奥山に生息するシカの捕獲・駆除に関する新しい技術についての考察

オオカミの再導入に関する議論をきっかけとして、従来の捕獲手法では捕獲困難な、奥山に生息するシカを捕獲・駆除する新しい手法について、主に狩猟者が考察したツイートをまとめました。
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反芻動物に特有の硝酸塩中毒(メトヘモグロビン血症)を利用したシカの駆除手法に関するニュースと、ニュースへの反応

hatebu_science @hatebu_science

静岡県農林技術研、硝酸塩入り餌でシカ駆除 農作物被害防ぐ  :日本経済新聞 dlvr.it/M5bkQk

2016-08-23 19:28:50
リンク www.nikkei.com 静岡県農林技術研、硝酸塩入り餌でシカ駆除 農作物被害防ぐ 静岡県農林技術研究所森林・林業研究センターは深刻な農作物被害などをもたらすニホンジカを駆除する新手法を開発した。硝酸塩入りの餌を食べさせる方法で、従来の猟銃やワナによる捕獲に比べ人や他の動物に与える
tomo_hiko🌞🤴💉💉 @tomo_hiko

これはちょっとダウトっていいたくなってしまう>> “硝酸塩は自然界に存在し、生態系への影響も少ない” 静岡県農林技術研、硝酸塩入り餌でシカ駆除 農作物被害防ぐ nikkei.com/article/DGXLZO…

2016-08-28 08:09:19
職人/げるびらりあ @gervillaria

硝酸塩による駆除かぁ。運用が大きな問題だなぁ。欲ばると簡単に地域個体群消せるんじゃないか、こんな手法だと。

2016-08-23 15:18:14
原 拓史 @haltaq

硝酸塩でシカ駆除、いいかもしんないけどそれクマとかへの餌付け。 残渣全量回収は山のリン循環に壊滅的影響を与える気もするがクマがからんでくるからそうするしかないジレンマ。硝酸塩で殺れるなら撃ちっぱなしも合法化しないとスジが通らん気がする(がやっぱり困ったな)。

2016-08-24 11:40:30
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

”酸素が欠乏しても、苦しむどころか、ほとんど知覚することはできません。 徐々に酸素が欠乏した場合は、次第に意識が低下し、やがて気を失います。 この間、全く苦しくありません” "シカを酸欠で駆除"を残酷と書く朝日新聞 blogos.com/outline/98889/

2016-08-24 15:13:59
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

硝酸塩中毒を利用したシカ駆除は、動物倫理的には問題なさそう。問題はどれくらい食べさせたら致死量になるのかという点と、クマへの餌付けとなる問題。クマに関しては、冬眠期の12~2月限定で硝酸塩給餌を行えば、かなり回避出来そう。ただし、カラスやキツネ等の生息数に影響が出るかもしれない。

2016-08-24 15:22:36
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

冬期間に利用できる餌資源の増加は、スカベンジャーの冬期死亡率にかなり影響を与えそう。それでも、シカの個体数をコントロールできずに起きる植生破壊に比べれば、まだマシのような気がする。これは私の思い込みで全く根拠は無いが… カモシカの中毒死については、生息域の違いで回避できそう。

2016-08-24 15:29:05
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

以上のようなことを検討した上で、私は「硝酸塩中毒を使用したシカの駆除」という手法を支持する。是非とも実用化に向けた研究開発を進めていただきたい。

2016-08-24 15:31:07
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

いま思いついたが、硝酸塩給餌による駆除の課題として、給餌に慣れさせるための馴致期間の問題がある。野生のシカが見知らぬ食べ物を餌として認識するのに、数ヶ月かかったという報告もある。餌の選択と給餌開始時期をうまく考えないと、中毒死の発生時期がクマの活動期にぶつかる危険は十分にある。

2016-08-24 16:04:40
原 拓史 @haltaq

硝酸塩でシカ殺す論文これかな?反芻胃じゃないと遊離NO2-できないのはよいとして、それで死んだシカの肉を直後に猛禽とかが食った場合の影響はどうだろ? jstage.jst.go.jp/article/mammal…

