編集部イチオシ

地域×ファン×ポケモンGOのヒント~聖地巡礼プロデューサー、柿崎さんのツイートから~

ファンがファンをもてなし、呼ぶような工夫で地域に人を迎えることができるなら、ポケモンGOのファンこそが同じファンを呼べる仕掛けを考えるのがいいのでは、となりそうです。
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柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

地域には「アニメツーリズム実行委員会」といったものが創設されることが増えてきました。自治体、商工会が権利元の企業、地元の商店・企業と協力し、アニメファンを迎えようというものです。

2016-08-12 05:53:53
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

僕はどうしてもこれに違和感がありました。自治体、商工会、地元の商店・企業が集まって、ファンをどうやって迎えるのでしょうか。そもそもファンは迎えられたいのか。

2016-08-12 05:55:35
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

そうやって考えている内に、これは逆にすればすっきりすることに気づきました。ファンがファンを迎え、地域を迎えるのです。

2016-08-12 05:56:55
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

アニメ作品の知識、コンテンツビジネスへの知識は誰が持っているのか。権利元とファンです。アニメやマンガの世界では、「ファン」とひと言でいっていますが、その内実はさまざま。

2016-08-12 05:58:37
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

同人誌やコスプレを作るファンもいれば、商売をしているファンもいる。じつはここがアニメやマンガ、ゲームのファンの強いところ。ファンというと受け身な感じがしますが、違います。能動的で実行力を持っている。

2016-08-12 06:00:55
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

僕はクリエイターとファンは近しい存在だと思っています。クリエイターとはファンの中から生まれるものだし、誰かのファンではないクリエイターは存在しない。

2016-08-12 06:02:08
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

地域は、そうしたファンに活動の場を提供するのが一番の近道だと思うんです。 今までアニメに興味がなくアニメビジネスに触れたことがない人間に、ファンの心に刺さるものを用意できるのか、といったら無理があります。餅は餅屋、蛇の道は蛇。

2016-08-12 06:05:09

『Pokémon GO』がもたらした生活行動の変化とは | 調査レポート ライブラリ
http://www.intage.co.jp/library/20160815/?_utm_source=1-2-2
「鶴舞公園の周辺1km四方における滞在者数を、配信開始前の土曜日(7月9日・16日)と、配信開始翌日の土曜日(7月23日)とで比較した。昼過ぎから夜間にかけて客数が増加し、18時台には平常時を2,500人ほど上回る滞在人口が観測された。」

柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

ところで、思うことがあります。地域にレアポケモンを出してもらい、集客しよう、とか。新しいポケモンを作ろうとか。それもいいんだけど、なんでいきなり面倒なことを考えるんだろう、と。

2016-08-16 11:09:58
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

ポケモンの出現位置を変えることはナイアンティックとの調整が必要そうだし、新しいポケモンは株式会社ポケモン、株式会社ゲームフリークとの調整が必要です。いきなりそんなところに行くのか、大変ですね、という感じです。

2016-08-16 11:11:39

天変地異!? 上野公園・不忍池に“ポケモン特需” 屋台のおじさん「毎日が日曜日みたい」 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1608/15/news068.html
ポケモンの出現する傾向が変わり、世田谷公園にミニリュウがあまり現れなくなると、同園を訪れるユーザーも少なくなったようだ。

柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

「地元にアイテムが出るポケストップがない」「ジムもない」「ポケモンが出ない」 そういったことと、ポケモンGOで集客することは別だと思うんですよ。

2016-08-16 11:13:14
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

都会で頑張っているポケモントレーナーを地域に来てもらうためには、という発想を持ってみてはいかがでしょうか。 「ピカチュウ20匹、揃えている人」「ブーバーのCPをある一定の数値を超えている人」「実績メダルのジョギング1000km達成した人」という感じです。

2016-08-16 11:17:13
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

必ずしもその地域にポケストップ、ジム、レアポケモンがいなくていいのです。ポケモントレーナーたちがその実績に応じて、ゲームの外でサービスを受ける展開すれば、それは立派なポケモンGOビジネスとなります。

2016-08-16 11:19:23
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

まずポケモンGOのシステムを理解し、その上で手持ちのカードを見なおして、簡単そうなところからはじめることをオススメします。

2016-08-16 11:25:09

ポケモンGOはローカル線の旅を活性化する | ローカル線・公共交通 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
http://toyokeizai.net/articles/-/131636
「一方、海外の交通事業者では、ポケモンGOを積極的に乗客誘致に結びつけようという動きが各国で見られる。たとえば米ロサンゼルスで鉄道やバスを運行するロサンゼルス郡都市交通局(Metro)は、駅や車内に現れたポケモンやポケストップを紹介する専用のツイッターアカウントを開設。線路上などにポケモンが現れたツイートに対しては注意を促すメッセージを発信している。

また、ドイツメディアによると、同国デュッセルドルフの路面電車では、車内でポケモンのタマゴがふ化するようゆっくりしたスピードで走る、ポケモンGOプレーヤー向けの特別電車が運転されたという。英国のバス会社でもゲームのファン向けに、車内でWi-Fi接続や充電可能なUSBソケットを備えたバスが走る路線や、バスでのポケモン探しに使える一日乗車券などのPRを行っている。

このほか、ポケモンゲットを目的としたバスツアーの企画はさまざまな国の都市で見られ、ポケモンGOを誘客に活用する取り組みは各国で行われているようだ。」

柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

とはいえ、ポケモンGOのシステムを理解するのが難しいのかもしれませんけどね。ポケモンGOを理解することは、つまりIngressを理解し、グーグルマップを理解し、グーグルそのものの検索サービスを理解し、ケータイ、スマホの流れを理解し、その上で・・・

2016-08-16 11:26:17
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

その上で、ポケモン20年の歴史を理解し、ゲームボーイを理解し、当時のゲーム業界の状況を理解し。さらに、ポケモンのメディアミックス展開、世界展開を理解し。

2016-08-16 11:27:28
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

そこまでわかっていれば、どんな地域でも妙手を打つことができると思うんですよねー。

2016-08-16 11:28:02

--------8月19日追加--------

柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

トゥギャッターにまとめてもらって恐縮です。そして「ポケモンGOのファンこそが同じファンを呼べる仕掛けを考えるのがいいのでは」これはその通りだと思います。 togetter.com/li/1013544

2016-08-19 06:52:01
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

ゲームとは難しいもので、ある程度の経験、腕前を積まないとその魅力に気付きません。とくに格闘ゲームやパズルゲームなど物語性が薄いゲームは、プレイヤーは反復練習の果てに面白さを獲得します。Ingress、ポケモンGOもそうです。

2016-08-19 06:55:08
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

ポケモンGOの面白さに気付くレベルは20くらいが目安だと思います。それまでのモチベーションの維持はポケモンそのものへのノスタルジーやユーザー同士のコミュニケーションが果たします。レベル20くらいになるとアイテムは揃うし、ジムのバトルは現実的になるし、操作方法も熟知してくる。

2016-08-19 06:58:27
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

ポケモンGOのレベル20となったプレイヤーは、ゲームそのものへの理解が深まっているはず。もしポケモンGOで地域活性化を狙うなら、そうしたベテランプレイヤーを引き込まないとお話にならないでしょう。

2016-08-19 07:00:26
柿崎俊道@聖地会議 @Syundow

ポケモンGOはスポーツと同じです。一流アスリートのいる学校、クラブには、一流を目指す全国の猛者が集まります。一流のポケモンGOプレイヤーがいる商店街には、全国の一流ポケモンGOプレイヤーが集まります。

2016-08-19 07:02:46