竹熊健太郎氏「手塚神話」

手塚ゾーンの話じゃなくて手塚治虫先生の話
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竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

スランプの時、「今はたまたま調子がよくないが、そのうち回復する」と考えて、さしたる対策をとらずに仕事を続けた結果、ドツボに嵌まってにっちもさっちも行かなくなる事がある。どうやら人間の心理で「自分が1番調子のいい時」をデフォルトの状態として考えてしまうかららしい。

2011-02-16 16:43:22
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

「あの時はうまく出来たのに、何故?」と思うのだがどうにもならない。手塚治虫先生がまさにそういう人で、若い頃の仕事ぶりは、ある作品のネームをやりつつ同時に2誌の雑誌原稿を1ページづつ仕上げていったなど、俄かに信じられない逸話のてんこ盛りである。

2011-02-16 16:49:53
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

手塚神話続き。そういう経験が若いコロコロにあるので、手塚先生は晩年になっても複数の仕事を同時に進める癖を改めなかった。「やればできる」と思っているからだ。しかしどうにもならないで落とす事もしばしばあった。

2011-02-16 16:53:42
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

石坂啓さんが手塚プロでアシスタントをしていた頃、先生の原稿が極端に遅れ、いよいよその日の正午までに印刷所に入れないとアウトという、絶体絶命のピンチを迎えた。朝になっても先生の部屋から一枚も原稿が来ず、もう駄目だとおもわれたがアシも編集もじっと待機していた。ところが突然、

2011-02-16 17:06:40
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

手塚神話続き。ところが朝の9時を回ったあたりで原稿がアシスタント部屋に降りて来た。人物にはペンも入っていて、背景の指示もある原稿だった。いそいでアシ達で仕上げを始めたが、もうお昼前で絶対に間に合わない。しかし正午の時点で11枚の原稿が来たという。信じられないスピードだった。

2011-02-16 17:12:19
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

手塚神話続き。しかし、正午になって手塚先生自身がアシスタント部屋に降りて来て、待機していた編集者に「 やはり出来ませんでした」と頭をさげたという。

2011-02-16 17:16:37
高取英 月蝕歌劇団 @takatoriei

「あしたのジョー」の少年院が「巨人の星」の高校野球か。そこで知り合った西が結婚するように、左門が結婚する。西は伴ともいえる。

2011-02-16 17:45:42
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

@takatoriei 梶原一騎の法則その2「デブは必ず最後に幸せになる」ですね。因みに法則その1は「主人公は最後に必ず死ぬか不具者になる」です。

2011-02-16 17:56:35