政治学の先生が学生に地図を描かせると・・・

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僕は東アジアの国際関係を教えるときは、授業で最初にパワーポイントの世界地図をひっくり返したり、いろいろなところから同心円を書いたりして見ることから始めている。ソウルや沖縄から同心円を描きながら議論を始めると、もう授業の半分は終わったとさえ思う。

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RT @junsaito0529: 僕は東アジアの国際関係を教えるときは、授業で最初にパワーポイントの世界地図をひっくり返したり、いろいろなところから同心円を書いたりして見ることから始めている。ソウルや沖縄から同心円を描きながら議論を始めると、もう授業の半分は終わったとさえ思う。

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そう言えば、昔は東アジア関係の話をする時は、まず参加者にフリーハンドで地図を書いて貰って、その後で本当の地図を配って比べさせる、というのをやってたなぁ。来年度から復活させるか。

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各々の頭の中の地図って、生まれ育った土地のバイアスが強く掛かってるんだよね。日本国内でも、西日本の大半の人は、九州と北海道、東北地方と中国地方を同じくらいの大きさに書くし。

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フィリピンからの先の地図になると、マルコポーロでももっとマシな地図を持っていただろう、と思うような地図を書く学生もいる。朝鮮半島を北陸の上あたりに描くやつも居れば、上海という名の島を描いた学生も居た。

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距離感がずれているのは当然で、ソウルから東京と北京への直線距離がほぼ同じであることは、まず認識されていない。もっと重要なのは、フリーハンドの地図では多くのものが省略される事。例えば、近畿地方の人間はほぼ間違いなく、紀伊半島を描くけど、房総半島はまず描かない。

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因みに大昔に韓国の学生にやって貰ったら、殆どの学生は沖縄は描かなかったけど、「独島」は描いた^^;。