.@HASSANKONAKATA イランのどこがどうエジプト・チュニジアと違うか
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私はイランは余り詳しくありませんが野口氏の分析にほぼ全面的に同意します。以下の連続ツイートで抜粋を無断転載します。→ @abu_mustafa: 中東の窓 : 中東情勢(イランの抗議デモ 年寄りの被害妄想的心配) http://ow.ly/1s2Omh
2011-02-15 16:12:20イランの場合、チュニジアやエジプトのように、(実行性は別として)独裁政権の暴走にブレーキをかけようとする米国のような、一定の影響力のある国際的勢力はありません。その点米国も、ロシアも中国も全く影響力はないでしょう。
2011-02-15 16:12:56他方、イランの政権は(少なくとも主観的には)イスラムと言う原理に基づく正当性を有する国との誇りがあり、必要があれば反体制派を反イスラムとして厳しく弾圧することに躊躇しない体質を有していると思います。
2011-02-15 16:13:24そして、これがイランの場合最大の問題ですが、そのような弾圧を実行する暴力装置をいくつも有していることです。一つは勿論革命防衛隊という軍事組織で、最近は正規軍よりも優秀な装備を有し、おまけに陸上のみならずロケット部隊や海軍まで有しています。
2011-02-15 16:14:02もう一つが泣く子も黙る民兵組織のバシージですが、体制のための弾圧組織としては先ずバシージが来て、それでも駄目な時には革命防衛隊が出てくると言う2段構えになっているようです。
2011-02-15 16:14:23そしてこれらの組織は、民主化運動の主力の青年がテヘランの大学等の中流階級のデであることとは異なり、貧しい階級の出身で、イラン革命は経験して居なくとも、イラン・イラク戦争に従事したり、その経験を聞かされて育ってきた、いわば革命を信じる者たちの集団で、
2011-02-15 16:14:59仮に民主化運動を弾圧するように命じられた場合、イスラムの敵をやっつけるとして躊躇せずに弾圧することになるのではないでしょうか。(引用転載終)
2011-02-15 16:15:31イランについては松永泰行先生の諸論文、http://www.alpha-net.ne.jp/users2/ymalphan/2010-11_002.pdf などが参考になります。 → @osayandfullmoon: なるほど。勉強不足です。ご教示ありがとうございます
2011-02-16 08:07:48