2016-08-24 20:58:17
原 拓史 @haltaq

硝酸塩過多の食物なんてあんまり野外になさそうなのに、相当嗜好性のよい餌に混ぜないと食わなくなる、ってところが逆にシカすごい。 (ヤギなんかは堆肥大量な硝酸塩過多キャベツなんか喰わせるとコロッと死ぬ事件が耳に入る)

2016-08-24 21:05:22
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

@haltaq 情報ありがとうございます。血中のNO2-はヘモグロビン中の二価鉄を酸化させるのに全て消費されるのか、使い切れずに残留するのか気になるところですね。おそらく血中の遊離NO2-濃度も調べていると思うのですが、その情報も見てみたいです。

2016-08-25 10:13:02
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

.@haltaq 久しぶりに化学の復習をしてみました。ヘモグロビンと反応しきれなかったNO2-がもしあったとしても、亜硝酸イオン(NO2-)自体は非常に不安定で、すぐに硝酸やアンモニアになってしまうため、二次被害の心配は無さそうです。www4.kcn.ne.jp/~usuitoge/yama…

2016-08-26 10:44:42
原 拓史 @haltaq

@r_kikyoya 硝酸過多が非反芻哺乳類に害あり(ヨーロッパの地下水基準→施肥制限の根拠)みたいなのもあるので、硝酸塩駆除やるならば事前に直接証拠(野生復帰できない猛禽個体で硝酸中毒死した鹿の各部位くわせて実験)とかやってからにして欲しいとは思います。

2016-08-26 12:19:37
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

.@haltaq 賛成です。実は真っ先に思いついたのは動物実験だったのですが、愛護団体に残酷だと批判されるのが嫌で書けませんでした。やはり、硝酸中毒で死んだシカの肉を食べたらどうなるか、直接の検証は必要だと思います。

2016-08-26 12:27:31

ヘリコプターからの狙撃によるシカの駆除に関する考察

桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

米ワシントン州でオオカミの駆除開始のニュースあり。手法はヘリコプターからの狙撃。この手法はニュージーランドで移入種であるシカ・ヤギの駆除にも使われていて、海外ではメジャーな手法なのだが、日本では法律で禁止されているため検討すらされていない。法改正を視野に入れた検討が必要だと思う。

2016-08-27 08:51:54
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

我が国での規制根拠は、禁止猟法について定めた「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則」第十条第三項第三号。私はこの条項がある限り、ヘリからの駆除は無理だと思考停止していたが、実はこの規則は、夜間銃猟解禁のために最近改正されている。規制を見直すことは可能なのだ。

2016-08-27 09:08:08
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

シカのような大型哺乳類の増加に対しては、新しい技術の開発を待たなくても、ヘリからの狙撃のように、海外では既に十分な実績を上げている手法が既にあることをもっと知ってほしい。狩猟者ばかりでなく、一般の方々の関心が高まれば、法規制の見直しに向けて、政治家や官庁等を動かせるかもしれない。

2016-08-27 09:20:14
KIKUCHI-y @kikuchy1966

@r_kikyoya 日本では法制のほかにも、ヘリコプターの運行費用という大きな壁がありますね。

2016-08-27 10:47:31
桔梗屋@Deer Culler @r_kikyoya

@kikuchy1966 おっしゃる通り、ヘリの運航費用がこの手法の最大の弱点かもしれません。しかしながら、予算があれば解決できる問題ならば、検討の余地はあるかと思います。実現に必要な予算については、国内での実施を妨げている法規制の妥当性とは区別して検討すべき重要な課題ですね。

2016-08-27 18:10:47
KIKUCHI-y @kikuchy1966

@r_kikyoya それだけの予算があったら違う手法が取れますよね。費用対効果を考えるとヘリは無い気がします。日本の山深さからいっても、狙撃できる距離で飛んでくれるパイロットがどれだけいるか?

2016-08-27 20:41:23
猟犬にっし @ryoukenhandler

@r_kikyoya @kikuchy1966 youtubeで海外の動画見てると、弾数の制限のない自動ライフルで鹿をバンバン撃って結構転ばしてますよね。ちなみに1時間ヘリを飛ばしてもらうとなると、いくらくらいの費用がかかるのでしょう?

2016-08-27 20:49:42
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