映画『ケンとカズ』をチルが語る

チル @eigazombiechill

ケンとカズ (@ ユーロスペース - @euro_space in 渋谷区, 東京都) swarmapp.com/c/fkRT0iWhmv1

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ケンとカズ 見ました。 すげえ日本映画を見た！C葉県I川市を舞台にしたコンパクトかつ堂々たるヤクザ映画。なんとなくシャブを売っている二人のヤクザ、ケンとカズが運命とカルマに翻弄されていくノワールタッチ。監督いわく韓国映画の影響は大きいが、キムギドクはほぼ未見だって！マジか！

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ケンとカズ上映後、少路紘史監督 @shojihiroshi711 ケン役カトウシンスケさん @shinbotch カズ役の毎熊克哉さん @Kmaiguma が登場してトーク。質問を受け付けてくれたので主演のお二人が出演に至るまでの経緯を伺いました。

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その後ロビーで雑談＆サイン会。小路監督に「キムギドクの影響は受けてますか？」と訊ねたら「ギドクはほとんど見てないんですよ」「ポンジュノ、ナホンジンあたりに影響されてます」「あとはアメリカのインディーズ…『NARC』とか」おいおいそのタイトルが出てくるか！と大興奮してしまいました。

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小路監督に「オープニングが弱い。もう少しインパクト欲しい」だとか「アレがアレするところを描写していないのが惜しい」だの、偉そうな事を言ってしまいました。アカウント名も教えたしブログも書きますと宣言してしまったので下手な記事は書けないぞ、と思っております。

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映画について書くと…顔相撲映画として韓国映画に負けないインパクトだと思う。どこかで見たような顔、自分の周辺の色んな人物を連想する顔でありながら、それでいて２度と忘れられないような顔の役者がズラリ勢揃い。カズ役の毎熊さんは『あうとろーず』でシュウを演じた小草氏にそっくりだ！

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演出と編集、音楽、画作りのセンス…ディレクターとしての手腕を存分に発揮した作品でありながらストーリー展開も色んなスリリングさを湛えたハイクオリティさ。常にサスペンスフルではないのだけど、それがむしろ先を読ませない抑止力になっていて、各シーンの重みと切れ味を増している。

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リアルで人と向き合って映画の話をしたのが久しぶりだったから今になってすごく寂しくなってきました。ポン・ジュノに限定してもいいから小路監督と色んな話がしたい。またどこかでお会いできる日まで頑張ろう。

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小路監督はチルより7歳若い。20代であんな作りこんだ映像生み出せるって凄いよなあ。編集に２年かかってるって。センスもさることながら、観客をねじ伏せるために妥協はしない！という情念がビンビンに感じられる作品だった。

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Yahoo!映画に「日本番顔相撲」っていうタイトルの『ケンとカズ』レビューあるけど、チルが書いたのかと思うほど同意。「顔相撲」とは宇多丸さんが提唱する「映画は顔の説得力がすべて」という理論を端的に表した単語。主に韓国映画でそれを実感できるわけですが、ケンとカズも凄いんだ。

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ケンとカズのクライマックスで「これは見事な顔相撲だ！」って思った。見覚えがあるような顔だけど、煮詰まった場面では物凄い圧力を感じさせる。どの顔が勝つのか、負けた男がどんな顔を見せてくれるのか、ワクワク感が異常だった。 pic.twitter.com/z9iWoBhvRr

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ケンは同級生のMさん、カズは『あうとろーず』に出てくれたO君、藤堂は同僚のGさんに似てる。Gさんはチルの先輩で、いつも冗談言ってるけどいつ怒るか分からない怖さがある。こういう感覚はキャストありきのメジャー映画じゃ味わえないよなー。

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ケンとカズ [インディーズが示す邦画界の光明] ⇒ amba.to/2bTIvQ0 映画レビューをblogにアップしました。 @KenToKazu_movie @shojihiroshi711 小規模ながら全国で上映中！見逃してはいけない日本映画です。