世界最高峰のクラブ「Berghain（ベルクハイン）」潜入レポート

げどすら @gedoslime

以上。では世界最高峰のテクノクラブ、そして世界一ドレスコードが厳しいと言われる聖地ベルクハインに凸します！

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やったー！ベルクハイン入れたっ！！

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1)ベルグハインについて詳細をいくつか書きます。あんまり情報がなかったので参考になれば。興味ない方はスルーよろしく。移動中でリアル「世界の車窓から」にも飽きたので。

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2)場所はメトロのオストバンホフ駅から徒歩6分ほど。駅に着けば黒い服を着たそれっぽい人がいるので道がわかんなくても彼らに付いて行けばたぶん大丈夫。

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3)少し歩くと廃墟の病院みたいな不気味な建物。入り口付近は人もタクシーも多い。近くに屋台もあるのでまずはここで軽く一杯やっても可。軽食もあったはず。レッドブルが4€もしたので高いけど。 どの時間帯でも店の前では行列ができてるらしいので素直に並びます。トイレは先に済ませておこう。

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4)入り口にバウンサーが3人。軍人みたいなスキンヘッドの強面、2mくらいあるフランケンみたいなおじさん、そしてブリンブリンに凶悪化した宮﨑駿みたいな只者じゃない雰囲気の爺さんがいて入場者を一人ずつチェック。ここで店にふさわしくない、要はダサい人は追い返されます。

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5)見た感じ3、4割の人は追い返されてた。明らかに観光客っぽい人、団体、リア充、キョロ充、服がダサい人、やたら派手でカラフルな人はほぼNGな感じ。でも稀にそういう人でも入れたり、あいつオシャレだなーと思う人でもNGだったり、基準がよくわからない。実はほとんど運じゃないかと思う。

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6)ひとつ確実に言えるのは、服装は全身黒が無難じゃないかと。あとはテクノを愛する気持ちというか、どうしても「入りたい！」という気迫が大切だと思うのです。だいぶ精神論ですが。

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7)しかし背低くて顔も平たい族の我々にはハードルが高いと思われます。私は幸い日本人離れした濃い顔と180近い身長(でもチビ扱い)だったのでOKでしたが、普通のアジアンな人は残酷ですが厳しいかと。実際、中でそういう人はあまり見なかったので。女子なら肌出してガッツリ濃いメイクでGO。

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8)参考までに私の服装は、黒のTシャツ、黒のロング丈のパーカー（大きめのフード被る）、黒のスキニー（少しロールアップ）、黒のスニーカーという、ごくシンプルな感じでした。全部安物です。

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9)さすがに緊張。ファッキン日本企業の圧迫面接以上。ここで返されたらもはやテクノの神から愛されていないのも同然。アイ・ラブ・テクノ、バット、テクノ・ダズント・ラブ・ミーなのか？審判の時が迫る。この日は宿も抑えてなかったので、もしダメなら他のクラブ（情報なし）で朝まで凌ぐしかない。

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10)やがて40分くらいで私の番が回ってくる。駅から一緒に来た白人のガチムチの2人は残念ながら返されてた。じゃあな。またどこかで。

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11)まずは「何名だ？」と聞かれます。ドイツ語もしくは英語で「How many～？」。友達同士で行った時にバラバラにならないための配慮かな。つまりダサい友達が一人でもいると全員NGになるかも。

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12)人数を言う時は「ワン、ツー、スリー」よりドイツ語で「アイン、ツヴァイ、ドライ」の方がモアベターかも。私は指を1本立てて、「アイン」とだけ言いました。

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13)スキンヘッドのバウンサーが全身をくまなく舐め回し、ガンつけてきます。こちらも負けじと映画ビーバップハイスクールの清水宏次朗ばりに眉間に皺を寄せて下からバウンサーを睨みつけます。「てめえコラこちとらワザワザ日本からだぞ。入れろや入れろや入れろや…」と心の中でつぶやきながら。

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14)OKだと顎でクイッと「入れ」と言われます。おめでとうございます。まずは第一関門突破です。

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15)次は所持品と全身をくまなくチェック。私は190くらいの短髪の女性にガッツリ密着して触られた。財布の中身も全部出されます。アレが持ち込みOKかどうかは不明。館内は撮影禁止なので、カメラは没収、スマホのカメラにはシールが貼られます。ご丁寧に両面とも。あとID/パスポートは不要。

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16)あとはお金を払うだけ。私の時は入場料は12€（約1400円）だった。安いなー。カードOKかどうかは未確認。そして手首にでっかいスタンプを押されて「Enjoy！」と言われると貴方はもう自由です。

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17)私は入場できた喜びに「やったー！」とマシ・オカばりに叫ぶと、すぐにソファーに倒れこんだ。早くも上半身裸になっていたゲイ2人から笑われる。ドイツ語で何か言われたが、わからないので親指だけ立てる。

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18)楽しみ方は自由。巨漢達と山王戦ばりの熾烈なポジション争いをしながら最高の音響で踊りまくるなり、ゲルマン青年のコックをサックするなり、各国から集まったクレイジーな美女とトイレでファックするなり。安いピンサロみたいなヤリ部屋っぽい場所もいくつかあるのでいろいろと使えるかと。

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19)クロークは1.5€。ここでオリジナルTシャツやアナログ盤、写真集(?)も売ってます。バーカンは激混みですがお酒もかなりお値打ちです。ビールが3.8€から。凝ったカクテル頼むと遅いし、爆音でまず英語が通じないのでシンプルにビアプリーズ一択です。浴びるほど飲みましょう。

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20)三階のフロアの窓からはメルセデス・ベンツ社の巨大な本社だかホールだかが見え、あのマークが夜空にクルクルと回っているのが見えます。 一度スタンプを押されたら、金・土・日と出入り自由なので、一旦ホテルに帰ってシャワって寝てから来ても可。それでは健闘を祈る。 以上です。

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21)補足ですが、内部はかなりデロデロに退廃的な雰囲気だけど、思ったより妙に平和な世界な感じがした。チェックが相当厳しいからか、アレな臭いもあんまりしないし、見た目からしてヤバそうなジャンキーや酔っぱらいはハネられてるからかもしれません。

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ベルクハイン入りたい！でも背が低い、体も痩せてる、顔も幼い、タトゥーも全然入ってない、と夜遊びする上でマイナスな外見要素が揃いまくった日本人。身長はもう伸びませんから、やるとしたら体鍛えるしかありません。例えば山本KIDみたいに。彼は163cmですがああいう感じならイケるでしょう