フィアと二人の狂魔術師 (VSマジカ会番外編)

たゆさいのオリキャラ、オタマとスクヨとCelin(セリン)さんのキャラクター「フィア」ちゃんとのコラボ物語です。マジカ会編の番外編でもあります。
0
たゆさい @tayusai

ここはスカイリムのハイヤルマーチ。その中心地モーサルの北部には広大な湿地帯が広がり、そして此処には数多くの動物が暮らす。動物がいるということは、つまりそれを狩る者もいるという事だ pic.twitter.com/ZOyV3VYNNn

2016-08-14 21:53:52
拡大
たゆさい @tayusai

湿地帯の草地に身を隠しつつ何かを見つめるこの女性「フィア」もその狩人の一人である。 フィ(…ふう、そう、そうやって、大人しくしててよぉ…) pic.twitter.com/lTE0BOXfQL

2016-08-14 21:58:34
拡大
たゆさい @tayusai

彼女が狙うは1匹のウサギ。獲物としては少々物足りないが、ウサギの肉は美味い。仕留めればジョナが喜ぶであろう pic.twitter.com/yjcMPEaP6h

2016-08-14 22:03:06
拡大
たゆさい @tayusai

しかしフィアは弓は持っていない。近づいて狙おうにもウサギはすばしっこく接近するのは難しい。彼女は何を使って仕留めようというのか? フィ「さて、いきますか」 フィアの手にはいつの間にか何かが握られている。 pic.twitter.com/rJ4E47AorP

2016-08-14 22:06:01
拡大
たゆさい @tayusai

それは鋼鉄製のダガーだ。バカな!? ダガーはあくまでも護身用、または一部の暗殺者が好む代物。本来狩りに使うものでは無い。フィアはこのダガーをどうしようというのか? pic.twitter.com/WEkar26ssh

2016-08-14 22:08:53
拡大
たゆさい @tayusai

フィアはダガーを静かに、正確に、だが力強く振りかぶる。そして… フィ「ハァッ!」 小さく声を出すと共にフィアはダガーを投げつけた。何という驚異的なダガー使用法であろうか! pic.twitter.com/iyhefKrili

2016-08-14 22:13:38
拡大
拡大
拡大
たゆさい @tayusai

ダガーはまっすぐウサギに向かい飛んでいく。そして、 ウサギ「!!?……」 ウサギの首にダガーが突き刺さる! ウサギは即死! 見事としか言いようが無いダガー投擲技術だ! pic.twitter.com/UyuI2gQjij

2016-08-14 22:16:30
拡大
拡大
たゆさい @tayusai

フィアはすぐにウサギに近づき、死んでいる事を確認する。 フィ「ごめんねウサギさん。でもこれが私の仕事だから、ね、密猟だけど」 pic.twitter.com/026EdTbPjS

2016-08-14 22:19:52
拡大
たゆさい @tayusai

フィアは早速血抜きなどの手入れをしようとする。が、その時である。 ババアーンッ!! ドゴガガガガッ!! 突然謎の爆発音! フィ「え? 何!?」 フィアは驚いて周りを見渡す。爆発はすぐ近くだ! pic.twitter.com/SoyCnY7okF

2016-08-14 22:22:22
拡大
たゆさい @tayusai

フィアが爆発音がした場所に来てみると、謎のクモ型の蒸気物体が。 フィ「え、これ…ドワーフが作った生き物じゃ…」 すると近くで再び爆発音!更に今度は何か声も聞こえる。 「オタマァアアアア!!」 「スクヨォオオオオ!!」 pic.twitter.com/FAxYTqo9p4

2016-08-14 22:27:24
拡大
たゆさい @tayusai

フィアがその方向を見ると現実離れした光景が広がっていた。巨大な爆発、骨だけのドラゴン、そして炎と雷の渦の中に僅かに見える人影。これがこの爆発音の元凶なのは間違いない! pic.twitter.com/fzYWX2wYd0

2016-08-14 22:29:30
拡大
たゆさい @tayusai

オ「ウヒヒヒ! あたしは嬉しいよスクヨ! あんた大分強くなったじゃない!それでもあたしには遠く及ばないけどさあ!」 ス「うるさいわ! 今日こそお前の肉体を貰う!」 ディノ「その調子だスクヨ!  共にクロンを得ようぞ!」 pic.twitter.com/yGDtV9Jlb1

2016-08-14 22:33:31
拡大
拡大
拡大
たゆさい @tayusai

ス「ええ、これでも食らえ!」 スクヨ、スケルトンを同時に複数召喚!しかしオタマ一切動じない。 オ「ふん、ザコをいくら召喚してもあたしには勝てんわぁ!」 オタマ、ヴァニシングファイアでスケルトンごとスクヨを焼く! ス「ギャアア!」 pic.twitter.com/pUXDmCPsTl

