親友が敵になるまでの一連のまとめ

女性差別は許さない @jyoseihataihen

親友が敵になった話。

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私のスペック ・男　26歳　独身 ・IT土方（鬱を患い休職中） ・借金アリ（奨学金）、家・車ナシ

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親友のスペック ・男　26歳　既婚 ・福祉施設勤務（創始者の息子で、すでに取締役） ・実家が金持ち、本人の収入も十分、家・車アリ

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私と親友が出会ったのは中学生の時。 たまたま共通の友人きっかけで知り合った私たちは、趣味等の話で息が合い、当時からぼんぼんの親友ではあったが、お金に関したつながりではなく、学校帰りにずっと雑談するなどの日々を送っていた。

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そこから親交は続き、友人が結婚を親に報告するときも、いの一番に相談される。 結婚式のスピーチでも、私が友人代表として発表するなど、一番仲が良かったのは自分だったと、今となっては信じたい。

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転機になったのは、お互いに社会人になってから。 直接会う機会は減っていたが、定期的にツイッターやLINEなどでやりとりはしていた。 しかし、次第に、親友の私に接する態度が変わり始める。

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元々、親友はお金持ちで豪胆な性格だからか、妙なカリスマ性があり、人が集まる人間ではあった。 私と直接会う機会と反比例し、趣味のつながりで出来た相手と遊ぶ機会が目に見えて増えていた。 （親友の奥様ともこの趣味がきっかけで出会う）

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私が「この日に遊ばないか」と尋ねても、スルーされるか都合が合わないか。 ツイッターで返信しても無視（趣味のつながりからのリプライには返す） LINEで話しかけても既読スルー。 ということも珍しくはなかった。

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元々、親友はそういうのに無頓着で、若き取締役故に忙しいことは知っていたので、そういうことをされても「忙しいのだろう」と思っていた。 しかし、毎週末は趣味に興じ、毎月オフ会や飲み会に興じる親友の様子を見て、内心モヤモヤしたものは抱えていた。

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親友の対応で一番酷かったのは、映画を見に行くついでに久しぶりに遊ぶ予定をしていたのだが、当日何も言わずにドタキャンをしたこと。 何回も連絡をしたが、結局当日に連絡はつかず、後日、謝罪の言葉も無かった。

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後で、当時親友が付き合っていた彼女（今の奥様）から話を聞くと、予定前日は家で趣味のつながりで鍋パーティをしており、朝方まで遊んでいたため、行くのがダルかった、というオチだった。 彼女に促され、ようやく謝罪する親友。 元々の性格を知っており、前科はあったが、流石に心に来た。

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結局、社会人になってから今に至るまで、親友と直接会えたのは、 ・親友が籍を入れた後に、奥様を紹介してもらった時 ・式の当日 の２回だけだった。 結婚式のスピーチも、おそらく自分がするのだろうとは思っていたが、親友から頼まれたのは式の三日前だった。

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場面は変わり、私自身の話をする。 私の境遇を簡単に説明すると、父親が借金抱えて蒸発し、私自身も数百万単位の借金（奨学金）を抱え、ブラック企業に入社してしまう、人間であった。

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そうなった原因は、自分の努力不足もあるし、単純に運が悪かったのもあるが、端的に言って恵まれない側で、ネガティブ思考の人間だった。 そんな自分と真逆の親友は、なぜここまで付き合いがあったのだろう、と今思えば実に不思議である。

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そういった不平不満をツイッターで呟いたり、自分自身を卑下して自己完結し、自分の傷を舐めたり、と、まあ典型的な負け組側の人間だった。 自己完結する悪癖は、親友含む色々な人への返信でも、出る時があった。

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今思えば、直接会わずにそういう負の側面だけをSNS上で見せていたから、親友もフラストレーションが貯まっていたのかもしれない。

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そして数カ月前、私は、残業過多による鬱病と診断され、現在まで休職している。

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決定打となったのはおよそ１ヶ月前。 病院の先生に「誰かに気持ちを話すだけでも症状は良くなる」と言われ、親友に連絡をした。 親友は快く応じてくれ、後日、Skypeで相談をすることとなった。 しかし、当日、親友はSkypeに出ることはなかった。

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聞けば、「奥様が趣味に没頭しすぎて時間を過ぎても帰れなかった、俺も被害者だ」という開き直りだった。 「箇条書きで良いから投げてくれれば対応する」とのことだったので、今後どう振る舞うかを相談した所、「次の職探しだろ」と返された。 鬱になって、１周間も経ってない時の話である。

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そういう話は自分でも分かっている、もっと気持ちの部分で話がしたい、と伝えると「そもそもそういうのは俺に向いていない、他を当たれ。無職コンプレックスを抱えてるだけだ」と言われ、話は終了した。

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その後も、別の内容でツイッターでやりとりをするも、無視と返信が半々。 直接会いたい、という誘いにも既読スルー。 様々なフラストレーションがたまっていたこともあり、親友に悪態をついた。 それから、親友との関係が崩壊するのは早かった。

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私「なんかもう親友の言ってることがわからなくなってきた、俺のせいかね」 親友「自分を卑下して自己完結するな、話しかけてきたなら相手主体で話せ」 私「お前、自分から話しかけないじゃん。その言い分は卑怯やろ」 親友「こっちから話す理由が無い、悪点みたいに言われても困る」

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私「そもそもお前、連絡はおろか約束も平気で無視するじゃないか」 親友「リプ来たから返してるのに無視するとか意味分かんないｗ」 私「散々、前科あるのに意味分かんない、は無いわ」 親友「こっちの事情無視かよ、俺はお前の彼女かなにかか？」 私「忙しくて遅れても返事か謝罪はすべきだろ」

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親友「俺は話し相手も遊び相手も選んじゃいけないのか？あ？愚痴ばっかのネガティブ人間の話し相手のテディベアになれってか」 私「…式のスピーチまでしたのに、俺が鬱で苦しんでる時は、話す時間も作る価値がない、って言ってるのか」 親友「今のお前にはそれほどの価値もない。ただのメンヘラ」

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その後、こちらの不平不満から始まったことなので、謝罪をしたが 「俺にとっては終わった話題」 「申し訳ないがもう付き合いきれん」 「謝ってどうこうなる問題ではない」 と取り付く島もなく、親友だと思ってたのは俺だけだった、というオチになりました。