウクレレはクラシックギターと同じで弦はナイロンなんだ。テンションの張り具合も高いから、クラシックギターの小さい版と捉えていい。
2016-08-13 14:30:23ウクレレのいいところ2つ目は安いこと。3万円出せばもう一生付き合えると言っても過言じゃない。ギターは安くても4万円からだし、ピアノやバイオリンと比べたらありえない話。ウクレレ界で3万円は結構いい代物に入る。ウクレレのプロでも、せいぜい10万くらいなんだ。すごくリーズナブルでしょ?
2016-08-13 14:40:53だけどさすがに1万円以下のウクレレはやめた方がいいかな。5千円のウクレレなんてただのおもちゃ。木でできてないとかよくある。1万以下のグレードになると、ペグ(弦巻き)がストレートペグといってチューニングが非常に難しく、さらに壊れやすい。プラスドライバーが必須なやっかいなペグなんだ
2016-08-13 14:50:40対して1万円より上のウクレレだと、ギアペグと言ってアコギに近いペグを搭載してる物が多いね。ギアペグの方がチューニングが微調整出来るので楽だし狂うことも少ない。 写真の左がストレートペグで、右がギアペグ。 pic.twitter.com/GkU6QedbxF
2016-08-13 14:57:23でもギアペグって割と最近(?)に出来たペグ。だから左の写真のようにヘッドからはみ出て景観を損ねるっていうデメリットがある。そこで開発されたのが右の写真のストレートギアペグ。見た目はストレートだけど、中身はギアペグ。よく考えたなあ…。 pic.twitter.com/BUgJRcX1cL
2016-08-13 15:11:01続いては木材について。ウクレレに使われる木材はいろいろあるんだけど、だいたい“ハワイアンコア”か“マホガニー”。はっきり言っちゃうけど、ウクレレに使われる木材の音色は、種類を問わず明るい! 暗いトーンのウクレレなんかウクレレじゃないよ。ただ同じ明るい音でも個性はあるよ。
2016-08-13 15:18:42まずはマホガニーから。マホガニーはアコギでもよく使われる優秀な材。ギブソンのJ45もマホガニーだね。マホガニーのいいところはなにより安いこと! 安さの秘密は価値もあるけど、柔らかくて加工しやすいからなんだ。 pic.twitter.com/iWJT2Co67x
2016-08-13 15:23:33マホガニーの音色の特徴としては「ポロンポロン」という感じで、「ホワン」と余韻が残る。ソロ弾きよりコード弾きに適しているかなと思うけど、楽しみ分には気にすることはないよ。コストパフォーマンスで考えたら、マホガニーはすごくいいと思う。なにより茶褐色で、渋いルックスのウクレレだね。
2016-08-13 15:31:03続いてハワイアンコア。これは希少材で値段が高い。だいたいマホガニーの1,5から2倍くらい違う。アコギでも一部に使われるけどやっぱり高い。ハワイアンコアは非常に硬い木で音色はマホガニーよりも明るい。というか、コア以上に明るい木材はない pic.twitter.com/pjuYmGrCVD
2016-08-13 15:38:29マホガニーが「ポロンポロン」なら、ハワイアンコアは「パリンパリン」という感じですごく歯切れがいい。余韻もフッとためらいなく消える。ハワイアンコアはザ・ウクレレってイメージが僕にはあるね。値段は高いけど、思い切って選んでも後悔しない逸品。木目もキレイだし、インテリアとしてもいいね。
2016-08-13 15:55:08ウクレレの形は2つあるってご存知かな? 写真を見れば分かるけど右のウクレレは知名度が低いと思う。名前は“パイナップル。両方ともソプラノウクレレなんだけど、左はスタンダードで右がパイナップル。 pic.twitter.com/9U9qYJ8rCY
2016-08-13 16:42:17これは何が違うかというと、スタンダードみたいなくびれがないから低音域にパンチが出る、らしい。だけどこれはルックスだね。弾いてみたけど違いが分かりませんでした。いかにもハワイっぽいから好みで選ぶといいよ。ちょっと“通”なウクレレだね。 pic.twitter.com/KMKWNECwRs
2016-08-13 16:51:19さて、今日の本題、ウクレレのメーカーについて。とその前に、主なウクレレの生産場所はどこでしょうか? ハワイ、これは間違いない。アメリカ、その通り、確かにマーチンが作ってます。他には…? 実はウクレレの生産国で、ハワイ次ぐのは我ら日本なのです! 日本のウクレレは世界でも有名なんだ。
2016-08-13 17:03:32では日本のウクレレは何故有名なのかについて。これは“傾向”として欲しいんだけど、日本製は総じて安くて頑丈。ハワイ製に比べて音色や音量には劣るが、当たり外れがなく仕事が丁寧だということ。チューニングの安定感がある。などなど。 ハワイ製ウクレレの前に、まず日本製ウクレレを紹介しよう。
2016-08-13 17:11:55日本製ウクレレ第一の矢は『フェイマス」。なによりも安い! そして高品質で頑丈! マホガニーで2万5千円、ハワイアンコアでも4万円を切るこの価格! 初めての一本にはもってこいだね。たしか僕のおじさんもフェイマスを使ってたかな。 pic.twitter.com/hPxZOiIitf
2016-08-13 18:29:29第二の矢は『アヌエヌエ』。アヌエヌエはフェイマスより安い!だけど品質としては僕好みじゃないかな。どちらかというとルックス勝負で、インレイや装飾がとってもシャレててかわいいしかっこいい。2万円でハイセンスなウクレレが欲しい人はどうぞ。 pic.twitter.com/NheTDq6KYS
2016-08-13 18:44:39日本製ウクレレ最後の矢は『カアラ』。これは島村楽器限定なんだけど、品質だけならかなりいいウクレレ。値段は国産にしては高くて、3万から10万円弱と幅広い。ただカアラの限定モデルで27万とかあるから「島村楽器、正気かよ!?」って思うね。 pic.twitter.com/GJLNdZeLeX
2016-08-13 19:42:19次はアメリカ製。アメリカ製と言っても『マーチン』しか知らねっす。値段がヤバいくらい高いんだけど大丈夫ですか? 最低15万とか失神レベル。マーチンはハワイアンコアよりもマホガニーの方が優秀という珍しい例。持ってる人教えてください。 pic.twitter.com/E4PpWuv98k
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