2016-08-14 22:35:52
拡大
たゆさい @tayusai

フィ「な、何アレ?…」  そのあまりに壮絶なバトル内容にフィアはただ唖然とするしかない。だがフィアの狩人視力はこの超魔法バトルの周りの状況を見逃さなかった。 フィ「…あっ…」 pic.twitter.com/wweVUnXq5Y

2016-08-14 22:38:56
拡大
たゆさい @tayusai

魔術師達の死闘の側では、爆発に逃げ遅れたと思われる動物達の焼け焦げた死体が転がっていた。これでは皮も肉も使い物にならない。更に周囲の木々も燃えている。フィアにとって大切な狩場が破壊されている… pic.twitter.com/cdR72u9Hef

2016-08-14 22:40:47
拡大
拡大
拡大
たゆさい @tayusai

フィ「と、止めないと…!」 フィアは考えるより先に走り出した。これ以上狩場が荒らされてはモーサルで仕事ができなくなってしまう!それを黙ってみているわけにはいかない! pic.twitter.com/Nho5jHgNMs

2016-08-14 22:43:10
拡大
たゆさい @tayusai

フィ「や、やめてえええ!!」 フィアは叫びながら二人に向かった。 ディノ「何じゃ小娘!ケインの邪魔をするでは無いわ!」 ディノクヴルリズが怒るが無視してフィアはオタマとスクヨの間に入ろうとする! pic.twitter.com/vT1vFZJenC

2016-08-14 22:46:07
拡大
たゆさい @tayusai

ス「あぁッ! 何だこのガキぃ!? まあいいオタマごと叩き斬ってやるわ!」 スクヨ、フィアごとオタマを一刀両断しようとアカヴィリ刀に渾身の力をこめ、振りかぶる。これは危ない! pic.twitter.com/IxrRtJCIwW

2016-08-14 22:49:29
拡大
たゆさい @tayusai

しかし オ「待てスクヨ!戦いは一旦中止よ!」 オタマ強い衝撃を伴ったファイアボールをスクヨに浴びせる! ス「グボラッ!」 スピードに乗ったスクヨが大きく体勢を崩されよろめいた。これで戦闘中止だ pic.twitter.com/s3ak6BRGyP

2016-08-14 22:52:21
拡大
たゆさい @tayusai

オ「一体どうしたの?急に割り込んできて危ないじゃないの」 ス「全くよ。後もうちょっとでオタマをぶち殺せるところだったのに」 オ「はっ?お前あれであたしを殺せるとでも思ったの。強くなってもオツムが弱いのは変わらずか」 ス「あ”!」 pic.twitter.com/nLFUc4hzwt

2016-08-14 22:57:13
拡大
たゆさい @tayusai

フィ「い、いや貴方達こそなにやってるんですか!」 オ「何やってるって…あたしらある組織をぶっ潰す為に動いてるんだけど急にスクヨが不意打ちしてくるからそのままケンカになってたのよ」 フィ「け、けけケンカ?」 pic.twitter.com/qtcpUkgZdF

2016-08-14 23:00:15
拡大
たゆさい @tayusai

ケンカで狩場が燃やされたとなってはたまったものではない。 フィ「ちょっと周りを見てください!今の貴方達の戦いでどれだけ動物が死んだと思ってるんですか!どれだけ木が燃えたと思ってるんですか!」 pic.twitter.com/IYQ4RPxwHm

2016-08-14 23:02:52
拡大
たゆさい @tayusai

オ「あ…ひょっとして、貴方ここの狩人さんですか?」 オタマようやくフィアの言いたいことが飲み込めたらしく一気に表情が暗くなる。確かにオタマの魔法のせいで木が燃え動物が死んだ。これは紛れも無くオタマの罪だ pic.twitter.com/IhAYYCIx0G

2016-08-14 23:08:04
拡大
たゆさい @tayusai

しかしその一方で ス「はっ?それが何よ。ここがいくら燃えようが生物が死のうが知った事じゃないわ。それよりオタマを殺しそびれた事の方がよっぽど重大事よ」 スクヨは反省の色無しだ pic.twitter.com/41ZuayOeyy

2016-08-14 23:11:05
拡大
たゆさい @tayusai

そこへオタマのファイアボールがスクヨに飛ぶ。 ス「バギャッ!」 オ「お前はちょっと黙ってろよ」 フィ「だ、だからそれをやめてくださいって!」 この二人想像以上に危険人物だとフィアは感じた pic.twitter.com/vHrcYMf35Y

2016-08-14 23:13:15
拡大